およそ2年ぶりとなる新製品「dtab Compact d-52C」をチェック!

既報通り、NTTドコモは6日、「2022-2023冬春 新商品ラインアップ」を発表し、同社の8インチタブレットとしては初めて5G通信に対応した「dtab Compact d-52C(ディータブ コンパクト ディーゴニシー)」(Lenovo製)を2023年2月以降に発売すると発表した。

同時に発表された10.1インチタブレット「dtab d-51C(ディータブ ディーゴイチシー)」(シャープ製)と同じく、前機種にあたる「dtab Compact d-42A」から約2年ぶりに新製品が発売されることになる。販路は公式Webストア「ドコモオンラインショップ」やドコモショップおよび量販店をはじめとするドコモ取扱店。発表時点での販売価格は未定。

NTTドコモが事前に開催したメディア向けの体験会で実機を試すことができたため、外観や基本機能を中心に写真や動画を交えながらレポートする。

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本体正面


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本体背面。左がミスティ ブルー、右がストーム グレー

本体サイズは縦向きで約201(高さ)×129(幅)×8.3(厚さ)mm、重量は約318g。ディスプレイは約8.4インチ、解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のTFT液晶を搭載する。

背面はガラスよりも透明性に優れたPMMAを採用しており、よく見るとガラスとは異なる透明感があり、手触りもつるつるとした質感でありながら指紋跡が付着しにくく目立ちにくいことも分かる。プラスチックとガラスの中間のような印象を受けた。本体のカラーバリエーションは「ミスティ ブルー」と「ストーム グレー」2色展開で、いずれのカラーもディスプレイ周辺のベゼルはブラック。

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縦スタイルで正面向かって左側面(上)と右側面(下)(画像=上)、縦スタイルでの上部側面(上)と下部側面(下)(画像=下)

本体を縦向きで持った状態で正面向かって左側面にはmicroSDカードスロットを、右側面には上下の音量キーと指紋センサーを兼ねた電源(スリープ)キーを搭載している。上部側面には3.5mmイヤホンジャックを、下部側面にはUSB Type-C端子を備える。

既にレポート記事で紹介したdtab d-51Cと同様に、SIMは物理SIMではなくeSIMのみに対応しているため、カードスロットはmicroSDカードのみをセットできる仕様。最大512GBまでのmicroSDXCカードに対応する予定。

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背面のアウトカメラ


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本体正面のインカメラ


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標準カメラアプリの画面。左がアウトカメラで「写真」モード、右がインカメラ(自撮り)で「ポートレート」モード


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シャッターボタン下で「ビデオ」「写真」「ポートレート」の各撮影モード切替が可能


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アウトカメラの「写真」モードでは最大6.0X(6倍)ズームに対応

背面のアウトカメラおよび本体正面のベゼルに搭載しているインカメラはいずれも約800万画素。標準カメラアプリでは、アウト/インそれぞれのカメラで「ビデオ」「写真」「ポートレート」の撮影モードに切り替えることが可能。

アウトカメラの「写真」モードでは最大6.0X(6倍)までのズームが可能。またアウト/インいずれも「ポートレート」では、ビューティーや背景のぼかしを調整できる機能も搭載している。

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ピクトエリアに5Gの表示

こちらも先のdtab d-51Cと同じく、前機種と大きく異なる点は5G通信に対応したことだ。dtab d-51Cの方が発売が早いため、ドコモのタブレット製品としては初めて5G対応することになるのはdtab d-51Cであり、dtab Compact d-52Cは2機種目の対応製品となる。ただし、8インチサイズのタブレット製品での5G対応はこのdtab Compact d-52Cが初めてとなる。

5Gの通信速度は受信時最大2.1Gbps、送信時最大218Mbps、5Gのミリ波には非対応。LTEの通信速度は受信時最大500Mbps、送信時最大75Mbps。

無線周りの仕様は、Wi-FiがIEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)、BluetoothがVer.5.1に対応する予定。

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キッズモードの設定画面


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子どもの指紋を登録してキッズモードを起動させることができる

生体認証は、顔認証および指紋認証の両方に対応している。「キッズモード」を搭載しており、指紋認証を活用して、登録された指紋によってロック画面解除から通常モードを起動するか、キッズモードを起動するかの設定ができる。

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左がアプリ一覧画面、右が「設定」画面


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左が「セキュリティ」画面、右が「ストレージ」画面


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「設定」内の「タブレット情報」画面


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左右ともに「タブレット情報」の画面

OSはAndroid 12を、チップセット(SoC)はSnapdragon 695 5G(オクタコアCPU)を、内蔵メモリー(RAM)は4GB、内蔵ストレージ(ROM)は64GBを搭載している。

IPX3の防水性能とIP5Xの防塵性能を備え、バッテリーは5000mAhを内蔵している。おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、フルセグ、ハイレゾ、ワイヤス充電には対応していない。

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専用のスタンドに本体を立てた状態


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専用スタンド


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専用スタンドの底面

こちらもdtab d-51Cと同様に、専用スタンドが同梱する予定だ。形状は丸形ではなく、角張ったスクエアなデザインで、角度調整や回転機能、折りたたみ機構は備わっていない。専用スタンドのため、USBケーブルや専用ケーブルによる充電機能やデータ転送機能などを搭載するいわゆるクレードルと呼ばれる仕様にはなっていない。

最後にメディア向け体験会での担当者に特徴などを聞いてみた動画と、2022-2023冬春 新商品ラインアップのプレゼンテーションおよび質疑応答の動画を紹介する。


S-MAX:待望の新機種で5G対応!NTTドコモの8インチタブレット「dtab Compact d-52C」の主な特徴などを聞いてみた!【レポート】



S-MAX:NTTドコモ 2022年~2023年冬春モデルのラインアップおよび製品説明【プレゼン】



S-MAX:NTTドコモ 2022年~2023年冬春モデルの事前体験会【質疑応答】






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