![]() |
ソフトバンクの子ども向けケータイ「キッズフォン」を写真で紹介! |
既報通り、ソフトバンクは12日、携帯電話サービス「SoftBank」向けに子ども向けケータイ「キッズフォン(型番:701ZT)」(ZTE製)を発表し、同社は15日に開催した「新サービスに関する記者発表会」におけるタッチ&トライコーナーにて試作機を展示していました。
本機は主に小学生までを対象とした同社の「みまもりケータイ」シリーズの後継機種に当たる製品で、2017年3月に発売された「みまもりケータイ4」(セイコーソリューション製)に続く製品となります。
これまでのみまもりケータイシリーズがフィーチャーフォン的な「画面+操作パネル」のスタイルだったのに対し、キッズフォンではスマートフォン(スマホ)のようなタッチパネル方式を採用。またカメラ機能も搭載し、よりモダンなスタイルへと進化しています。
発売時期は2018年4月上旬以降で、ソフトバンクショップや量販店などのSoftBank取扱店舗および公式Webストア「
また基本使用料490円/月(税抜)で利用でき、利用者が12歳以下の場合は「基本料2カ月無料キャンペーン(U12)」によって最大2カ月間基本使用料が無料になります。今回はそんな展示されていたキッズフォンの試作機を写真でご紹介します。なお、詳細な仕様などはこちらの記事をご覧ください。
■タッチパネルとカメラ機能でスマホのような楽しさを
やはり本機で最も目を引くのはタッチパネル対応となった新しいユーザーインターフェース(UI)です。ディスプレイには約2.8インチ・QVGA(240×320ドット)TFT液晶を採用し、1画面に配置するアイコンを最大6個とすることで、大きく操作のしやすいUIを実現しています。
また各種アイコンはホーム画面のテーマを変えることで好みのデザインに変更可能で、男の子向けのかっこいいデザインや女の子向けのかわいらしいデザインなど、子どもたちが楽しく使える要素を上手く取り入れています。
本機のもう1つの大きな特徴がカメラ機能の搭載です。背面カメラとして約500万画素CMOS、正面カメラとして約200万画素CMOSのカメラを搭載しており「自撮り」撮影も可能な本格的な仕様。
さらに被写体の顔を認識し、撮影した写真にその場で合成できる100種類以上の顔認識スタンプに対応しているため、難しい操作をすることなく加工写真を楽しむことができます。
■豊富な見守り機能で子どもをしっかり守る
本体サイズは幅約57mm×高さ約100mm×厚さ約15.3mm、重量は約110g(ストラップ含む)と、従来のみまもりケータイシリーズから大きな変化はなく、丸く角のない本体は手に持つと「とても小さな可愛らしいスマホ」といった印象です。
IPX5準拠の防水性能やIP5X準拠の防塵性能も備えており屋外での利用でも安心です。
カメラ機能などは保護者によって利用を制限することも可能なので、子どもの成長や利用状況に合わせた使い方ができます。
保護者からの見守り機能としては、あらかじめ登録した家族の居場所を地図で確認できるスマートフォン向けのサービス「みまもりマップ」の被検索対象として設定可能なほか、気になる時にいつでも子どもの居場所を確認できるサービス「位置ナビ」にも対応しているため、保護者がスマホを持っていなくてもPCやフィーチャーフォンなどで子どもの居場所を確認することができます。
また、あらかじめ登録した無線LAN(Wi-Fi)のネットワーク圏内に本製品を持って入ると保護者に通知が届く「ただいま通知」にも対応しています。
若干気になる点があるとすれば、これまでのみまもりケータイシリーズでは通話ボタンからすぐに保護者などへの電話を呼び出すことができたものが、スマホ風のタッチパネルUIとなったことで機能を呼び出すまでに数アクション増えた点です。
防犯ブザー機能があるため緊急時の対応などは問題ないと思いますが、画面のロック解除をしなくとも保護者へ発話できる専用のハードキーなどがあれば更に便利だったようにも感じます。
■防犯グッズから楽しく遊べる端末へ
世の中の携帯電話の主流がスマホとなって久しい昨今、子ども向けの携帯端末がスマホ風になるのも自然な流れかもしれません。子どもの視点から考えてみても、お父さんやお母さん、さらに年上の兄弟が使っているスマホを羨ましがり自分も使ってみたいと思う姿は容易に想像ができます。
本機に採用されたOSは独自OSとのことで、Androidなどとは互換性はないもののカメラ機能の充実ぶりなどは大人でも十分に楽しめるほどよく作り込まれていました。展示されていた試作機はまだOSのチューニングが甘くホーム画面でアイコンが反応しなくなるなどの不具合もありましたが、製品版までには修正しさらに使いやすくしていきたいとのことでした。
みまもりケータイは単なる防犯アイテムから楽しく遊べる端末へ。新たな進化が子どもたちの目にどう映るのかとても楽しみです。
記事執筆:秋吉 健
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・キッズフォン 関連記事一覧 - S-MAX