価格以上の性能を備えた「Liberty Neo 2」を試してみた!

既報通り、アンカー・ジャパンは同社のオーディオブランド「Soundcore(サウンドコア)」の新しいワイヤレスイヤホン製品として「Soundcore Liberty Neo 2(サウンドコア リバティ ネオ ツー:型番 A3926)」(以下、Liberty Neo 2)を5月25日に発売した。

Liberty Neo 2は、前モデル「【第2世代】Soundcore Liberty Neo」のアップグレードモデルとなっており、音質の向上はもちろん、専用アプリ「Soundcoreアプリ」やIPX7の防水性能、ワイヤレス充電に対応し、さらに前モデルの約2倍の長時間利用が可能になるなど、様々な点でブラッシュアップされている。

取り扱いはAnker Japan公式サイト( https://www.ankerjapan.com/ )や大手Webストア「Amazon.co.jp」および「楽天市場」といったECサイトのほか、⼀部家電量販店などで、価格(金額すべて税込)は4,990円。

今回はアンカー・ジャパンから提供いただいたLiberty Neo 2を使い、開封からスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)とのペアリング、使用感などを写真や動画を交えてレビューしていく。

■開封、同梱品をチェック

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個装箱を手に持ったところ


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個装箱右側面にはワイヤレス充電に対応していることがわかるようになっている


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個装箱左側面には「2000万人以上の人々に愛されている信じられないほどの音」との記載


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個装箱下部側面の記載内容


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個装箱裏面には主な特徴や仕様が記載されている

ほぼ正方形の小さな個装箱の裏面には主な特徴や同梱品が記載されており、Google PlayやApp Storeのロゴもあることで、専用アプリに対応していることもわかる。

裏面の記載は、
・8mmドライバーを搭載したプレミアムサウンド
・約10時間の連続再生、充電ケースと併用で約40時間の連続再生が可能
・ワイヤレス充電に対応
・Soundcoreアプリに対応し、イコライザー(EQ)のカスタマイズが可能
・IPX7の防水性能に対応
・10分の充電で約2時間の視聴ができる短時間充電に対応
これら製品の特徴で、画像を見ての通り個装箱のほとんどの部分が英語表記となっている。

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個装箱を開けて内箱を取り出したところ


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内箱の状態(左)と用紙類(右)


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すべての内容物


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付属のイヤーウィング(上)とイヤーチップ(下)

すべての内容物は以下の通り。
・イヤホン本体
・充電ケース
・イヤーチップ(XS/S/M/L/XL:Mサイズは本体に取り付け済み)
・イヤーウィング(S/M/L:Mサイズは本体に取り付け済み)
・USB-C&USB-Aケーブル
・クイックスタートガイド
・安全マニュアル(冊子)
・カスタマーサポート案内カード

小さな箱の中身は余分なスペースがないほど各種付属品が収められており、イヤホン本体を収納した充電ケースとイヤーチップ、イヤーウィングは白いビニールの袋に入っていた。

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カスタマーサポートの案内


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クイックスタートガイド内面


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クイックスタートガイド外面


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安全マニュアルの日本語ページ

安全マニュアルは注意事項が記載された冊子で、日本語を含む26カ国語で記載されているが、日本語表記はわずか1ページだけだった。

クイックスタートガイドは日本語を含む13カ国語表記で、
1 SUPPORT
2 APP
3 WEARING
4 LED LIGHT GUIDE
5 CHARGING
6 POWERING ON/OFF
7 PAIRING
8 CONTROLS
9 RESET
の各項目毎に、イラストとテキストでまとめられている。

■イヤホン本体をチェック

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イヤホン本体を手のひらに乗せたところ

イヤホン本体の重量は片方が約6g、両方合わせて約12gとなり、充電ケースを含む重さは約59gだ。前モデルでは6mmドライバーだったが、Liberty Neo 2では8mmドライバーになり、高音と低音のそれぞれの出力を強化。周波数応答は20Hz~20kHz、BluetoothはVer.5.2、Bluetooth動作範囲は約10m、対応するプロファイルはAVRCP/A2DP/HFP、対応コーデックはSBC/AACとなっている。

イヤホン本体に搭載されているLEDランプの状態は以下の通り。
・バッテリー残量が少ない…赤ランプが点滅
・充電中…白ランプが点灯
・電源オン…白ランプが1秒点灯
・電源オフ…赤ランプが1秒点灯
・ペアリングモード…白ランプが点滅
・ペアリング完了…消灯

また、Liberty Neo 2はイヤホン本体の各種操作はセンサーによるタッチ操作ではなく、ボタン操作となっており、デフォルトの各種操作は以下の通り。
●音楽関連
・左を短押し…音量を下げる
・右を短押し…音量を上げる
・左を1秒間長押し…曲戻り
・右を1秒間長押し…曲送り
・左を2回押し…音声アシスタント起動
・右を2回押し…再生/一時停止

●通話関連
・左右どちらかを短押し…応答/終話、通話中を保留にして新規着信に応答
・左右どちらかを1秒間長押し…拒否、通話中のオーディオ設定切り替え (イヤホ
ン / スマートフォン)、保留中の通話と現在の通話切り替え

●モノラルモード(音楽関連)
・短押し…音量を上げる
・1秒間長押し…曲送り
・2回押し…再生/一時停止
・3回押し…音声アシスタント起動
●モノラルモード(通話関連)
・短押し…応答/終話
・1秒間長押し…拒否

なお、Liberty Neo 2はイヤホン本体がIPX7の防水性能に対応しており、これは一般的な防水対応のワイヤレスイヤホンのIPX4~IPX6よりも高い防水性能を有していることになる。

具体的には、IPX4~IPX6はあらゆる方向からの飛沫および噴流水による有害な影響がないという保護レベルに対してIPX7は一時的に一定水深の条件に水没していも内部に浸水しないという保護レベルになっている。雨濡れはもちろん、運動時の汗などにも有効な防水性能だ。

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イヤホン内側のフィルムをはがす


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フィルムをはがした状態


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イヤホン本体の内側


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イヤホン本体の外側。Soundcoreのロゴ「d」マーク部分が操作ボタン

イヤホンは充電ケースに収納された状態で個装箱に入っているため、充電端子の部分に絶縁用のフィルムが貼られている。まずはそのフィルムをはがし、充電ケースに再度セットして充電ケースの蓋を開閉し、イヤホン本体および充電ケースのLEDランプが光ってきちんと動作するかを確認しよう。

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充電ケースにセットした状態


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充電ケースから取り出したところ。イヤホンのランプが点滅する

充電ケースから取り出すと白ランプが点滅して自動的にペアリングモードに移行するので、この状態でスマホやPC、音楽プレーヤーなどとペアリングすることになる。

■ペアリングの方法

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スマホのBluetooth設定画面。「利用可能なデバイス」を表示(画像=左)、「ペア設定」の確認画面(画像=中央)、ペアリング完了後の画面(画像=右)

スマホのBluetoothをONにした状態で、Bluetooth設定内の「利用可能なデバイス」に表示される「Soundcore Liberty Neo 2」をタップした後「ペア設定」をタップするだけでペアリングが完了する。

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Windows PCのタスクバーからBluetoothアイコンを選択する

Windows PCの場合、BluetoothがONになっていればタスクバーの隠れているインジケーターを表示させるアイコンをクリックしてBluetoothアイコンをクリックする。もしBluetoothがOFFになっている場合は、スタートメニューから「設定」→「デバイス」→「Bluetooth とその他のデバイス」でBluetoothをONにする。

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設定画面を呼び出す


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「デバイスを追加する」を選択


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「Bluetooth」を選択


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「Soundcore Liberty Neo 2」を選択


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接続完了画面


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ペアリング完了後の設定画面

その後は、「Bluetooth とその他のデバイス」→「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」→「Bluetooth」→「Soundcore Liberty Neo 2」→「完了」と進むだけでペアリングができる。

なお、1度ペアリングを完了した機器には次回以降自動で接続される。そのため、別の機器とペアリングしたい場合は、既にペアリングした機器のBluetoothを一旦OFFにする。イヤホン本体がペアリングモードに移行するので、別の機器とペアリングが可能になる。3台目以降も同様の操作でペアリングができる。

■充電ケースをチェック

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充電ケースを手のひらに乗せた状態


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充電ケース正面


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充電ケース背面


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充電ケース底面


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USB Type-Cケーブルを接続した状態


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ワイヤレス充電にも対応

充電ケース正面にある3つのLEDインジケーターでバッテリー残量の確認ができる。LEDは白色に点灯もしくは点滅する。100%で3つのランプが点灯、70%以上で3つ目(右)のランプが点滅、30~70%で2つ目(中央)のランプが点滅、30%未満で1つ目(左)のランプが点滅する。

充電ケース背面にはUSB Type-C端子を備えており、USB Type-Cケーブルを接続して充電する。有線での充電に加え、ワイヤレス充電にも対応している。

■Soundcoreアプリの操作方法

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シリーズを選択する画面(画像=左)、製品を選択する画面(画像=中央)、Liberty Neo 2のトップ画面(画像=右)

Soundcoreアプリは、イヤホン本体をスマホとBluetooth接続した状態で利用できる。スマホとイヤホンがBluetooth接続していないときはSoundcoreアプリは利用できないので注意が必要だ。Soundcoreアプリ内で、シリーズと製品(Liberty Neo 2)を選択すると、Liberty Neo 2のトップ画面に推移する。トップ画面では左右それぞれのバッテリー残量を見ることができる。

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ファームウェア確認画面

トップ画面右上の設定マークをタップするとファームウェアのバージョン確認やアップデート(更新)できる画面に推移する。また、この画面ではクイックスタートガイドを閲覧することも可能。

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イコライザーの設定画面


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プリセットされているイコライザー一覧画面


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カスタムイコライザーの画面

トップ画面左下にある「イコライザー」をタップすると「イコライザー」画面に推移する。ここではあらかじめ用意されたイコライザーを選択する「プリセット」か、自身でイコライザーのレベルの設定ができる「カスタム」を選択する。

プリセットイコライザーは、デフォルトを含めて22種類の中から1つを選択する。

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「コントロール」の画面


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イヤホンの操作を選択する画面

トップ画面右下の「コントロール」をタップすると「コントロール」画面に推移する。ここでは、イヤホンで操作できる各種設定を選択形式で簡単に設定変更できる。

Soundcoreアプリはかなりシンプルな操作なのでとくに迷うことはないだろう。イヤホン本体の音質も中高音はもちろん、低音もしっかりと出ている印象だ。装着感は、もっと小型のイヤホンと比較するとやや「着けている感」が強いが、イヤーウィングによって緩んだり、落ちたりしそうな感覚はまったくなかった。センサーによりタッチ操作ではなくボタン操作のため、触れただけの誤操作は防止でき、ボタンを押す際もカチッと音がして指にも感覚が伝わり安心感のある操作ができる。

Soundcoreのワイヤレスイヤホンとしてはエントリーモデルの位置付けで、確かにウルトラノイズキャンセリングや外音取り込みモードといった機能には対応していないが、全体的な機能はミドルクラスの製品と言っても過言ではないレベルだ。

バランスもよいので、ワイヤレスイヤホンは何を買ったらいいかわからないと悩んでいる人に、ひとまずLiberty Neo 2を買っておけばいいんじゃないの?と言える製品だと感じた。

最後にLiberty Neo 2を開封し、スマホとのペアリング、試聴、Soundcoreアプリの操作などをしたファーストインプレッション動画を紹介する。



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【Liberty Neo 2の主な仕様】
製品名(型番)Soundcore Liberty Neo 2(A3926)
重量約59g(充電ケース含む)
ドライバーサイズ8mm
BluetoothVer.5.2
対応コーデックSBC/AAC
充電時間約2時間
(USB-Cケーブル充電時およびワイヤレス充電時)
再生可能時間イヤホン本体のみ:最大10時間
ケース使用時:最大40時間
充電USB Type-C、ワイヤレス充電
防水性能IPX7
アプリ対応Soundcoreアプリ
パッケージ内容・Soundcore Liberty Neo 2
・充電ケース
・イヤーチップ(XS / S / M / L / XL *Mサイズは本体に取り付け済み)
・イヤーウィング(S / M / L *Mサイズは本体に取り付け済み)
・USB-C&USB-Aケーブル
・クイックスタートガイド
・安全マニュアル
発売時価格4,990円
発売日2021年5月25日(火)







[Image] QRコードアプリ名:Soundcore
価格:無料
カテゴリー:
開発者:
バージョン:2.7.1
Android 要件:5.0以上
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=com.oceanwing.soundcore

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[Image] QRコードアプリ名:Soundcore
価格:無料
カテゴリー:ミュージック
開発者:Power Mobile Life LLC
バージョン:2.7.0
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id1331876603?mt=8

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