東京ガスが「復旧マイマップ」を開発!大規模地震時に可動 |
東京ガスは30日、ガスの供給停止を伴うような大規模な地震が発生した際に同社の供給エリア内の利用者に対してガスの供給停止状況や復旧進捗状況を地図上に色分けして分かりやすくお知らせする「復旧マイマップ」( https://fmap.tokyo-gas.co.jp )を開発したと発表しています。
復旧マイマップは供給停止を伴う大規模な地震が発生した際に稼働し、地図上に復旧進捗状況を6区分(供給停止・閉栓作業中・ガス管検査中・ガス管修繕中・開栓作業中・復旧完了)に色分けして表示します。
またこれまでガスの復旧進捗状況をお知らせしていた地図では、町丁単位までしか地図を拡大して表示することはできませんでしたが、復旧マイマップでは地番単位まで地図を拡大して表示することが可能となります。
これにより、住所検索機能を利用することで各宅ごとのガスの供給停止状況や復旧進捗状況を確認できるようになるとのこと。なお、復旧マイマップが稼働した際は、東京ガスの災害用Webページや公式SNS( https://www.tokyo-gas.co.jp/socialmedia/ )で案内するとしています。
同社は今後も大規模地震発生時の2次災害防止や安全かつ速やかなガスの供給再開に向けて防災対策に取り組むとともに、分かりやすい情報提供に努めいくということです。ガス漏れは心配ですし、こういった情報が公開されるのはありがたいところです。
東京ガスでは東京都および神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県の供給エリア内に約4000基の地震計を設置しており、大規模な地震発生に伴って地震計がガス管に被害を及ぼすような大きな揺れを感知すると、2次災害を防止するために自動的に地域へのガスの供給を停止するようになっています。
また供給を停止しなかった地域でも被害が大きいと推定された地域は、東京ガスからの遠隔操作によりガスの供給を停止します。今回、開発した復旧マイマップではこれらの供給停止に加え、復旧作業中などの情報が地図上で把握できるようになっています。
地図の色 | bgcolor="#e0e0e0"説明 |
安全のため、ガスの供給を停止している地域 | |
供給停止後、ガスメーターのガス栓を閉めるために、お客さま宅を巡回し、閉栓作業をしている地域 | |
閉栓作業完了後、道路下のガス管の被害状況を検査している地域 | |
道路下のガス管検査の結果、ガス管の被害箇所を修繕している地域 | |
道路下のガス管修繕完了後、ガスが安全に使える状態であることを確認するため、お客さま宅を巡回し、開栓作業をしている地域 | |
復旧作業が完了した地域 |
復旧状況は東京ガスの供給エリア内で同社のガスメーターが設置されている箇所。なお、地震計は供給エリア内の約1km2四方に1基設置し、地震発生後約5分で各地の地震情報を収集しており、自動的な供給停止は供給エリアを290(2018年11月時点)の地域に細分化して、被害の大きい地域を切り離してガスの供給を止める地域を最小限に抑えているとのこと。
記事執筆:memn0ck
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