docomoスマホ「V30+ L-01K」が「ThinQ AI」に対応!

NTTドコモは26日、今年1月に発売した「2017-2018冬春モデル」のうちのプレミアムスマートフォン(スマホ)「V30+ L-01K」(LGエレクトロニクス製)においてAI(人工知能)を活用した「ThinQ AI」に対応するソフトウェア更新を提供開始したとお知らせしています。

更新はスマホ本体のみで無線LAN(Wi-Fi)もしくはXi、FOMAの各回線によるネットワーク経由による方法(OTA)が用意されており、更新にかかる時間は約24分。ただし、回線環境などによって更新時間は異なる場合があるとのこと。

更新後のビルド番号(ソフトウエアバージョン)は「L01K10i」とのことで、確認方法は「設定」→「システム」→「端末情報」→「ソフトウェア情報」となっています。なお、更新方法は「ソフトウェアアップデートガイド(isai V30+ LGV35 )(417KB)[PDF]」をご確認ください。主な更新内容は以下の通りで、詳細はメーカーであるLGエレクトロニクス・ジャパンのお知らせをご参照ください。

※下記以外にも、より快適にご利用いただくための更新や一部仕様および表示変更などが含まれています。

改善される事象
・カメラの機能を向上いたします。
・セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2018年6月になります。)


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V30+ L-01Kは縦長画面の約6.0インチQHD+(1440×2880ドット)有機ELやSnapdragon 835、4GB内蔵メモリー(RAM)、デュアルカメラ、クアッドDAC、防水・防塵・耐衝撃、おサイフケータイ(FeliCa)などのハイエンドスマホです。

発売後にAI機能としてThinQ AIが発表され、対応する「LG V30 ThinQ」が発売、さらに今年5月には最新フラッグシップモデルもThinQ AIに対応した「LG G7 ThinQ」となり、すでに発売されていたLG V30シリーズも順次、ソフトウェア更新によってThinQ AIに対応していました。

日本でもV30+ L-01Kとほぼ同機種のau向け「isai V30+ LGV35」において5月17日より同様のThinQ AIに対応するソフトウェア更新が提供されていましたが、ようやくNTTドコモ版のV30+ L-01Kにも配信開始されました。

今回、ThinQ AIに対応したカメラ機能に対応し、主に「AIカメラ」と「Qレンズ」、「ブライトモード」が導入され、Googleアシスタントと連携して写真撮影の操作指示が音声ででき、声で「LG、AIカメラ起動して」や「LG、AIカメラで写真撮って」といったことが可能となります。

AIカメラはフレーム内の被写体をAIが分析して「人」や「ペット」、「食べ物」、「日の出」、「日没」、「風景」、「都市」、「花」から適したモードを自動選択して撮影する機能で、各モードでは視野角や色、反射、照明、彩度などを最適化して被写体の特性を生かして撮影することができます。

またQレンズは撮影した被写体をカメラが認識し、製品情報や価格、類似画像などをインターネット上で検索することができ、撮影した画像と同じ商品を検索・購入できる「フォトショッピング」機能、類似画像を検索することができる「フォト検索」機能に対応します。さらに「QRコードリーダー」機能では専用のアプリを別途インストールすることなく、QRコードを読み取ることが可能。

ブライトモードは従来のスマホカメラでは環境光(周囲の光)を測定してカメラ撮影をしていますが、AI機能によって暗い場所でもより明るく撮影することが可能になり、標準カメラでの撮影時に4つの画素をひとつに使うことで受光面積が広がり、従来よりも輝度を2倍明るくできる「Sensor Binning」機能によってフラッシュがなくてもノイズが少ない鮮明な写真を撮影することができるようになるということです。

更新は新しいソフトウェアを自動でダウンロードし、手順に従って実行します。なお、新しいソフトウェアのダウンロードはホーム画面で「設定」→「システム」→「更新センター」→「ソフトウェアアップデート」を選択し、画面の案内に従って操作を行うことで、即時に手動更新も可能です。詳細は「PDFソフトウェア更新 簡易操作手順(V30+ L-01K)(PDF形式:719KB)」をご確認ください。更新に際する注意事項は以下の通り。

・ソフトウェア更新はお客さまの責任において実施してください。
・ソフトウェア更新は手順をよくお読みいただき実施してください。
・アップデートは、本端末に保存されたデータを残したまま行うことができますが、お客さまの端末の状態(故障・破損・水濡れなど)によってはデータの保護ができない場合があります。必要なデータは事前にバックアップを取っていただくことをおすすめします。ただし、バックアップが取れないデータがありますので、あらかじめご了承ください。
・アップデートを行うと、以前のソフトウェアへ戻すことはできません。
・アップデートの際、本端末固有の情報(機種や製造番号など)が、自動的に当社のサーバーに送信されます。当社は送信された情報を、ソフトウェアアップデート以外の目的には利用いたしません。
・Xi/FOMAでのパケット通信をご利用の場合、ダウンロードに通信料金は発生しません。
・パケット通信を利用したアップデートにはドコモ契約のドコモnanoUIM カードが必要です。なお、アップデートの内容によってはパケット通信を利用した場合、sp モードの契約が必要になる場合があります。
・インストール中は、電話の発信、着信、各種通信機能、およびその他の機能を利用できません。
・インストール中は、すべてのキー操作が無効となり、途中で中止することはできません。
・アップデートが完了すると再起動がかかります。
・アップデートを行うと、一部の設定が初期化されることがありますので、再度設定を行ってください。
・PIN コードが設定されているときは、書換え処理後の再起動の途中で、PIN コードを入力する画面が表示され、PIN コードを入力する必要があります。
・アップデートに失敗し、一切の操作ができなくなった場合には、お手数ですがドコモ指定の故障取扱窓口までご相談ください。
・アップデート中に送信されてきたSMS は、SMS センターに保管されます。
・アップデートには時間がかかることがあります。
・以下の場合はアップデートができません。
 ・通話中
 ・圏外が表示されているとき
 ・親機としてテザリングをしているとき
 ・日付・時刻を正しく設定していないとき
 ・必要な電池残量がないとき
 ・本体メモリに必要な空き容量がないとき
 ・基本ソフトウェアを不正に変更しているとき
・国際ローミング中にアップデートを行う場合は、Wi-Fi接続(ドコモnanoUIMカード未挿入)で行ってください。
・インストールを行う前に、すべてのアプリを終了してください。
・本端末の電池残量がフル充電の状態で行ってください。
・アップデート中は電源を切らないでください。
・ダウンロード中は電波状態の良い所で、移動せずに実行することをおすすめします。電波状態が悪い場合には、アップデートを中断することがあります。
・アップデートが不要な場合は、「アップデートの必要はありません。このままご利用ください。」と表示されます。




記事執筆:memn0ck


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