SoftBank向けZTE製USBドングル「A002ZT」が準備中!FCCや技適を通過

米連邦通信委員会(FCC)は17日(現地時間)、ZTE製のUSBスティック型データ通信端末(いわゆる「USBドングル」)「A002ZT」が2020年6月17日付けで認証取得していることを公開しています。FCC IDは「SRQ-MF863」。

同製品は公開されている資料から発売元がソフトバンクとなっており、外観写真にはSoftBankロゴが記載されていることから携帯電話サービス「SoftBank」から発売される見込みで、今後に正式発表されると見られます。

またA002ZTはすでに日本向けの認証(いわゆる「技適マーク」)のうちの電波法に基づく工事設計認証を2020年5月19日付けビューローベリタスジャパンを通じて取得しており(認証番号:022-200035)、日本における携帯電話ネットワークの対応周波数帯も判明しています。

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A002ZTはSoftBank向けの4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応したUSB型データ通信端末で、主に法人向けなどで根強い需要に応えるものと予想されます。側面にnanoSIMカード(4FF)スロットを搭載し、シングルSIMとなっています。

FCCではFDD-LTE方式のBand 2および7、12、17、TD-LTE方式のBand 41、W-CDMA方式のBand IIおよびIV、V、GSM方式の850および1900MHz、工事設計認証ではFDD-LTE方式のBand 1および3、4、8、11、28、TD-LTE方式のBand 41および42、W-CDMA方式のBand IおよびVIIIで認証されています。

USB端子は折りたたんで収納可能で、外観写真から本体カラーはブラックに。これまでSoftBankではHuawei Technologies製USB型データ通信端末「604HW」(2017年7月31日発売)や「203HW」(2013年6月14日発売)を販売してきましたが、ファーウェイ問題などの影響もあって新しい製品に入れ替えるといった目的があるのかもしれません。

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A002ZTの外観や内部の写真


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総務省が公開しているA002ZTの認証情報概要




記事執筆:memn0ck


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