オンキヨーがMWC 2018に参考出展したタブレット「GRANBEAT Hi-Res Tablet」を紹介!

ONKYO(以下、オンキヨー)がスペイン・バルセロナにて2018年2月26日から3月1日まで開催されていた「Mobile World Congress 2018(以下、MWC 2018)」に初出展し、同社の「GRANBEAT」シリーズにおけるAndroidタブレット「“GRANBEAT” Hi-Res Tablet」およびAI(人工知能)に対応したスマートスピーカーやスマートウェアラブル、スマートイヤホンを参考出展した。

中でもGRANBEAT Hi-Res Tabletは現在販売されている同社のスマートフォン(スマホ)「GRANBEAT(型番:DP-CMX1)」のタブレット版として位置付けられ、音響・映像面に注力して約12.5インチ4K Ultra HD(3840×2160ドット)ディスプレイを搭載したハイエンドモデルとなっている。

あくまで参考出展だが、同社では2018年夏頃までに商品化したいとのことで、日本での発売も期待されるところだろう。そこで今回はかなり遅くなったが、実際にMWC 2018においてGRANBEAT Hi-Res Tabletをタッチ&トライしたところを写真を交えて紹介する。

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GRANBEAT Hi-Res Tabletは12.5インチ4K Ultra HDディスプレイを搭載したハイエンドタブレットで、OSはAndroid 8.x(開発コード名:Oreo)を採用する。またチップセット(SoC)は詳細は最終決定していないが、Qualcomm製のハイエンド向けを搭載するとのことだ。

特徴はオンキヨー独自開発の「ODMD(Onkyo Double-Molding Diaphragm)振動板を用いたスピーカーを4基搭載しており、さらにDTSが新たに開発した音響技術「DTS:X Premium」(Version 1.0)を世界初搭載することでバーチャルサウンドの効果によってより豊かな音場を提供するようになっているという。

マルチルームに対応するオーディオストリーミング技術「DTS Play-Fi」にも対応し、加えてタブレットではこれまでにないという4chディスクリートスピーカー出力にも対応し、GRANBEAT DP-CMX1と同様に最高水準の専用DACとアンプの独立回路、そして本体左側面には回転式の音量上下キーや2.5mmと3.5mmのイヤホンマイク端子を搭載する。

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右側面には電源キーと曲送り/戻りキー、USB Type-C端子、SIMカード/microSDカードスロットが配置。製品版では変更になる可能性もあるが、展示されていた製品は4GB内蔵メモリー(RAM)や64GB内蔵ストレージ、12000mAhバッテリー、約500万画素リアカメラ、約500万画素フロントカメラを搭載していた。

同社では日本国内においてすでにCS放送やケーブルテレビでは4K放送がはじまっているが、さらに2018年12月にBS放送でも開始されることに合わせて4Kコンテンツを楽しむ機会がより増すと見込んでおり、ネットワークによる4Kストリーミング配信とともに4Kコンテンツをより豊かに視聴できるタブレットとして開発しているという。

なお、同社ではMWC 2018に参考出展したことでGRANBEAT Hi-Res Tabletがイギリスのメディア「TechRadar」において「TechRadar MWC 2018 awards Best Tablet Highly Commended(ベストタブレット特別賞)」を受賞したと発表している。

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記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:佐野 正弘


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