docomoの新料金プラン「ahamo」を契約してみた!各申込別に手順を紹介 |
既報通り、NTTドコモが新料金プラン「ahamo」の申込受付および提供を先月26日から開始し、乗り換えや契約を考えている人も多いだろう。月額2,970円(税込)で通信量20GBと低料金で、スマートフォン(スマホ)の利用に慣れており、キャリアメールやサポートの利用も少ない人にはぴったりなプランだ。
一方、申し込みやサポートは少なくとも現時点ではオンラインのみとなっており、これまでドコモショップなどの店頭で申し込みや各種手続きをしてきた人にとって自分ひとりで手続きを進めるのは心許ないという人もいるだろう。
実際に乗り換えるとなると、どのような手続きが必要か、日数なども気になるところ。そこで、今回は実際にahamoを契約してみたので、その手順を紹介する。またスマホ好きが気になる、ahamo用のSIMで利用できる契約パターンも紹介していく。
なお、同社では近く店頭でも有償でahamoの取り扱いを行う計画だというなので、本当にオンライン契約が心配な場合は少し待ってみるのも良いかもしれないが、有償であることを考えると、少しでも安く済ませないならオンラインで申し込むことをオススメしたい。
■NTTドコモ利用者は“プラン変更”、機種変更なしならSIMカードそのままで当日から利用可能
NTTドコモをすでに利用している人にとって、ahamoの申し込みは“料金プラン変更”扱いだ。このため、ahamo対応の4Gや5Gスマホを利用中かつ、すでに「dアカウント」と「dポイントクラブ」に加入済みならahamo公式Webサイトにてdアカウントでログインして即時変更・利用が可能だ。ただし、ahamoへのプラン変更前には「シェアパック」や「2台目プラス」の代表回線または子回線の廃止、契約名義が成人になっているかなど、移行前の契約状況や必要な手続きを同社の公式Webページ「事前に申込・変更・廃止が必要なサービス一覧 | ahamoへプラン変更手続きを行う際のご注意 | 料金・割引 | 料金・割引 | NTTドコモ」にて確認しておこう。
現在利用中のNTTドコモのスマホがahamoの対応端末一覧に掲載されている場合は、ahamoの公式Webサイトから申し込んですぐに利用開始できる。iPhoneシリーズならiPhone 6以降のモデル、Androidはここ2年ほどで発売されたいくつかの5G・4G対応スマホだ。SIMロック解除の必要はない。ただし、機種によっては非対応のものや動作制限があるので、ahamoの対応端末一覧は必ず確認しよう。
ahamo対応端末一覧
https://ahamo.com/support/supported-phones/index.html
もし利用中のスマホがahamo非対応の場合は、事前にドコモショップなどの店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」で対応機種に機種変更をしよう。この際、必要に応じてNTTドコモの現行SIM「Ver.6:ライトブルー」に交換される。その上で、ahamoへのプラン変更を申し込めばいい。
もしくは、ahamoへのプラン変更と同時にahamo回線とセット販売されている「iPhone 11」または「Xperia 1 II SO-51A」、「Galaxy S20 5G SC-51A」のいずれかを購入する場合は、ahamoの公式Webサイトでプラン変更と一緒に、これらの機種を購入できる。この場合は後日、購入した機種とahamoロゴの入ったSIMカード「ahamo(ブルー)」が一緒に届いてからの利用開始となる。
プラン変更の申し込みは簡単だ。ahamoのサイトで「申し込み」をタップし、「料金プラン変更のみ」か「料金プラン変更+機種変更」を選択する。後は、dアカウントのログインや必要な場合は連絡先メールアドレスの登録をした後、料金プランの変更を完了するだけで良い。
■新規契約や他社から乗り換え(MNP)は対応スマホの所持次第
新規契約やMNPの場合は、ahamoで利用できるSIMロック解除済み、またはSIMフリースマホをすでに持っているかを確認しよう。ahamoの対応端末一覧からPDFファイルを開くと、保証はないが他社販売モデルの動作確認も記載されている。ahamo対応端末一覧
https://ahamo.com/support/supported-phones/index.html
対応機種はSIMロック解除したiPhoneなら大半のNTTドコモのエリアで問題なく利用できる。ただし、SIMロック解除した他の携帯電話会社のAndroidスマホは、対応周波数帯(バンド)の違いでNTTドコモの5Gやプラチナバンドに対応しておらず、エリア内でも繋がりにくかったり、快適に利用できない場合がある。もし古い機種なら、ahamoへの乗り換えを機に買い換えるのも手だ。
現在利用中のスマホがあまりに古いなら前述のようにahamoでセット購入できるiPhone 11またはXperia 1 II SO-51A、Galaxy S20 5G SC-51Aを購入するのも手だ。SIMカード「ahamo(ブルー)」と一緒に届けてくれる。
お得にスマホを購入したいならNTTドコモ自身も紹介している、先にNTTドコモの他の料金プランを契約する方法を利用しよう。俗に言う“ahamoフック”と呼ばれているものだ。方法はドコモオンラインショップやドコモショップなど店頭で一旦、NTTドコモの「5Gギガライト」または「ギガライト2」プランを新規契約やMNPで契約し、一緒にNTTドコモのスマホを最大2万円程度の還元キャンペーン付きで購入する。
その後すぐに、上述のNTTtドコモの利用者向けの方法でahamoにプラン変更すれば良い。この方法でahamoに移行すると、契約月の支払いはahamoの日割り料金だけで済む。店頭契約なら(契約後すぐにahamoへプラン変更すれば)即日ahamoを利用できるのも便利だ。ただし、この場合、SIMカードはNTTドコモの「Ver.6:ライトブルー」になり、ahamo専用の「ahamo(ブルー)」にはならないので注意したい。
利用する機種が手元にあるか、ahamoで対応機種を購入する場合は、ahamoのサイトでMNPまたは新規契約を開始しよう。申し込みには身分証明書と、クレジットカードまたは口座振替の情報が必要だ。MNPで乗り換える場合は、有効期限が10日以上残っているMNP予約番号も必要だ。
また申し込み時にはdアカウントが必要になる。すでにd払いやシェアサイクルなどでdアカウントを作成済みならその情報を入力すれば良い。dアカウントがない人は、申込時に個人情報をしつつ新規作成できる。
申し込み時には、オンラインの本人確認「eKYC」の利用を選べる。これは自分の顔や本人確認書類をスマホで撮るだけで本人確認を進められ、問題なければSIMカードやスマホの配送時に本人以外の受け取りが可能になるというものだ。撮影は無地の背景かつ、ある程度明るい場所が必要となる。またあまりに古いスマホだと、カメラ性能の問題でeKYCを利用できない場合もある。
eKYCを利用しない場合は本人がSIMカードやスマホ受け取る際に本人確認を実施する必要があり、不備があれば受け取れなくなる。確実に契約を進めたいなら、eKYCを利用するのが無難だ。
申し込みが完了するとSIMカードと、スマホをahamoで購入した場合はスマホも到着する。なお、契約更新や新生活がはじまる4月〜5月はahamoの申し込みが多いので、到着まで本来3日程度のところ、混雑により1週間程度かかる場合があるというので注意したい。
到着後、付属の用紙を見て開通作業を実施すれば乗り換え完了だ。MNPの場合はahamoの公式Webサイトまたはアプリからの開通手続きが必要で、受け付けは午前9時〜午後8時のみとなっている。オプションなどは後でahamoの公式Webサイトまたはアプリから変更可能であるし、キャリアメールなどがないことをしっかり把握していれば特に問題なく使い始められるだろう。
アプリ名:ahamo(アハモ)
価格:無料
カテゴリー:ライフスタイル
開発者:NTT DOCOMO
バージョン:1.0.1
Android 要件:8.0以上
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=com.nttdocomo.android.myahamo
アプリ名:ahamo(アハモ)
価格:無料
カテゴリー:ライフスタイル
開発者:株式会社NTTドコモ
バージョン:1.0.1
互換性:iOS 13.0以降が必要です。
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id1542920778?mt=8
記事執筆:島 徹
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