KDDI、楽天モバイルへの現行のau回線ローミングを9月末で予定通りに終了!ただし、一部の地方限定では一定期間の新契約でエリア維持に協力へ


楽天モバイルの現行のau回線ローミングを9月末で終了へ!ただし、一部の地方限定で一定期間の新契約に

KDDIは7日、都内およびオンラインにて「2027年3月期第1四半期決算説明会」を開催し、同社 代表取締役社長の松田 浩路氏が「楽天モバイルとのau回線のローミング提供について現状の契約は予定通り9月末をもって終了する」としつつ、新たに「一部のルーラル(地方)エリア限定で期限を区切って新たなローミング契約を締結する方向で協議を進めている」という説明が行われました。

またその後に行われた投資家など向けの決算説明会では質疑応答にて同社 取締役執行役員専務の最勝寺 奈苗氏がこの楽天モバイルへのau回線のローミング提供について回答し、同じく現状の契約を9月末に終了するものの、新たに「ルーラルエリア限定で一定期間に限ってローミングをする契約を行い、引き続いてインフラ維持の協力をすることにした」と発言しており、ほぼこの方向で協議が進んでいることが示されました。

楽天モバイルでは移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供する携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )を2020年4月より正式に開始し、当初から東京23区および大阪市、名古屋市(一部の地下などを除く)を除く地域においてKDDIおよび沖縄セルラー電話が構築するau回線をローミングとして提供され、楽天回線のエリアが拡大するまで「競争と協調」のあり方という考えの元でローミングを提供するとしてきました。

一方、楽天モバイルへのau回線ローミングは2020年4月より東京都(23区除く)、2020年10月より大阪府(大阪市除く)や奈良県、2021年4月より埼玉県や千葉県、神奈川県などというように順次段階的に提供エリアが縮小されてきており、ローミング提供自体も当初の契約では2026年3月31日(火)まででしたが、2023年の新協定が締結されて現状の契約では2026年9月30日(水)までとなっており、この期限が迫ってきた直近では松田氏は当初の楽天回線のエリア拡大までというローミング提供について「一定の役割は果たした」と説明していました。


すでに紹介しているようにこの5月末にもローミングエリアが縮小されており、西東京の当たりの2026年5月時点(左)と2026年6月以降(右)の違いはこのようになっていました

今回の決算説明会でも「楽天モバイルの楽天回線エリアにおける人口カバーを補填する目的でこれまでに7年間に渡ってローミングを提供してきましたが、エリアが拡大していることを受けて当社の役割は十分果たしたと考えており、現行の契約については9月末をもって終了するということであります。」とし、その理由として「(auなどの)自社の利用者の品質を堅持することが目的」だと説明していました。

そのため、定量的にどの程度ということは説明できないものの、10月以降にauなどのKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービスの品質が改善されるとしていました。またKDDIでは楽天モバイルからのローミング収入がかなりありましたが、すでに2026年度通期予想は9月以降の契約を一旦ないものとして含めていないので影響は出ないとのことです。ただし、前述通りに一部のルーラルエリア限定で期間を区切って新契約を締結するとしており、下期に再びローミング収入が発生することになりますが、具体的な数値は控えたいとしていました。

記事執筆:memn0ck

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