GoogleがAndroid 8.1 OreoおよびAndroid Oreo (Go Edition)を正式リリース! |
Googleは5日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 8.x(開発コード名:Oreo)」における次期マイナーバージョン「Android 8.1 Oreo」の正式版を提供開始したと発表しています。
また内蔵メモリー(RAM)が1GB未満の性能が低い機種でも動作する「Android Go」への最適化も行われ、Android Oreo(Goエディション)も合わせてリリースされています。なお、合わせてQualcomも同社のチップセット(SoC)「Snapdragon」シリーズがAndroid Goに対応したことを発表しています。
Googleブランドの「Pixel 2」や「Pixel 2 XL」、「Pixel」、「Pixel XL」、「Pixel C]]」、「Nexus 5X」、「Nexus 6P」、そしてAndroidエミュレーターには順次ソフトウェア更新(OTA)によって提供され、すでにこれらの7機種にはファクトリーイメージ( https://developers.google.com/android/images )も公開されています。
ビルド番号は各機種とも「OPM1.171019.011」で、ファクトリイメージを導入する場合は、ファクトリーアンロックを行っていれば手動でADBツールによってパソコン(PC)から導入することも可能。またOTA用のイメージ( https://developers.google.com/android/ota )も公開されているので、adb sideloadによって初期化せずに手動導入もできるようになっています。
Android 8.1 Oreoは10月25日に開発者向けプレビュー版「Android 8.1 Developer Preview」を発表し、先行してプレビュー版を試せる「Android Beta Program」などによってPixelシリーズやNexusシリーズでテストを行なっており、12月に正式版を提供する予定であることが案内されていました。
今回、その正式版が早々にリリースされました。Android 8.1 OreoではAndroid 8.0 OreoのAPIレベル26からAPIレベル27に上がっているほか、Android Goの最適化やAI(人工知能)を利用する機能を強化するための新しい「Neural Networks API」の導入、パスワードなどを自動的に入力してくれるオートフィル機能の強化などが行われています。
なお、手持ちのNexus 6PではAndroid Beta Programを利用しているため、より新しいビルド番号「OPM1.171019.012」が配信されていました。同社ではアプリ開発者にまだAndroid 8.1 Oreoでの動作確認をしていない場合はスマホなどの製品やエミュレーターにAndroid 8.1 Oreoを導入してテストするよう案内しています。
記事執筆:memn0ck
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