7月発売の加熱式たばこデバイス「jouz」を試してみた! |
スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けの製品を手がけるアンカー・ジャパンの代表取締役を務める井戸義経氏が同様に代表を兼任するジョウズ・ジャパンは20日、高温加熱式たばこデバイス「jouz 20」と「jouz 12」を2018年7月20日(金)に発売すると発表した。
このjouz 20およびjouz 12は、加熱式たばこで国内シェアトップの「IQOS(アイコス)」のヒートスティック(たばこスティック)が利用できる製品となっており、いわゆるIQOSの互換製品となる。なお、ジョウズ・ジャパンが独自のたばこスティックを発売することは少なくとも現時点ではないという。
価格は、連続最大20本吸引できるjouz 20が6,980円(すべて税込)、連続最大12本吸引できるjouz 12が6,680円。またjouz 20についてはすでに7月19日(木)までの期間に先行予約購入するとさらに1,000円引きの5,980円で販売している。いずれも12カ月の保証付きで、カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開となる。
今回はそんなjouz 20およびjouz 12について発表会の模様と、実際に試してみたのでその使用感などを紹介する。
発表会で、井戸氏は日本国内における加熱式たばこのシェアは海外に比較して高いことを指摘する一方で、加熱式たばこのユーザーは価格や充電時間、メンテナンス、耐久性などにおいての不満が多いことも指摘した。
そうした不満を解消するためにジョウズ・ジャパンでは、jouz 20とjouz 12を開発したという。さっそく両製品をレビューしていくが、まずはパッケージから紹介する。
同梱品はjouz 20およびjouz 12ともに同じとなっており、左からクリーニングスティック(×4本)、充電用ケーブル(microUSB)、本体、ダストカバー(×2個)、クリーニングブラシ(クリーニングフック内蔵)だ。
本体はjouz 20に比べてjouz 12のほうが細くて軽量になっている。これは内蔵するバッテリー容量が異なるためだ。価格的にはjouz 20のほうが高く、電池持ちが良いので連続最大吸引本数も多いが、細身のjouz 12のほうが持ちやすく感じた。
また付属する充電ケーブルはスマホなどでも利用できる一般的なmicroUSBケーブルだ。なお、ACアダプタは付属しないため、手持ちのACアダプタを利用するか、パソコン(PC)のUSBポートにmicroUSBケーブル接続して充電することになる。
取扱説明書は、半分のページが日本語表記で半分のページが英語表記だ。安全上の注意やパッケージ内容、充電方法、使用方法、お手入れ方法などかなり詳細に記載されいる。
ダストカバーは、本体を利用しない際に、上部のたばこスティックを挿入する部分を覆うカバーだ。予備を含め2個同梱する。本体がブラックにはブラックのダストカバーが、本体がホワイトにはホワイトのダストカバーが付属する。
本体下部にはmicroUSBポートを備えており、充電用microUSBケーブルを接続して充電をする。充電切れの状態からフル充電まで2~3時間程度とのこと。電源ON/OFFや充電状態の確認など、すべて本体の側面にあるファンクションボタンで操作する。
・ファンクションボタンを1回押すと充電状態が確認可能
充電状態は0~35%、35~70%、70%~100%の3段階をLEDインジケーターで表示する。
・たばこスティックを差し込んだ上でファンクションボタンを2秒間長押し
一番左のLEDインジケーターが白色に点滅し、同時に本体が振動し予熱を開始する。
そのままおよそ20秒経過すると3つのLEDインジケーターがすべて点灯し、同時に本体が再び振動して、予熱が完了したことをお知らせしてくれるので、そこから吸引することができる。予熱完了後、約5.5分間もしくは14回吸引可能だ。
・残り時間が30秒もしくは残り2回の吸引回数になると、一番左のLEDインジケーターが点滅し、本体が三度振動してお知らせしてくれる。
・充電中はLEDインジケーターで、0~35%、35~70%、70%~99%、満充電の4段階で充電状態を表示する。
吸引が終わったら本体上部のキャップ部分を上方向に一度スライドしてからたばこスティックを抜き取る。キャップをスライドせずにたばこスティックを抜いてしまうと、たばこ葉が内部のブレードに付着したままになり、次のたばこスティックを挿し込むことができなくなるため注意が必要だ。なお、吸引の途中でもファンクションボタンを2秒間長押しすることで中断することが可能だ。
禁煙をした筆者が1年以上ぶりに吸ってみたが、吸い応えは紙巻きたばこと大差がないと感じた。一方で、紙巻きたばこに比べると、煙や臭いの量もかなり少ないと感じた。しかし、決して無煙、無臭というワケではないので、ある程度は周囲に配慮する必要がある。
また今回、過去にIQOSを愛用していた女性にも試してもらった。彼女は現在、IQOSの充電器が壊れてしまってから再び紙巻きたばこを吸っているとのことだが、はじめてIQOSでヒートスティックを吸ったときよりも、jouzのほうが味わいがかなり良いと絶賛していた。
持ちやすさはjouz 12が良く、カラーもホワイトが良いと女性らしい意見も言ってくれた。また同席者との会話中などにおいても、本体が残り時間もしくは残り回数を振動でお知らせしてくれるので便利とのこと。
一方で、IQOSにはACアダプタが付属していたが、jouzには入っていないとの指摘もあった。この辺りはコアなユーザーも多いスマホの周辺機器メーカーのアンカー・ジャパンの影響もあるのかもしれないが、加熱式たばこは必ずしもデジタルガジェットに強い利用者ばかりではないことを考えると付属していたほうが良いとも思える。
総合的には、連続で吸える部分や充電方法、LEDインジケーターや振動によるお知らせなど、IQOSよりも便利で使いやすいという意見だった。
なお、最後に発表会のタッチ&トライで、説明員に利用方法を解説してもらった動画を以下に紹介しておく。IQOSユーザーやこれから加熱式たばこにしてみようといった人は参考にしてみて欲しい。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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