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docomoのハイエンドスマホ「Galaxy S9+ SC-03K」を写真と動画でチェック! |
既報通り、NTTドコモが今夏に発売する「2018年夏モデル」を5月16日に発表し、このうちの1機種として最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S9+ SC-03K」(サムスン電子製)を5月18日より販売しています。
価格(税込)は公式Webストア「
Galaxy S9+は画面アスペクト比が9:18.5と縦長の約6.2インチQHD+(1440x2960ドット)SuperAMOLED(有機EL)ディスプレイを含むデザイン「Infinity Display」や可変絞り設計を組み込んだデュアルカメラなどを搭載し、日本国内ではNTTドコモのほか、auからも同日に発売されているモデルです。
昨夏モデル「Galaxy S8+」のコンセプトを引き継いだ前面が“ほぼ画面”という近未来感を抱かせるデザインを採用し、チップセット(SoC)にQualcomm製の最新ハイエンド向け「Snapdragon 845」、内蔵メモリー(RAM)に6GB LPDDR4X、内蔵ストレージに64GB(UFS)を備え、OSにAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)となったハイエンドモデルです。
今回は発表同日に行われた「新サービス・新商品発表会」に併設された展示会場にてGalaxy S9+ SC-03Kの実機をタッチ&トライできたので、メーカー担当者に聞いた「Galaxy S9+の注目ポイント」も絡めつつ、機種の特徴を写真や動画で紹介していきたいと思います。
なお、製品の詳細については『NTTドコモ、最新フラッグシップスマホ「Galaxy S9 SC-02K」と「Galaxy S9+ SC-03K」を発表!5月18日発売。公式オンラインショップではすでに購入手続きが開始 - S-MAX』も合わせてご覧ください。
Galaxy S9+ SC-03Kの本体カラーは「ミッドナイトブラック(Midnight Black)」および「チタニウムグレー(Titanium Gray)」の2色展開(写真の左から順に)。黒系カラーのミッドナイトブラックは旧モデルのGalaxy S8+と同じですが、もう1色は銀系カラー(アークティックシルバー)から灰系カラー(チタニウムグレー)に変更され、より落ち着いた印象の色味になっています。
前面は旧モデルで新採用されたデザイン「Infinity Display」を継続して採用。狭額縁や縦長画面、左右端の湾曲形状など複数の特徴を組み合わせることで、約6.2インチの大画面を搭載しつつも、持ちやすい本体幅を兼ね備えます。
本体サイズ(フットプリント)はGalaxy S9+が158mm×74mm、旧モデルのGalaxy S8+は160mm×73mmとなっており、目で見てはっきりわかるサイズの変更ではなく、真正面から見比べるとGalaxy S9+とGalaxy S8+の判別は難しいと思われます。
一方でデザインの変更に気がつくのは背面。指紋認証センサーが「カメラ脇」から「カメラ下」へと移動。カメラもデュアル設計の新モデルに変更されました。また指紋認証センサーの形状は「縦長」から「横長」に変更されているものの、認証方法は変わらずタッチ式(なぞるスライド操作は不要)。
生体認証機能についてはGalaxy S9+では新たに顔認証機能と虹彩認証機能を組み合わせた「インテリジェントスキャン」にも対応。周囲の明るさなどの認証を行うシーンによって2つの認証機能が自動的に補完しあい、ユーザー目線で“よりストレスを感じないロック解除”が実現されています。
昨今のスマホでトレンドになっているデュアルカメラですが、Galax S9+のリアカメラは広角設計のメインカメラと望遠設計のサブカメラという構成を採用しています。
メインカメラの有効画素数は約1220万画素。スーパースピードデュアルピクセルイメージセンサーによって全画素を用いる像面位相差オートフォーカス(PDAF)に対応。ピント合わせの速度・精度を高めています。またセンサーサイズが1/2.55インチ、各ピクセルサイズも1.4μmと大きく確保されています。
またGalaxy S9+のカメラにおける最大の特徴は小型モデル「Galaxy S9」と同様に背面のメインカメラの絞り値がF1.5およびF2.4で自動可変する「デュアルアパチャー」設計であること。
これにより、撮影シーンに応じて「明るい環境ではよりシャープに記録できるF2.4」「暗い環境では明るく記録できるF1.5」が自動的に切り替わります。なお、絞り値の変更はプロモード(マニュアル撮影)での撮影時に限り、手動で指定することも可能です。
ピクセルサイズを大きく確保して各画素が取り込める光の量を増やしているイメージセンサー、可変式で開放絞りがF1.5と明るいレンズを組み合わせることで、従来から暗所での撮影に強かったGalaxyシリーズのカメラがさらにパワーアップしています。
さらにサブカメラも有効画素数は約1220万画素。センサーサイズが1/3.6インチ、各ピクセルサイズが1.0μm。レンズの絞り値はF2.4です。なお、サブカメラのイメージセンサーはデュアルピクセル設計ではありません。
サブカメラはメインカメラ比で光学2倍ズームに相当する望遠撮影が可能。デジタルズーム併用時には望遠カメラを搭載しないGalaxy S9よりさらに被写体に寄れる、最大10倍の望遠撮影も利用できます。
また2つのカメラはいずれも光学手ブレ補正を搭載。撮影時に手ブレが起きやすい暗いシーンでの撮影、被写体に寄っての望遠撮影を楽しむ際にも安定した撮影性能が期待できる点も魅力です。
その他、2つのカメラで同時に写真を撮影する「デュアルキャプチャー」機能も引き続き搭載。1度のシャッターで「広角で撮影した写真」と「望遠で撮影した写真」を同時に記録できます。
側面には上にnanoSIMカードおよびmicroSDXCカードカード用のカードスロット、右に電源キー、左に音量上下キーおよびBixbyキーを配置。下には3.5mmイヤホンマイク端子、データ転送や充電時に使用する外部入出力用のUSB端子(Type-C規格)、外部スピーカーを搭載します。
本体は引き続きIPX5・IPX8等級の防水機能、IP6X等級の防塵機能付き。Qi(チー)規格によるワイヤレス充電も対応しており、表裏の向きを気にせず使えるUSB Type-C端子とともに、充電時に感じるストレスも解消する工夫が見られます。
一方で、旧モデルのGalaxy S8+と比べた際には仕様内容にも細かな変更点が見られます。主なポイントを取り上げると、まずSoCがSnapdragon 835(2.35GHzx4/1.9GHzx4)からSnapdragon 845(2.8GHzx4/1.7GHzx4)にグレードアップ。RAM容量も4GBから6GBに増強されています。
内蔵ストレージ容量は64GBで据え置きですが、外部ストレージとして使えるmicroSDメモリカードの対応容量は最大256GBから最大400GBへと向上しました。また新たな組み合わせのキャリアアグリゲーション(CA)にも対応することで、モバイルデータ通信における受信時最大速度も788Mbpsから988Mbpsに高速化しています。
タッチ&トライ中に「Galaxy S9+の注目ポイント」としてメーカー担当者から詳しく解説があったことのひとつがやはり可変絞り設計のメインカメラでした。
Galaxy Sシリーズでは前機種のGalaxy S8+、また昨冬モデルでペン入力対応のプレミアムスマホ「Galaxy Note8」でもF1.7と明るいレンズを搭載。しかし今作ではさらにに明るいF1.5のレンズを採用しています。
この“明るく撮れるカメラ”としての進化を試すため、タッチ&トライコーナーには専用の撮影キットが設置されていました。筒の上部にスマホのカメラを合わせる穴が設けられ、暗所撮影に強いカメラほど、筒の中に組み込まれたジオラマの光景がはっきり見える・撮影できるという仕掛けです。
まずはGalaxy S9+のカメラでテスト。カメラを起動してから撮影キットの開口部に位置合わせをおこなうと、はじめは画面に表示されたプレビュー映像はやや薄暗い雰囲気に(この時はF2.4)。しかし、カメラ側でシーンを自動判断し、すばやく明るい映像(F1.5の絞り値)に切り替わり、撮影キット内部の光景がプレビュー画面にくっきり映し出されました。
次にGalaxy Note8をお借りして再テスト。Galaxy Note8もメインカメラ(広角カメラ)はピクセルサイズが1.4μm、レンズの明るさがF1.7と暗所に強い設計であり、こちらも撮影キット内の光景はしっかり確認できる結果に。とはいえ、やはりGalaxy S9+と比べると、プレビュー映像はやや暗みがかり、ノイズも乗っている印象となりました。
比較対象が直近の同メーカー製ハイエンドモデルということで「目に見える大きな違いが出るのか」気になったテストでしたが、改めてGalaxy S9+の背面カメラが備える暗所撮影性能の高さを理解することができました。
Galaxy S9+のカメラでは新機能として他に1秒間を最大960コマ(960fps)で記録するスーパースローモーションムービー撮影にも対応。カメラが自動で被写体の動きを検知して撮影をはじめる設計は初心者にも扱いやすく、メーカー担当者曰く「子供の記録、ゴルフのスイング撮影、ペットの撮影などにぜひとも活用してほしい機能」とのこと。
スーパースローモーション撮影した映像はロック画面に設定することやGIFアニメとしてSNSなどに投稿することも可能で、用途は幅広く考えられています。
また「ライトユーザーでも楽しやすいカメラの使い方」を尋ねてみたところ、自撮りしているユーザーの表情にシンクロして動く「AR絵文字」、インカメラで撮影した被写体をデフォルメしオリジナルの3Dスタンプが作れる「マイ絵文字スタンプ」といった楽しみ方を力強く提案してもらえました。
さらに「Galaxy S9+の注目ポイント」としてもうひとつ、筆者個人的にも強く印象に残っているのが、本体スピーカーの奏でるサウンドの力強さ。スピーカーは新たにステレオ設計となって下側面に1箇所、もう1箇所はディスプレイ上に配置された受話口内に搭載されています。
サウンドチューニングをサムスン電子の傘下となった音響機器メーカーのハーマンインターナショナルのブランド「AKG(アー・カー・ゲー)」が担当。さらに映像業界で幅広く知られるドルビーラボラトリーズの多次元サウンド技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を組み込むことで、臨場感ある立体的なサウンド再生を実現しています。
筆者自身、普段はGalaxy Note8を使用しており、大きな画面を生かしてYouTubeなどの動画視聴サービスを楽しむ機会も多々。そんな中で今回Galaxy S9+での動画視聴を試させてもらったところ、動画の再生が始まったタイミングで思わず「おぉ~」と唸ってしまうほどにサウンドの力強さが感じられました。
アスペクト比が9:18.5と縦長設計、かつ約6.2インチと大きな画面はランドスケープモード(横向き)にすると視界を幅広く覆います。この視覚効果に加え、強化されたサウンド機能が生み出す臨場感はまさに迫力満点です。
NTTドコモの今夏モデルは「カメラ」を特徴とするモデルが多数発表されましたが、その中でもGalaxy S9+ SC-03Kのカメラは「自動で切り替わる可変絞り設計」でライトユーザーでもかんたん・キレイに撮れるカメラに仕上がっていること、またスーパースローモーションビデオやAR絵文字など新たなカメラの楽しみ方が用意された点が最大の魅力といえるでしょう。
さらに大画面をより活かす仕組みとして組み込まれたサウンドでの機能・性能向上も注目すべきポイントです。
Galaxyシリーズらしいハイスペックを求めるユーザーにはもちろん、スマホをエンターテイメント用途で使い倒したいユーザー、ジャンルを問わずゲームを満喫したいユーザーなどにも幅広くオススメできる機種だと感じました。
さらに日本でのGalaxy S9・S9+発売を記念したイベント「Galaxy Studio」も全国(42会場)で開催が予定されています。こうした機会も活用しながら、新機能の魅力を是非その手で確かめてみるのも良いように思います。
なお、サムスン電子ジャパンではGalaxy S9 SC-02KおよびGalaxy S9+ SC-03Kを対象期間に購入して専用Webページ( http://www.galaxymobile.jp/discover/event/docomo2018s9 )から応募するともれなく全員にdポイント5,000ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施しています。期間は購入が6月30日(土)まで、応募が7月8日(日)までなのでこちらも是非チェックしてみてください。
契約種別 | 新規契約、機種変更 | MNP |
本体価格 | 111,456円(分割4,644円/月×24回) | 111,456円(分割4,644円/月×24回) |
月々サポート | -1,944円/月×24回 (総額-46,656円) | -2,646円×24回 (総額-63,504円) |
実質負担額 | 64,800円 (分割2,700円/月×24回) | 47,952円 (分割1,998円/月×24回) |
機種名 | Galaxy S9+ SC-03K |
寸法(高さ×幅×厚さ:mm) | 約158×74×8.5 |
質量(g) | 約187 |
OS | Android 8.0 |
テ゛ィスフ゜レイ (サイス゛:インチ、解像度:ドット、方式、発色数) | 約6.2インチQHD+(1440×2960ドット)Super AMOLED「Infinity Display」(1677万色) |
CPU (チッフ゜名、クロック) | Snapdragon 845(SDM845) 64bit対応オクタコア(2.8GHz×4+1.7GHz×4) |
内蔵メモリ―(RAM) | 6GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ (最大対応容量) | microSDXC(400GB) |
ハ゛ッテリー容量 | 3500mAh |
防水/防塵 | ○/○(IPX5、8/IP6X) |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ |
連続待受時間(静止時[自動]) (LTE/3G/GSM:時間) | 約400/約450/約370 |
連続通話時間 (LTE/3G/GSM:分) | 約1310/約1170/約780 |
電池持ち時間(時間) | 約120 |
通信速度(LTE、受信時最大/送信時最大) | 988Mbps/75Mbps |
Wi-Fi (対応規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac) | ○/○/○/○/○ |
Bluetooth(対応バ―ジョン) | ○(5.0) |
赤外線 | ― |
背面カメラ (有効画素数、F値) | 約1220万画素裏面照射型デュアルピクセルCMOS(F1.5⇔F2.4)+約1220万画素裏面照射型デュアルピクセルCMOS(F2.4) |
前面カメラ (有効画素数、F値) | 約800万画素裏面照射型CMOS(F1.7) |
おサイフケ―タイ(FeliCa/NFC[FeliCa搭載]) | ―/○ |
ワンセク゛/フルセク゛ | ○/○ |
生体認証 | ○(指紋、顔、虹彩) |
スグ電 | ○ |
エリアメ―ル | ○ |
非常用節電機能 | ○(緊急時長持ちモード) |
ハイレゾ音源 | ○ |
HDR動画再生対応 | ○ |
UIMカ―ト゛ | nanoUIM |
充電端子 | USB Type-C |
カラー | Midnight Black Titanium Gray |
メ―カ― | サムスン電子 |
記事執筆:そうすけ(まきはら とよかず)
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