SIMフリースマホ「NuAns NEO [Reloaded]」のOSバージョンアップなどを含むソフトウェア更新がようやく!

トリニティは9日、今年6月に発売したおサイフケータイ(FeliCa)や防滴などに対応したSIMフリースマートフォン(スマホ)「NuAns NEO [Reloaded](型番:NA-CORE2-JP)」に対してAndroid 7.1.2(開発コード名:Nougat)やAndroidセキュリティパッチレベル「2017年10月5日」などにするソフトウェア更新を提供開始しています。

同社の公式ブロブでは11月1日時点で「そろそろ終息できるとの見方になっては来ています」としていましたが、どうやら問題となっていた不具合などは目処がたったようです。また公式にお知らせも公開されました。なお、案内されている変更点は以下の通り。

・Androidのバージョンを7.1.2にアップデートしました。
・Googleセキュリティパッチによる端末セキュリティの強化しました。重大なセキュリティホールである「BlueBorne」問題も解決済みとなります。
・意図しないタイミングで指紋センサーが反応しないよう、スリープ時に指紋センサーが反応しない設定を追加しました(設定>ユーザー補助>スリープ時は指紋認証センサーをオフ)。
・USB接続モードのデフォルトをMTPから充電モードに修正しました(MTPなどで接続する際には、USBモード設定を開いたままモードを選択して接続してください)。
・exFATでフォーマットされたmicroSDカードのボリューム名を編集すると、先頭の1文字しか表示されない問題の修正しました。
・一部のファイルマネージャーアプリで、exFat形式のmicroSDカードが表示されない問題を解決しました。
・ライブ壁紙をロック画面にも適用できるように修正しました。
・アドレス帳からVcard(.vcf)形式のExportが正しくできるように修正しました。
・緊急通報発信時も発信履歴が残るよう修正しました。
・その他、細かいバグを修正しました。


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NuAns NEO [Reloaded]はSIMフリーでは珍しいおサイフケータイ(FeliCa)に対応したスマホで、NTTドコモなどの大手携帯電話に納入したことがないメーカーとしては初のおサイフケータイ対応機種となります。

また発表当初よりOSバージョンアップを迅速に行うとしていましたが、発売後になかなか実施されず、さらに一部で「OSバージョンアップを2年間保証する」といった内容があったものの、実際は「2年間」といった具体的な期間は提示しないといったことに変わったなどの問題もありました。

そういった中でようやく発売時に搭載していたAndroid 7.1.1 Nougatよりも新しいAndroid 7.1.2 NougatへのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新が配信開始されました。更新ファイルは約529.13MB、更新後のビルド番号は「NuAns-NEO02-V22」。

このタイミングだと、無理して7.1.2ではなく、それまでの開発時間を無駄にしても最新バージョン「Android 8.0(開発コード名:Oreo)」に切り替えても良かった気もしますが、ひとまず、公式ブログを見ると難産だったようなので一段落といったところでしょうか。


追記(2017/11/10 11:55:12)
その後、トリニティの公式ブログにて正式なお知らせも出たため、一部内容を修正しました。また公式のお知らせについても記事末に追加しています。

記事執筆:memn0ck


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