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新しい10.2インチタブレット「Apple iPad(第8世代)」が登場! |
Appleは15日(現地時間)、オンライン発表会「Apple Events - September 2020」を開催し、新たに10.2インチタブレット「iPad(第8世代)」を発表しています。日本を含む1次販売国・地域ではすでにAppleの公式Webストア(Apple.com内および専用iOSアプリ「Apple Store」)にて予約注文が開始され、2020年9月18日(金)に発売されます。
iPad(第8世代)はこれまでの「iPad(第7世代)」の後継機種で、同様に約10.2インチ(2160×1620ドット)IPS液晶「Retinaディスプレイ」(約264ppi)を搭載し、ペン入力「Apple Pencil」や指紋認証「Touch ID」、専用キーボード「Smart Keyboard」に対応しつつ、新たにチップセット(SoC)が「Apple A10 Fusion」から「Apple A12 Bionic」にパワーアップしました。
価格はアメリカではiPad(第7世代)や「iPad(第6世代)」の発売時と同じくWi-Fi版(32GBストレージモデル)の329ドル(約35,000円)から、学生や学校などの教育向けではWi-Fi版(32GBストレージモデル)の279ドル(約29,000円)から。
日本の公式Webストアにおける価格はWi-Fi版の32GBが税抜34,800円(税込38,280円)、128GBが税抜44,800円(税込49,280円)、Wi-Fi+Cellular版(SIMフリー版)の32GBが税抜49,800円(税込54,780円)、128GBが税抜59,800円(税込65,780円)となっています。
また保証サービス「AppleCare+ for iPad」はそれぞれ税抜8,400円(税込9,240円)となっています。またWi-Fi+Cellular版はNTTドコモやau、SoftBankからも販売され、Wi-Fi版はSoftBankや量販店などでも販売されると見られます。なお、現時点でAppleの公式Webストアでは9月18日以降のお届けとなるということです。
iPad(第8世代)は初代iPadから続く9.7インチサイズのベーシックモデルを継承する製品で、iPad(第7世代)から画面サイズが10.2インチと若干大きくなっており、合わせて画素ピッチが同じ約264ppiになるように9.7インチの2048×1536ドットから解像度も若干高くなっています。
サイズも9.7インチiPadよりも少し大きく、iPad(第7世代)と同じ約250.6×174.1×7.5mmと大きくなっています。質量はiPad(第7世代)よりも若干重くなり、Wi-Fi版が約490g、Wi-Fi+Cellular版が約495g。本体カラーは定番のシルバーおよびスペースグレイ、ゴールドの3色展開です。
外観はアルミユニボディーを採用したデザインで、ディスプレイの下中央に指紋認証「Touch ID」を搭載し、Lightning端子や3.5mmイヤホンマイク端子、音量上下キー、電源/スリープキーを搭載。iPad(第7世代)に続いてApple Pencil(第1世代)やSmart Keyboardにも対応しています。
種 | iPad(第8世代) | iPad(第7世代) | iPad(第6世代) | iPad(第5世代) |
大きさ mm | 250.6×174.1×7.5 | 250.6×174.1×7.5 | 240×169.5×7.5 | 240×169.5×7.5 |
重さ g | 490 | 483 | 469 | 469 |
ディスプレイ | 10.2型QXGA | 10.2型QXGA | 9.7型QXGA | 9.7型QXGA |
耐指紋性撥油コーティング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
フルラミネーション | ― | ― | ― | ― |
反射防止コーティング | ― | ― | ― | ― |
True Toneディスプレイ | ― | ― | ― | ― |
SoC | A12+M12 | A10+M10 | A10+M10 | A9+M9 |
背面カメラ | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
Live Photo | ◯ | ◯ | ◯ | ― |
True Toneフラッシュ | ― | ― | ― | ― |
前面カメラ | 120万画素 | 120万画素 | 120万画素 | 120万画素 |
Retina Flash | ◯ | ◯ | ◯ | ― |
スピーカー | 2個 | 2個 | 2個 | 2個 |
Apple Pencil | ◯ | ◯ | ◯ | ― |
Smart Keyboard | ◯ | ◯ | ― | ― |
iPad(第7世代)からの大きな違いはSoCがApple A10 FusionからApple A12 Bionicに変更され、ヘキサコアCPUとクアッドコアCPU、そしてAIやMLなどの処理を行う「Neural Engine」を搭載し、iPad(第7世代)と比べて2倍の性能となっているということです。
その他の主な仕様はiPad(第7世代)やiPad(第6世代)を引き継いでおり、約800万画素裏面照射型CMOS/F2.4レンズ(5枚構成)のリアカメラや約120万画素裏面照射型CMOS/F2.2レンズのフロントカメラ、ステレオスピーカー、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、電子コンパス、iBeaconマイクロロケーション、ジャイロセンサー(3軸)、加速度センサー、気圧センサー、環境光センサーなど。
Wi-Fi+Cellular版はGPSおよびGLONASSにも対応。バッテリーもiPad(第7世代)やiPad(第6世代)と同じ32.4Whリチャージャブルリチウムポリマー(内蔵式)で、Wi-Fiでのインターネット利用やビデオ再生、オーディオ再生が最大10時間、携帯電話データネットワークでのインターネット利用が最大9時間。同梱品はLightning - USBケーブルおよびUSB電源アダプタ、SIMピン(Wi-Fi+Cellular版のみ)、マニュアルなどの紙類。OSは最新のiPadOS 14をプリインストール。
日本で販売されるモデルにおけるWi-Fi+Cellular版の携帯電話ネットワークにおける対応周波数帯はLTEのBand 1および2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、29、30、34、38、39、40、41、66、71、W-CDMAが850および900、AWS、1900、2100MHz、GSMが850および900、1800、1900MHzとなっています。また「eSIM」に対応。SIMカードはnanoSIM(4FF)サイズ。iPadOS 14をプリインストール。
記事執筆:memn0ck
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