次期スタンダードスマホ「moto g66j 5G」と「moto g66y 5G」が日本で発売へ!写真は既存のg64y

日本の行政機関であるデジタル庁は19日、マイナンバーカードの電子証明書をAndroidスマートフォン(スマホ)で利用するための「スマホ用電子証明書搭載サービス」に対応する機種一覧を更新し、新たにMotorola Mobility(以下、Motorola)の未発表な「moto g66j 5G」および「moto g66y 5G」を追加しています。

これにより、型番規則からMotorolaの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が次期スタンダードスマホとして日本のオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「moto g66j 5G」とソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」向け「moto g66y 5G」を発売する準備を進めていることが明らかになりました。

一方、すでに紹介しているようにMotorolaでは海外で発表した最新ミッドレンジスマホ「moto g56 5G」となる型番「XT2529-3」および「XT2529-4」を日本で発売するために認証を取得していますが、仮にmoto g66j 5Gやmoto g66y 5Gとmoto g56 5Gが発売されることになるのであれば、かなり近いカテゴリーの機種が続けて出るような状況となると考えられるため、日本ではmoto g56 5Gと同等機種がmoto g66j 5Gやmoto g66y 5Gとして発売される可能性が高いのではないかと予想されます。

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moto g66j 5Gおよびmoto g66y 5GはMotorolaが展開するエントリークラスからミッドレンジクラスまでの「moto g」シリーズの中位クラスとなる「moto g66 5G」の日本向け製品となると見られ、これまでにも「moto g64 5G」とそのY!mobile版「moto g64y 5G」が販売されてきましたが、恐らくその後継機種になると思われます。

現時点ではmoto g66 5Gは海外でも発表されていないため、詳細は不明ですが、仮にmoto g56 5Gと同等機種ということになれば、以下のような製品仕様となると考えられ、敢えて“j”や“y”と付けられていることからおサイフケータイ(FeliCa)に対応するなど、日本向けにカスタマイズされた仕様になると予想されます。

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moto g56 5G

moto g56 5Gは新たにIP68の防水(IPX8)および防塵(IP6X)に加えて高温・高圧の防水にも対応するIPX9にも準拠し、画面は強化ガラス「Gorilla Glass 7i」で覆われて傷が付きにくく割れにくく、米軍調達基準「MIL-STD-810H」(以下、MIL)に準拠した耐衝撃(落下)などの16項目の耐性能も備えており、スタイリッシュなデザインと魅力的な“PANTONE”カラーの本体色、プレミアム仕上げのフェイクレザー処理されたソフトな感触の背面パネルで洗練されたスタイルとなっています。

画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約6.72インチFHD+(1080×2400ドット)液晶ディスプレイ(約392ppi)を搭載し、最大120Hzリフレッシュレートに対応し、画面占有率は87%に達しており、超低音ステレオスピーカーと立体音響技術「Dolby Atmos」によって臨場感溢れるエンターテイメント体験をもたらします。また画面はGorilla Glass 7iで覆われ、フレームはプラスチック製となっているとのこと。サイズは165.75×76.26×8.35mm、質量は約200g。

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moto g56 5Gのカラーバリエーション

本体色は黒色系のPANTONE Black Oyster、濃青色系のPANTONE Dazzling Blue、渋緑色系のPANTONE Dill、灰色系のPANTONE Gray Mistの4色展開。パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)/広角レンズ(F2.2)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しており、生体認証としては側面指紋センサーも搭載しています。またリアカメラは以下のデュアル構成に。

<フロントカメラ>
・約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)/広角レンズ(F2.2)

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(1画素0.8μm、4in1、PDAF)/広角レンズ(F1.8)
・約800万画素CMOS(1画素1.12μm)/超広角レンズ(F2.2、画角118°、マクロ、デプス)

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メインとなる広角カメラのセンサーにはソニー製「LYTIA 600」が用いられ、鮮明なディテールで美しい写真を撮影でき、4つの画素を1つにまとめるクアッドピクセルテクノロジーによって昼夜を問わずシャープな写真を実現します。また超広角カメラは標準レンズの4倍の領域をフレーム内に捉え、AI機能「moto ai」とフォトエンハンスメントエンジンによって動きの速い冒険や暗い場所での静かな瞬間の記録を容易にし、いつでも鮮明な写真を撮影できます。

さらに大容量5200mAhバッテリーによって1回の充電で最大40時間の仕事や遊びが楽しめ、電池残量が少なくなった場合にも最大30Wの急速充電「TurboPower 30」によってわずか数分で数時間分の電力を供給できます。SoCは6nmプロセスで製造されたMediaTek製「Dimensity 7060」(オクタコアCPU「2.6GHz Cortex-A78コア×2+2.0GHz Cortex-A55コア×6」、GPU「900MHz IMG BXM-8-256」)で高速で応答性の高いパフォーマンスを発揮します。

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主な仕様は8GB内蔵メモリー(RAM)および256GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大2TB)、USB Type-C端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子、ステレオスピーカー、デュアルマイク、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、NFC、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS)、近接センサー、加速度センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、SARセンサー、電子コンパスなど。

SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMに対応しており、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は欧州など向けモデルでは以下の通り。OSはAndroid 15がプリインストールされており、最新のSmart Connect AI搭載機能によって補完されています。これにより、シームレスなマルチデバイスによる生産性やエンターテイメント、そして接続性を実現してより短時間でより多くのことを達成し、その過程で楽しみながら作業を進めることができるということです。

5G NR: n1, n3, n5, n7, n8, n20, n26, n28, n38, n40, n41, n71, n75, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20, 26, 28, 32, 38, 40, 41, 42, 71
3G W-CDMA: Band I, II, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz




記事執筆:memn0ck


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