ローカル5GとWi-Fi 6のアグリゲーションによる固定通信サービス「NURO Wireless 5G」が一般向けにも4月より提供!

ソニーワイヤレスコミュニケーションズは25日、オンラインにて記者発表会を開催し、ローカル5Gを利用した国内初の集合住宅向け固定インターネット接続サービス「NURO Wireless 5G(ニューロ・ワイヤレス・ファイブジー)」の一般利用者に2022年4月1日(金)より提供開始すると発表しています。

月額利用料は4,950円(金額はすべて税込)の「STDプラン」のみで契約期間の定めはなく、ホームルーターはレンタル提供となるため、いつ解約しても解約金や機器残債の請求は発生しないということです。提供エリアは公式Webサイト内にて確認でき、サービス提供開始以降に順次拡大予定とのこと。

また公式Webサイト内のエントリーフォーム( https://wireless.nuro.jp/entry/ )から事前エントリーした場合にはエントリーした住所がエリア化された際にメールなどにてお知らせしてくれます。さらに「お申し込み特典」として期間中に申し込んだ場合に現金10,000円をキャッシュバックするということです。

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発表会に登壇したソニーワイヤレスコミュニケーションズおよびソニーネットワークコミュニケーションズで執行役員を務める永井直紀氏。固定通信サービス「NURO 光」は100万会員を突破したとのこと

NURO Wireless 5Gはサービスエリア内において各住戸へローカル5Gを利用した無線通信によって提供される固定インターネット接続サービスで、初期費用3,300円と月額利用料4,950円で契約期間の定めはなく、ホームルーターはレンタル提供となるため、いつ解約しても解約金や機器残債の請求は発生しません。

また開通工事が不要なので工事費もかからず、配管などの建物設備上の問題で光回線を配線できない集合住宅でもホームルーターをコンセントに挿すだけで利用できます。通信速度は下り最大4.1Gbpsおよび上り最大2.6Gbps(ともに理論値)で、5GとWi-Fi 6(IEEE802.11ax)のアグリゲーションによって提供されます。なお、当初はSub6のみが利用され、ミリ波については今後導入を検討していくとのこと。

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提供エリア判定


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利用されるホームルーター

これにより、高速で安定した通信をデータ容量無制限で利用できます。なお、ホームルーターの到着から7日間は試用期間となり、この期間中であれば無償で解約可能だとのこと。ただし、解約時にホームルーターの返却がない場合や故障している場合は別途、機器損害金がかかります。ホームルーターはソニーワイヤレスコミュニケーションズ製。

LANは有線ポートが5GBASE-T×1および1000BASE-T×3、無線LANがIEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠。サービス提供可能エリアは北海道および関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)、東海(愛知、静岡、岐阜、三重)、関西(京都、大阪、兵庫、奈良)、九州(福岡、佐賀)の一部。新たにエリア化する場合には集合住宅の)所有者と話し合いからはじめるため、対応できた場合でも期間としては数ヶ月から半年程度をめどに要するとしています。

また提供エリアについてはこれまでNURO 光などの光回線を利用したくても利用できなかった集合住宅が多数存在しているため、まずはそういった集合住宅を対象として対応していくとしたものの、現時点では具体的な建物名でのエリア判定には対応していないという。またエントリー数なども加味しながらエリア化する順番は検討していくと説明していました。

なお、エリア化は基本的に建物ごととなるものの、場合によっては複数の建物を1つの基地局で対応する場合もあり、基地局は敷地内にポールを立てたり、壁面や電柱に設置したりといったケースが挙げられるとのことで、ローカル5Gの免許は建物(基地局)ごとに必要となるということです。

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発表会に参加したモデル・俳優の貴島明日香さん


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NURO光


記事執筆:memn0ck


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