シャープのフラグシップスマートフォンの名称をAQUOS Rに統一! |
シャープは18日、都内にて「スマートフォンAQUOS 新製品発表会」を開催し、新しいフラグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R」を発表した。
AQUOS Rは、発表会では明らかにはされなかったが、NTTドコモやau、SoftBankの大手3キャリアから発売される見込みだが、シャープがキャリアの発表会前に製品を発表するのは珍しい。
これはグローバル展開を行っている「Xperia」や「Galaxy」のように製品をショーで発表し、キャリアが販売するという流れに近い。いや、シャープはこの流れを作りたいようだ。
というのも、今回のモデルからこれまでキャリアごとにバラバラだった名称をAQUOS Rに統一し、スマホのAQUOSブランドをわかりやすくすることが狙いだ。AQUOS Rを購入後、アクセサリーはキャリアに関係なくAQUOS Rの売り場へ行けば良い。ユーザーのメリットも大きくなる。
今回は、このAQUOS Rとはどんなスマホなのか、じっくりと写真と動画で紹介していく。
AQUOS Rのディスプレイは約5.3インチWQHD(1440×2560ドット)で、通常の倍の120Hz駆動となる「ハイスピードIGZO」を搭載している。これまでよりも解像度が高くなっただけではなく、DCI(Digital Cinema Initiatives)で90%の高色域に対応する。
さらに、HDR10基準のHDR(High Dynamic Range)に対応する。映像世界のHDRは、これまでよりも高輝度での白飛びや低輝度時の黒つぶれを防ぐというもの。これによってより明るい色や深い黒の表現を可能としている。
背面にあるリアカメラは広角22mm光学式手ブレ補正付きの約2260万画素イメージセンサーを搭載。フロントカメラは約1630万画素のイメージセンサーで高画質なセルフィー撮影を特徴としている。
また高速ストレージ規格「UFS(Universal Flash Storage)」と最新ハイエンドチップセット「Qualcomm Snapdragon 835(MSM8998)」の効果は、ギャラリー画面のスクロールに対するサムネイルの表示追従で感じることができた。こちらは、動画で試しているので、確認してみて欲しい。
さらに安定した高い性能をキープするための機能として「サーモマネージメントシステム」を新たに搭載したという。これにより、過去機種よりも温度が約4℃も低くなっているとのことで、温度上昇に伴う性能の抑制対策を行う。
【SHARP AQUOS Rを動画で紹介】
動画リンク:https://youtu.be/jgfTgMbJkfA
展示されたカラーはホワイト(Zirconia White)とブラック(Mercury Black)の2色。デザインは、オーソドックスなもので、前面のディスプレイの下中央部には指紋センサーを搭載している。
背面・前面ともにエッジ部分がラウンドした2.5Dガラスを採用し、背面もカメラとLEDのみのシンプルなものだ。
右側面(写真=上)には電源キー、ボリュームキー、左側面(写真=下)には、SIMカードスロットがある。
上面(写真=上)には3.5mmイヤホンマイク端子、下面(写真=下)にはスピーカー、USB Type-C端子がある。充電はQuick Charge 3.0に対応する。
HDR機能のデモでは、映像の比較が行われていた。右側の映像は明るくて綺麗に見えるが、明るい部分から暗い部分までの再現域が狭い。一方でHDRの映像は高輝度から低輝度部分まで幅広く再現している。色に関しても鮮やかで綺麗と思える。
カメラ機能は、5点の高速オートフォーカス(AF)とタッチフォーカスに対応する。レンズの特長として接写撮影を得意としており、写真のように小さな被写体も接写でクローズアップすることが可能だ。
撮影した写真の傾きを自動で判断し、水平に見えるようトリミングする機能を搭載。トリミングの仕方は、撮影したシーンに合わせて変化する。
動画は4K(3840×2160ドット)の撮影に対応する。光学手ブレ補正のほかに強力な電子手ブレ補正を搭載しており、歩きながらの撮影でもブレを抑えた安定した映像を得ることができる。
AQUOS Rのその他のスペックは、OSがAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)、4GB内蔵メモリー、64GB内部ストレージ、3160mAhバッテリー、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN/Wi-Fi(MIMO対応)、ワンセグ・フルセグ、FeliCa・NFC、Bluetooth 5.0、防水(IPX5・IPX8)、防塵(IP6X)など。
その他の詳細な製品情報はすでに公開している「シャープ、新フラッグシップスマホ「AQUOS R」を発表!2017年夏モデルよりシリーズ名を統一して投入へ――5.3インチWQHDハイスピードIGZO液晶やSnapdragon 835などを搭載 - S-MAX」も参照して欲しい。発売時期や価格などの詳細はキャリアの発表会待ちだが、このスペックをいくらで発売するかが気になるところだ。
記事執筆:mi2_303
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