ガラホでもアウトドアに便利な機能は充実!タフネスケータイ「TORQUE X01」の気になるソフトウェアをチェック

auから2月24日に発売された米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810G」をクリアするなど、非常に高い耐久性が特長の折りたたみ型Androidケータイ(フィーチャーフォン、いわゆる「ガラホ」)の「TORQUE X01(型番:KYF33)」(京セラ製)。

一昨年に発売された同じ京セラ製のタフネススマートフォン(スマホ)「TORQUE G02」の世界観を受け継ぎつつも頑強なボディーや登山にマリンスポーツといったアウトドア活動に役立つさまざまな機能を折りたたみケータイサイズへ落とし込んだ今季注目の製品のひとつです。

筆者も購入して前回、開封レポートをお届けしましたが、本記事では引き続いてTORQUE X01の基本機能やプリインストールアプリなどを紹介していこうと思います。

【カスタム可能な待受画面とメニュー画面】

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TORQUE X01の待受(ホーム)画面

どちらかといえばカラフルな配色だったTORQUE X01と同じ京セラ製のau向けガラホ「GRATINA 4G(型番:KYF31)」とは違い、かなり尖った印象の待受画面(ホーム画面)となってます。

しかしながら、世界観こそ違えど、GRATINA 4Gと同様に待受画面上にウィジェットやアプリのショートを配置・編集が可能で、後述のショートカットキーも組み合わせれば基本的な機能の呼び出しなどを待受画面から直接呼び出して実行することが可能です。

待受画面のスペースの大半を占めているのは「デジタル時計」のウィジェットですが、これを一旦、画面内から削除して「OUTDOOR PORTAL」のウィジェットを配置すればスマホ版TORQUEのように時計や気圧計・歩数計などを同時に表示することができます。なお、これらはサブディスプレイにも表示することができますが、これについては後述します。

メニュー画面は横3×縦4列のフィーチャーフォンのメニュー画面としては一般的な配列のものと、全項目が縦に並んだタイプのもののほか、縦一列に自由な機能やアプリを登録できる「カスタムメニュー」の3種類があります。このカスタムメニューは通常のメニュー画面を経由して入ることになるので、サブメニュー的な立ち位置となります。

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3つのメニュー画面(左側2つが通常のメニューで右端がカスタムメニュー)

ホーム画面に配置できるウィジェットやアプリショートカットにカスタマイズキーを組み合わせて頻繁に利用するアプリを配置・登録してしまえるので、正直なところカスタムメニューはあまり使うことはなさそうに感じました。

【基本機能やプリインアプリ】

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端末情報(写真=左)とストレージ情報(写真=右)

前回の開封レポートでも触れていますが、TORQUE X01はOSがAndroi 5.1.1(開発コード名:Lollipop)をベースになっており、内蔵ストレージは4GBとなります。そのうちのユーザー領域は3.7GBちょっととなっています。

ただし、あくまでベースであってAndroidとは公式にはうたっておらず、Google Playに非対応のため、特殊な方法を用いない限りはアプリの入手先は「auスマートパス」のサイトのみで、Android標準のGoogle Playストアは利用できません。とはいえ、ガラホのように画面タッチ操作ができないような機種に対応したアプリはGoogle Playストアにもかなり少ないため、困ることはないかと思います。

プリインアプリはLISMOおよいMusic Store、au WALLET Market、ウイルスバスター for au、うたパス、Wowma!、au助手席ナビ、auナビウォーク、モバオク、モバイルSuica、楽天Edyアプリ、どこから電話 for auとau公式とおサイフケータイなどの端末の内蔵機能を利用するためのものが中心となっています。

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プリインアプリの一覧


【アウトドア活動の力強いサポート「OUTDOOR PORTAL」】

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「OUTDOOR PORTAL」のメニュー画面

TORQUE X01には気圧計やコンパスなどのアウトドア活動をサポートする機能群「OUTDOOR PORTAL」をスマホ版のTORQUE G02から引き続き搭載しています。

OUTDOOR PORTALから利用できる機能としては天気情報および温度計、コンパス、気圧・高度計、天気予想、潮汐情報、魚の活性度情報、歩数計機能などを搭載し、専用メニューから各種センサーや情報画面に入ることができます。

その他にもOUDOOR PORTALの「読み上げ通知」機能では、毎時0分と30分に設定した項目を読み上げる「定刻通知」や圏内・圏外への出入りの際や特定の高度へ達した際への読み上げ通知も可能で、アウトドア活動のアシスタント的な活用も可能で、両手のふさがった状態でも情報の確認ができます。

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左から気圧・高度計、コンパス、潮汐情報


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左から温度計、気圧・天気予想、魚の活性度情報


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左から歩数計、気象情報

これらの情報はOUTDOOR PORTALの画面からの確認だけでなく、ウィジェットを配置すれば待受画面にも、また表示設定を変更すればサブディスプレイにも表示ができるようにできます。ただし、TORQUE G02と違い、TORQUE X01では耐海水機能を有していないのでマリンスポーツの場への持ち込みには注意が必要です。

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折りたたみ時にマナー/シャッターキーを押すとサブディスプレイにこれらの情報が表示可能


【その他の機能など】

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「カスタマイズキー」は地味ながら非常に便利な機能

その他の機能としては、テザリング機能(「テザリングオプション」契約が必要)などのほか、定番機能の赤外線通信やワンセグ(テレビ)機能もサポートしており、折りたたみケータイとしての定番機能もしっかりと押さえています。

また、GRATINA 4Gにも搭載されていた「カスタマイズキー」(テンキー下部のF1~F3までの3つのキー)に各種アプリや機能のショートカットが設定可能。

LINEやおサイフケータイ関連アプリといった頻繁に利用する機会の多いアプリを登録するとさらに便利になります。

駆け足ぎみとなりましたが、内蔵機能やプリインストールアプリの解説はここまでとなります。折りたたみケータイとしての必要な機能を一通り揃えつつもOUTDOOR PORTALなどのアウトドア活動支援機能を揃えたこだわりの強いケータイとなっています。

Androidとして見ても高機能では決してなく、対応しているアプリも少ないですが、価格に見合う堅牢性とハードウェア面における工夫のの詰まった一台かと思います。

印象としては「ケータイ」の部分の基本を押さえつつ、「TORQUE」特有の機能やツールを上手く載せてきているように感じました。次回は専用オプションのアイテムについて紹介します。



記事執筆:河童丸


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