世界初(!)のスライド式QWERTYキーボード搭載の5Gスマホがもうすぐお目見え!その特徴的な外観をチェックしよう! |
Planet Computers(以下、プラネットコンピューター)は25日、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で出資を募っていたAndroidスマートフォン(スマホ)「Astro Slide 5G Transformer」を出資者向けのリワードとして2021年11月頃に発送する予定であることをアナウンスしています。
Astro Slide 5G Transformerはパソコン(PC)などと同じQWERTY配列の物理キーボードをスライド式で出し入れ可能な形で搭載したAndroid搭載製品で、同様の特徴を持ったスマホは国内向けでは過去にLGエレクトロニクス製「Optimus chat L-04C」やシャープ製「W-ZERO3」シリーズなどがありましたが、ここ最近はありませんでした。
そんなAstro Slide 5G Transformerですが、開発元であるプラネットコンピューターは去る9月某日に国内のIndiegogo出資者向けにAstro Slide 5G Transformerの試作品のお披露目イベント「Astro Slide Fitst Look」を開催しました。試作品の段階ではあるものの、全世界に先駆けてAstro Slide 5G Transformerの(試作モデル)実機を間近に見ることのできるイベントとなりました。
筆者もこのイベントに運よく(?)参加することができ、会場に展示されていたAstro Slide 5G Transformerをタッチ&トライできましたので、外観を写真で紹介しつつ、本機の特徴やスペックなどについて解説を交えて紹介していきたいと思います。
【Astro Slide 5G Transformerの外観】
Astro Slide 5G Transformerの試作モデル(画像左がキーボード展開時で右側がキーボード収納時)
Astro Slide 5G Transformerはプラネットコンピューターが開発中の物理QWERTYキーボード搭載のAndroidスマートフォンで同社のAndroidコミュニケーター端末「Cosmo Communicator」の後継モデルとなります。
後継モデルではありますが、クラムシェル型(一般的なノートパソコンのように本体を開いてキーボードが出てくるタイプ)のAndroidコミュニケーターだった先代モデル「Cosmo Communicator」とは異なり、通常時は一般的なストレート型のAndroidスマホとして利用可能で、必要に応じて横向きにしてスライド機構でキーボードを引き出す形になっているなど、端末としての性格面は大きく変わっています。
本体前面と背面(キーボード収納時)
本体前面側には約6.39インチのフルHD+(2340x1080ドット)のAMOLED(有機EL)ディスプレイ、約1,300万画素のインカメラ、通話用スピーカーがあります。
背面側には約4,800万画素のメインカメラと撮影用ライトのほか、キーボード引き出し時に置いて使うためのゴム足(4か所)が配置されています。
メインカメラはシングル構成。その横のプラネットコンピューターのロゴである土星のアイコンがカッチョいい
本体天面と底面(キーボード収納時)
本体天面側にはUSB Type-C端子と動画撮影用マイク、底面側には同じくUSB Type-C端子と動画撮影用マイクのほか、3.5mmのイヤホンおよびヘッドセット用のジャックがあります。
USB Type-C端子が2つありますが、本体への充電には底面側の端子を使い、外部ディスプレイへ接続する際(本機に対応した変換コネクタが必要)には天面側のUSB Type-C端子を利用します。
本体左側面と右側面面(キーボード収納時)
左側面には音量キーとスマートボタン(機能を登録して割り当てられるキー)と外部スピーカー(横向き時にステレオになるように配置)があります。
右側面には指紋センサーを兼ねた電源キーとSIM(microSD)カードスロットのほか、キーボードを引き出して起こす際に稼働するヒンジの姿が確認できます。
キーボード展開時の背面側。キーボードをスライドで引き出すための複雑な機構が確認できる。
モバイルネットワークにおいては、DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)対応で、5G SIM+4Gの同時待ち受けに対応しており、物理SIM+eSIMの組み合わせでの運用も可能です。
カードスロットはnanoSIM(4FF)カード2基とmicroSDカードスロットが全て独立しているのは嬉しいユーザーも多いはず。
【端末スペックはハイミドル級】
SoC(チップセット)はMediaTek製の5Gに対応したミドルレンジ向けのMediaTek Dimensity 800(MT6873:オクタコア)を採用し動作メモリーは8GB RAM、本体ストレージは128GB、バッテリー容量は4,000mAhとなります。また非接点充電のqi(チー)にも対応しています。
純粋なスマートフォンとしてのスペックだけで見ると、5G対応のミドルレンジ相当のスマートフォンではありますが、QWERTYキーボード搭載の現行スペックのスマートフォンという唯一無二の個性が刺さる人にはたまらなく魅力的です。
Astro Slide 5G Transformerのキーボード。キーピッチ、キーストロークともに一般的なノートPCに近く、心地よい打鍵感が得られるはず。
また、USB(Type-C)端子が2基あったり、横向き前提に配置されたステレオスピーカーなど、基本スペック以外の面の強い特徴もチェックしておきたいところです。
Astro Slide 5G Transformer(左側)とCosmo Communicator(右側)を並べたところ。コミュニケーター端末だった先代モデルと比べるとちょっぴりコンパクトになっているが、キーボードはほぼ同じ大きさを維持しており、みっちりと詰め込まれているのがわかる
【日本語入力について】
先代モデルまでCosmo CommunicatorやGemini PDAなどには自社製の日本語IMEアプリが搭載されていましたが、これが「かな入力 or アルファベット」のみで、ローマ字入力には対応していなかった(法人向けへの販売を視野に入れていたこともあって、かな入力を標準で実装していた)ため、これまでのプラネットコンピューター製端末を購入したユーザーでローマ字入力が必要な人は自身で、「Google日本語入力」や「Gboard」、「ATOK」などのIMEアプリを設定して使わざるをえなかったのですが、今回のイベントにて、プラネットコンピューターのDr.Janko氏がプリインストールの日本語IMEのローマ字入力対応を含めた改善を約束。導入のハードルがさらに下がり広いユーザーへアピールできるようになることが期待できます。
【実は複数あったカラバリ候補】
Astro Slide 5G Transformerの本体カラーは今回展示されていた試作機を見たところ、ブルー系で決定しているようですが、実は複数の本体カラー候補があり、その中からブルー系に決定したとのことで、今回、Astro Slide 5G Transformerの背面カラー違いのパーツサンプルも展示されていました。
決定色のブルーの他、ブラックにホワイト、そしてレッド(!)まで本体カラーの候補にあがっていたようです。
QWERTYキーボード搭載という若干ニッチな製品のため、多彩なカラバリを用意するのは厳しいとは思うのですが、もしレッドなんて採用されていたら、筆者は興奮で卒倒していたかもしれません(汗
それ以外にもガジェット感溢れるブラックや女性でも気軽に持てるステーショナリーっぽいホワイトも魅力的で、クラウドファンディングで自由に選ぶことが出来たら・・・とも思いましたね。(なお、筆者はなんかの手違いで、筆者の手元に赤いのが届いたりしないかしら、とも勝手に思ったりもしてました)
出資者のリワード品にはブルーが届くと思うので、これはこれで、実際の端末が届くのが非常に楽しみですね。
【MAKUAKEでもクラウドファンディング開始!】
そして、2021年10月25日からは日本向けのクラウドファンディングサイト「MAKUAKE」でもAstro Slide 5G Transformerのクラウドファンディングが開始されています。
日本語に対応していないIndiegogo(Astro Slide 5G TransformerやCosmo Communicatorは圧倒的に日本人の出資者が多かったそうですが)での出資を躊躇っていたユーザーには安心して参加・出資できますので、興味のある方は是非、本記事の関連リンクから告知ページをチェックしてみましょう!
アイデアとアプリを活用して、様々な用途に活躍できる世界初の5G対応QWERTYキーボード搭載スマホ、期待しましょう!!
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・Astro Slide 5G Transformer(Indiegogoのクラウドファンディングページ)
・Astro Slide 5G Transformer(MAKUAKEのクラウドファンディングページ)
Astro Slide 5G Transformerの試作モデル(画像左がキーボード展開時で右側がキーボード収納時)
Astro Slide 5G Transformerはプラネットコンピューターが開発中の物理QWERTYキーボード搭載のAndroidスマートフォンで同社のAndroidコミュニケーター端末「Cosmo Communicator」の後継モデルとなります。
後継モデルではありますが、クラムシェル型(一般的なノートパソコンのように本体を開いてキーボードが出てくるタイプ)のAndroidコミュニケーターだった先代モデル「Cosmo Communicator」とは異なり、通常時は一般的なストレート型のAndroidスマホとして利用可能で、必要に応じて横向きにしてスライド機構でキーボードを引き出す形になっているなど、端末としての性格面は大きく変わっています。
本体前面と背面(キーボード収納時)
本体前面側には約6.39インチのフルHD+(2340x1080ドット)のAMOLED(有機EL)ディスプレイ、約1,300万画素のインカメラ、通話用スピーカーがあります。
背面側には約4,800万画素のメインカメラと撮影用ライトのほか、キーボード引き出し時に置いて使うためのゴム足(4か所)が配置されています。
メインカメラはシングル構成。その横のプラネットコンピューターのロゴである土星のアイコンがカッチョいい
本体天面と底面(キーボード収納時)
本体天面側にはUSB Type-C端子と動画撮影用マイク、底面側には同じくUSB Type-C端子と動画撮影用マイクのほか、3.5mmのイヤホンおよびヘッドセット用のジャックがあります。
USB Type-C端子が2つありますが、本体への充電には底面側の端子を使い、外部ディスプレイへ接続する際(本機に対応した変換コネクタが必要)には天面側のUSB Type-C端子を利用します。
本体左側面と右側面面(キーボード収納時)
左側面には音量キーとスマートボタン(機能を登録して割り当てられるキー)と外部スピーカー(横向き時にステレオになるように配置)があります。
右側面には指紋センサーを兼ねた電源キーとSIM(microSD)カードスロットのほか、キーボードを引き出して起こす際に稼働するヒンジの姿が確認できます。
キーボード展開時の背面側。キーボードをスライドで引き出すための複雑な機構が確認できる。
モバイルネットワークにおいては、DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)対応で、5G SIM+4Gの同時待ち受けに対応しており、物理SIM+eSIMの組み合わせでの運用も可能です。
カードスロットはnanoSIM(4FF)カード2基とmicroSDカードスロットが全て独立しているのは嬉しいユーザーも多いはず。
【端末スペックはハイミドル級】
SoC(チップセット)はMediaTek製の5Gに対応したミドルレンジ向けのMediaTek Dimensity 800(MT6873:オクタコア)を採用し動作メモリーは8GB RAM、本体ストレージは128GB、バッテリー容量は4,000mAhとなります。また非接点充電のqi(チー)にも対応しています。
本体外形 | 縦17.2cm × 横幅7.65cm ×厚さ1.78cm |
本体重量 | 約300g |
SoC(チップセット) | MediaTek製 Dimensity 800(MT6873:オクタコア) |
動作メモリー | 8GB RAM |
本体ストレージ | 128GB |
モバイルネットワーク | Dual 5G+4G World-wide modem(2G/3G/4G/5G) |
Wi-Fi(無線LAN) | WiFi 5 2T2R(802.11 a/b/g/n/ac/e/r/h) |
そのほかの無線機能 | Bluetooth v5.1/NFC |
対応SIMカード | nanoSIMカードスロット×2 + eSIM(eSIM含め、2回線同時利用まで対応) |
GPS | AGPS/Glonass/Beidou/Galileo(Band L1 + L5 GNSS) |
キーボード | バックライト機能付き53ボタン メカニカルキーボード(5段) |
そのほかの機能 | 非接点充電(qi)/FMラジオ/指紋および顔認証/外部画面出力(要:専用のHDMI変換アダプタ) |
純粋なスマートフォンとしてのスペックだけで見ると、5G対応のミドルレンジ相当のスマートフォンではありますが、QWERTYキーボード搭載の現行スペックのスマートフォンという唯一無二の個性が刺さる人にはたまらなく魅力的です。
Astro Slide 5G Transformerのキーボード。キーピッチ、キーストロークともに一般的なノートPCに近く、心地よい打鍵感が得られるはず。
また、USB(Type-C)端子が2基あったり、横向き前提に配置されたステレオスピーカーなど、基本スペック以外の面の強い特徴もチェックしておきたいところです。
Astro Slide 5G Transformer(左側)とCosmo Communicator(右側)を並べたところ。コミュニケーター端末だった先代モデルと比べるとちょっぴりコンパクトになっているが、キーボードはほぼ同じ大きさを維持しており、みっちりと詰め込まれているのがわかる
【日本語入力について】
先代モデルまでCosmo CommunicatorやGemini PDAなどには自社製の日本語IMEアプリが搭載されていましたが、これが「かな入力 or アルファベット」のみで、ローマ字入力には対応していなかった(法人向けへの販売を視野に入れていたこともあって、かな入力を標準で実装していた)ため、これまでのプラネットコンピューター製端末を購入したユーザーでローマ字入力が必要な人は自身で、「Google日本語入力」や「Gboard」、「ATOK」などのIMEアプリを設定して使わざるをえなかったのですが、今回のイベントにて、プラネットコンピューターのDr.Janko氏がプリインストールの日本語IMEのローマ字入力対応を含めた改善を約束。導入のハードルがさらに下がり広いユーザーへアピールできるようになることが期待できます。
【実は複数あったカラバリ候補】
Astro Slide 5G Transformerの本体カラーは今回展示されていた試作機を見たところ、ブルー系で決定しているようですが、実は複数の本体カラー候補があり、その中からブルー系に決定したとのことで、今回、Astro Slide 5G Transformerの背面カラー違いのパーツサンプルも展示されていました。
決定色のブルーの他、ブラックにホワイト、そしてレッド(!)まで本体カラーの候補にあがっていたようです。
QWERTYキーボード搭載という若干ニッチな製品のため、多彩なカラバリを用意するのは厳しいとは思うのですが、もしレッドなんて採用されていたら、筆者は興奮で卒倒していたかもしれません(汗
それ以外にもガジェット感溢れるブラックや女性でも気軽に持てるステーショナリーっぽいホワイトも魅力的で、クラウドファンディングで自由に選ぶことが出来たら・・・とも思いましたね。(なお、筆者はなんかの手違いで、筆者の手元に赤いのが届いたりしないかしら、とも勝手に思ったりもしてました)
出資者のリワード品にはブルーが届くと思うので、これはこれで、実際の端末が届くのが非常に楽しみですね。
【MAKUAKEでもクラウドファンディング開始!】
そして、2021年10月25日からは日本向けのクラウドファンディングサイト「MAKUAKE」でもAstro Slide 5G Transformerのクラウドファンディングが開始されています。
日本語に対応していないIndiegogo(Astro Slide 5G TransformerやCosmo Communicatorは圧倒的に日本人の出資者が多かったそうですが)での出資を躊躇っていたユーザーには安心して参加・出資できますので、興味のある方は是非、本記事の関連リンクから告知ページをチェックしてみましょう!
アイデアとアプリを活用して、様々な用途に活躍できる世界初の5G対応QWERTYキーボード搭載スマホ、期待しましょう!!
記事執筆:河童丸
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