マイクロソフトがWindows 10の次期大型バージョン「Fall Creators Update」を10月17日をリリース!

Microsoftは1日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2017年9月1日(金)から9月6日(水)まで開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2017」における基調講演にてパソコン(PC)など向けOS「Windows 10」の次期大型アップデート「Fall Creators Update」を2017年10月17日(火)に提供開始すると発表しています。

Fall Creators UpdateはWindows 10の4回目の大型アップデートで、今年5月に開催された開発者向けイベント「Build 2017」にて発表され、今秋にリリースされることが案内されていました。なお、開発コード名は「Redstone 3(RS3)」で、すでに先行して試せるFast Ringにて少しずつFall Creators Updateの内容が提供されていますが、正式版の配信開始日が明らかになりました。

今春に提供開始された前回の大型アップデート「Creators Update」に続いてクリエイター向け機能が強化され、新たにStory Remixアプリが提供され、AIを用いて写真や動画の編集がより手軽に行えるようになるほか、クラウドベースでWindows 10だけでなく、iOSやAndroidともクリップボード(コピー&ペースト情報)が共有される「Cloud-powered Clipboard」などの新機能も導入されます。

また同社では同じく10月17日に「HoloLens」の技術を応用した「Microsoft MR(Mixed Reality)」対応の新しいヘッドマウントディスプレイ(HMD)がAcerやASUSTeK Computer、Dell、HP、Lenovoといったパートナーのメーカーから販売開始されるとお知らせしています。


Fall Creators Updateは、Creators Updateに続いてクリエイター向け機能が拡充され、より多くの人がより簡単にフォト・ビデオ編集などができるようになる予定です。新機能はStory RemixやCloud-powered Clipboard以外にも多く提供される予定で、例えば、クラウドストレージサービス「OneDrive」のファイルがオンデマンドで利用できるようにもなり、ストレージの少ないWindows 10搭載デバイスでも利用がしやすくなります。

一方、新たに発売されるMicrosoft MR対応HMDはより低価格となり、価格は299ドル(約33,000円)となるとのこと。コントローラー「Motion Control for Windows Mixed Reality」が用意され、セットだと399ドル(約44,000円)となり、AcerとDellが先行して発売するということです。

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新しいMicrosoft MR HMDを投入


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新しいMicrosoft MR HMDはFall Creator Updatesで使える


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Microsoft MR HMDでSteamのVRゲームが楽しめる


記事執筆:memn0ck


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