日本でもCOVID-19のワクチン接種証明書を発行へ!

日本国政府は12日、総理大臣官邸にて内閣官房長官である加藤勝信氏が2021年7月12日(月)に定例会見を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種証明書(いわゆる「ワクチンパスポート」)について2021年7月25日(月)から各市区町村において発行の申請受付を開始することにしたことを明らかにしました。

発行に係る手数料は無料で、当面は国費で賄うとしています。ただし、郵送依頼をする場合は郵送代(実費)がかかる見込みだとのこと。なお、接種証明書は紙での発行となり、6月25日に開催された説明会ではデジタル化についても並行して進め、2次元コードでの発行やデジタル証明書アプリとの連携が検討されているという。

02

接種証明書はこれまで加藤官房長官の下で内閣官房を中心に検討を進めてきましたが、予防接種法施行規則の一部改正省令を7月12日に公布したことにより、その施行日である7月26日から各市区町村において発行申請受付を開始することになったとのこと。

接種証明書については当分の間は日本から一部の国や地域へ渡航する際に個別の申請に基づき発行するものであり、接種証明書の申請時にはパスポートの提示を求めることとしており、接種証明書を提示することによって防疫措置の緩和などが認められる国や地域に渡航する場合に限って申請可能だしています。

なお、具体的にどの国・地域への渡航時に活用できるかについては今後、最新の状況を外務省の公式Webサイトで随時公表する予定。申請時にはパスポートのほか、接種券番号またはマイナンバーなどを元にワクチン接種記録システム(VRS)を使用して審査・入力し、窓口または郵送で交付されます。

03

接種証明書には新型コロナウイルスワクチンの接種記録(ワクチンの種類、接種年月日など)と接種者に関する事項(氏名、生 年月日、旅券番号など)が記載され、住民票の写しなどで活用しているコピー防止機能のついた偽造防止用紙を利用することを想定しています。

また将来的には国際的に互換性のある仕様による2次元コードを載せることを検討しているとのこと。合わせて将来的には電子申請を可能とすることをめざし、交付・発行も電子化をめざしています。なお、すでに紹介しているようにGoogleではAndroidのOS標準機能として接種証明書の表示に対応し、まずはアメリカにて展開されています。

04

05

06


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
令和3年7月12日(月)午前 | 令和3年 | 官房長官記者会見 | ニュース | 首相官邸ホームページ
新型コロナワクチン接種証明書発行手続 第1回自治体向け説明会 資料
新型コロナワクチン接種証明書発行手続 第2回自治体向け説明会 資料