モトローラのミドルクラススマホ「moto g6」シリーズと2万円を切るエントリースマホ「moto e5」をレポート! |
既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)は7日、都内にて新製品発表会を開催し、海外では今年4月に発表した流行りの縦長画面などを搭載したAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)採用のミッドレンジスマートフォン(スマホ)「moto g6 plus」および「moto g6」、そしてエントリースマホ「moto e5」(ともにMotorola Mobility製)を2018年6月8日(金)より順次発売すると発表した。
価格はオープンながら市場予想価格および公式Webショップ「Moto ストア」ではmoto g6 plusが税抜38,800円(税込41,904円)、moto g6が税抜28,800円(税込31,104円)、moto e5が税抜18,500円(税込19,980円)である。その他にも家電量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)などでも取り扱われる。
今回は発表会終了後に行われたタッチ&トライにて実機に触れることができたので、おおよそ4万円、3万円、2万円と売れ筋の価格帯に投入されるmoto g6 plusおよびmoto g6、moto e5の各機種を写真と動画で紹介していく。
moto g6とmoto g6 plusの外観上の違いはディスプレイサイズにある。とはいえ、どちらもアスペクト比9:18のFHD+(1080×2160ドット)の縦長画面であり、画面サイズも5.7インチと5.93インチと近い。
シンプルに大きい方がmoto g6 plus、ひと回り小さい方がmoto g6なのだが、単体で見せられた場合にあまりにも似ているため、どちらがどちらなのか判別が難しい。
一方でmoto e5は前面に指紋センサーがないことでその違いが明確だ。画面サイズはmoto g6と同じアスペクト比9:18の縦長画面な5.7インチだが、解像度がHD+(720×1440ドット)と低くなっている。
moto g6 plusとmoto g6は画面サイズが異なるものの、どちらも大きすぎず持ちやすいサイズ感に収まっている。サイズおよび質量はmoto g6 plusが約159.9×75.5×8.1mmおよび165g、moto g6が153.8×72.3×8.3mmおよび162.5g、moto e5が154.4×72.2×8.9mmおよび173gだ。
選び方としてはミドルクラスのSnapdragon 630と1つ下のクラスのSnapdragon 450、内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いがあるため、カメラや動画性能にハイスペックを求めないのであれば、トレンドの縦長画面とデュアルカメラを搭載したmoto g6はお買い得だ。なお、細かなスペックなどはこちらの記事を参照して欲しい。
moto g6 plusおよびmoto g6の背面のガラスは側面が丸くなっており、手にフィットする形状だ。リアカメラは両モデルともに2つ搭載したデュアルカメラだが、moto g6 plusは開放F値が1.7、一方moto g6の開放F値は2.0と3分の1段暗い。
デュアルカメラの下にはLEDフラッシュがあり、構成としてはシンプルだが、カメラ周りのデザインは主張が強い。このカメラ周りの丸いデザインは新しい世代のデザインである「moto x4」にならった雰囲気となったことによるもの。
下部のインターフェイスはUSB Type-C端子と3.5mmイヤホンマイク端子がある。
フロントカメラはmoto g6およびmoto g6 plusともに約1600万画素でレンズの開放F値は2.2。盛りすぎないセルフィー撮影機能など、比較的大人向けの機能を搭載する。
下部の指紋センサーはジェスチャー操作によるワンボタンナビで、ナビゲーションキーとしても利用可能だ。ナビゲーションキーを指紋センサーがある大体の位置で操作できるため、慣れると使いやすいと感じる機能である。
カメラ機能やユーザーインターフェイス(UI)も進化しており、デュアルカメラを使ったボケを演出として利用可能なポートレートモードや特定の色を強調するスポットカラー、フェイスフィルターなどを搭載。
moto g6 plusの動画撮影時の最大解像度4K(3840×2160トッド)で、30fpsの高精細な撮影が可能だ。
moto g6の最大解像度はFHD(1920×1080ドット)までとなる。
被写体認識機能も搭載しており、カメラで撮影した画像から情報を引き出すと言う使い方ができる。
展示されていたミニカーを撮影したところ、画像認識の結果が表示された。認識から結果が得られるまで回線速度などによって待ち時間が変化するが、ネット上の知識を百科事典代わりとして利用できるので、いざという時に役立ちそうだ。
今回発表された3機種は、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しており、それに合わせてSIMトレーも2枚のnanoSIMカード(4FF)が利用できるほか、microSDカードを同時に利用可能である。
moto e5は、税込でも2万円を切る格安スマホながらトレンドに合わせた縦長なIPS液晶を搭載した戦略的なモデルである。
背面には約1300万画素のイメージセンサーと開放F値2.0のレンズを搭載。カメラの下にはLEDフラッシュがあり、その下のモトローラマーク部分は指紋センサーである。
下部にはmicroUSB端子があり、上部にはイヤホンマイク端子がある。microUSBは古い世代のスマホからの乗り換えにはUSBケーブルなどを取り替えなくて済むために最適だが、端子の上下の向きに関係なく本体と接続できる初心者にも優しいUSB Type-Cを搭載して欲しかったところである。
カメラ機能は、moto g6ほど多くはないものの、撮影時にシャッタースピードやホワイトバランスなどを自在に操れるマニュアルモードを搭載しているため、本格的な撮影が楽しめる。
3モデルともに国内前キャリアに対応する。なお、それぞれの仕様の違いおよび、仕上げなどはこのスライドがわかりやすい。最後にmoto g6 plusおよびmoto g6、moto e5をタッチ&トライしているところなどを動画で紹介しておく。
動画リンク:https://youtu.be/R4oQubqNVdA
モトローラは日本のSIMフリースマホ市場において20~30代男性の利用者が多いという。今回発表したmoto e5はモトローラが得意とする男性だけではなく、女性や幅広い年齢層にアピールする価格設定や機能などを盛り込んだ製品であるということだ。
同じ低価格な縦長画面採用モデルでは、日本のSIMフリー市場で上位シェアを占める華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)の「HUAWEI nova lite 2」が3万円弱、ASUS JAPANの「ZenFone Max plus (M1)」が3万円ちょっととなっているだけにさらに1万円程度安いmoto e5はインパクトはあるかもしれない。
motorola(モトローラ)
2018-06-08
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2018-06-08
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2018-06-08
記事執筆:mi2_303
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