NTTドコモが東京ソラマチに5Gの体験イベントスペース「PLAY 5G」をオープン!

NTTドコモは19日、東京スカイツリータウン内にある商用施設「東京ソラマチ」5階にて次世代通信規格「5G」を体験できるイベントスペース「PLAY 5G」のオープニングセレモニーを開催しました。PLAY 5Gは2019年3月31日(日)までの常設展示となり、入場や体験は無料です。

5Gは超高速・超大容量・超低遅延・超多接続を可能とする次世代の通信規格として国際的な標準化が進められており、NTTドコモをはじめKDDIやソフトバンクなど国内の移動体通信事業者(MNO)各社が積極的にその技術開発やインフラ整備に力を入れている分野です。

NTTドコモは5Gへの取り組みとして東京スカイツリーの知的財産権などを持つ東武グループと提携して観光スポットや鉄道網での5Gの実証実験を行っており、今回の展示も東武グループとの協業の中から生まれたものです。

オープニングセレモニーではおなじみのドコモダケとともにアイドルグループ「欅坂46」の菅井友香さんや土生瑞穂さんが登壇・体験を行うなど、華やかなイベントスタートとなりました。

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壇上で5G体験に心躍らせる欅坂46の土生瑞穂さん(左)と菅井友香さん(右)


■5Gへとつながる携帯電話の歴史
展示会場入口にはNTTドコモがこれまでに発売してきた携帯電話が世代別に展示され、5Gへの足跡と歴史を見られるスペースも用意。古くは肩掛け式の巨大な携帯電話「ショルダーホン」から4G世代となるスマートフォン(スマホ)まで並べられており、かつての名機を懐かしく振り返ることができます。

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各通信規格ごとに世代分けされた展示コーナー


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第1世代では自動車電話の展示も


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携帯電話が爆発的に普及した第2世代。ホイップアンテナが懐かしい


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ポケットボードやEGGYなど変わり種も多く発売された


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携帯電話が高速通信端末としての役割を持ち始めた第3世代


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そして第4世代、スマホの時代へ


■ARやVRを駆使した新時代の映像体験ができる!
5Gのデモンストレーション体験コーナーではAR映像を駆使した「ジオスタ」、建設機械の遠隔制御、8Kパノラマ映像を使った超高精細VRなど、5Gの高速・大容量通信を活かした新しい映像体験を数多く楽しめます。

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ジオスタではスマホを使ったAR映像のほか、スマートグラスを利用したデモも体験できる


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専用スマホでフォーミュラレースの中継を行っているテーブルモニターを映すと高低差なども再現されたサーキットデータが3DCGで表現され、リアルタイムでレース状況や各選手の情報を閲覧できる


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土生瑞穂さんと菅井友香さんもARによるレース実況体験に大興奮


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中継映像をただ見るのではなく、能動的に楽しめるのがジオスタの醍醐味だ


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担当者が「男の子に人気が出そう」と説明していたショベルカーの遠隔制御体験


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会場ではデモ体験だが、実際にはこれが5Gによる通信でリアルタイムに遠隔操作され土木工事などに活用されることになる


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4K映像によるスカイツリーからの大パノラマを楽しめるバーチャル展望台


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実際の展望台と違い、窓枠や塔の構造物が邪魔にならないため非常に視界良く東京を見渡すことができる


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8K/60fpsで撮影された超高精細パノラマ映像をVRで楽しめる


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VRグラスも2K解像度が確保され、スマホを用いた画質の荒いVRとは大きく違った映像体験ができる


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菅井友香さんはVR映像内にリアルタイムで人物映像を3DCGで投影する「Free View Point Live」にも挑戦!


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グリーンバックで撮影された立体映像は瞬時に3DCGへと処理され5G通信でVR空間に表示される


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土生瑞穂さんはその映像をVRゴーグルを通して自由な視点で視聴


これらのデモ体験の様子や解説などは以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:NTTドコモ「PLAY 5G」・欅坂46の土生瑞穂さんと菅井友香さんによるジオスタ体験

動画リンク:https://youtu.be/qPPLHMGLH10


S-MAX:NTTドコモ「PLAY 5G」・ジオスタ体験

動画リンク:https://youtu.be/DttXZUzcsqY


S-MAX:NTTドコモ「PLAY 5G」・欅坂46の土生瑞穂さんと菅井友香さんによるFree View Point Live体験

動画リンク:https://youtu.be/k9AhAInhb_A

■技術展示や5Gバスのお披露目も
このほか展示会場内では球体ドローンディスプレイや5Gアンテナの技術展示が行われているほか、オープニングセレモニーの一環として5Gの体験ができる車両型プラットフォーム「5Gデモバス」の公開も行われました。

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「空飛ぶ広告」を実現する球体ドローンディスプレイ


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各種5Gアンテナの技術展示


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日本全国で5Gの啓蒙活動を行う5Gデモバス


5Gデモバスは今後沖縄や大阪、北海道など全国各地を移動しながら各種イベントへ参加し、5G体験を展開していく予定です。また直近では4月28日より幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2018」の「NTT超未来研究所 5th GENERATION NTT超未来大都会」に出展され、日本航空とのコラボにより「超踊ってみた」の映像をリアルタイム伝送するデモンストレーションが行われる予定です。

5Gデモバス内でのデモンストレーションの様子などは以下の動画からご覧いただけます。


S-MAX:NTTドコモ「PLAY 5G」・5Gデモバス映像体験

動画リンク:https://youtu.be/Qjh7DkMhGX8

■4Gでは体験できなかった超世界がそこにある!
PLAY 5Gでは超高精細な映像の伝送や超低遅延によるリアルタイム遠隔操作など、これまでの通信技術では実現し得なかった世界をいくつも体験できます。ARやVRによる映像表現や高精細な4K映像などは、単体で見れば大きな感動はないかもしれませんが、それらがすべて無線通信網によってつながり伝送されているという点を上手く表現し展示イベントとして昇華しているという印象です。

同社の担当スタッフによれば、5G通信網は2020年のサービス開始時点ではあまり大きなエリアを構築できないものの、5G通信モジュールの小型化には目処が立っており、サービス開始時に5G通信可能なスマホやタブレットを用意する予定とのことです。

元々5Gはその通信特性から4Gまでのような広いエリアをカバーするためのものではなく、コンシューマレベルではイベント会場やスポーツ施設など、人々が多く集まる場所などで大規模なエンターテインメントコンテンツを快適に楽しむための通信規格と言っても過言ではありません。

まさに東京オリンピックをとことん楽しむために総力をあげて技術開発を行っている真っ最中である5Gを、みなさんもいち早く東京ソラマチで体験してみてはいかがでしょうか。

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日本一高い電波塔の下で、日本一早い5G体験をしよう!




記事執筆:秋吉 健


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