シャープの次期フラッグシップモデル「AQUOS R3」か?未発表の高性能スマホがFCC通過(写真はR2)

米連邦通信委員会(FCC)は4日(現地時間)、未発表のシャープ製スマートフォン(スマホ)が認証を取得したことを公開しています。FCC IDは「APYHRO00272」で、ラベル表示は電子式に対応しており、日本語で表示方法が案内されていることから日本向け製品だと見られます。

またローミング用の対応周波数帯などからNTTドコモ向けだと思われるほか、無線LAN(Wi-Fi)が80MHz幅(HT80)のIEEE802.11acに対応していたり、ワイヤレス充電(Qi)に対応していることなどからハイエンドモデルだと推察されます。

これにより、恐らくシャープのNTTドコモ向け次期フラッグシップスマホ「AQUOS R3」(仮称)ではないかと予想できます。なお、AQUOS R3はすでに紹介しているようにシャープにて商標を出願しており、SH-03Lが認証情報からフィーチャーフォンであることから型番は「SH-04L」になると想定されます。

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FCCで公開されているラベル情報

AQUOS R3は昨年夏に発売されたシャープのフラッグシップスマホ「AQUOS R2」の後継機種と見られるハイエンドスマホで、現時点では未発表で詳細は明らかになっていません。これまで各種認証情報やベンチマークの結果などからSnapdragon 855や6GB内蔵メモリー(RAM)を搭載していると見られています。

またFCCの資料からAQUOS R3と見られるAPYHRO00272は、電池が3.85V・3200mAh(12.4Wh)リチウムイオンバッテリーで、外部接続・充電端子がUSB Type-Cとなっており、さらにQi(WPC)によるワイヤレス充電に対応しているとのこと。さらにmicroSDカードスロットや3.5mmイヤホンマイク端子も搭載。

通信面ではBluetoothやNFC、GSM(850および900、1800、1900MHz)、W-CDMA(Band V)、FDD-LTE(Band 5および12、17)で認証を取得しています。これらとQiのテストに用いたホシデン製「Wireless Charger 04」がNTTドコモが販売する「ワイヤレスチャージャー 04」だと見られています。

謎に包まれたシャープのAQUOS R3ですが、シャープではコンパクトプレミアムスマホ「AQUOS R2 compact」では画面の上下にノッチ(切り欠き)を搭載するという他社にない製品となっていたことに加え、今年は“ノッチ”からフロントカメラ部分に穴を開けた“パンチ”に流行も変わってきており、どういった形で全画面デザインを進化させるのか楽しみです。

また合わせて画面内指紋センサーを搭載したりと生体認証も多様になっていることに加え、背面のリアカメラのマルチ化も他社ではかなり進化しており、昨年のAQUOS R2は静止画用と動画用といった形でしたが、他社に追随して望遠による光学ズームなどに対応するのかどうかなどを含めて注目したいところです。







記事執筆:memn0ck


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