5G対応のSIMフリースマホ「Nothing Phone (1)」がAndroid 13に!

Nothing Technologyは21日(現地時間)、同社が展開する「Nothing」ブランド初のスマートフォン(スマホ)「Nothing Phone (1)」(型番:A063)に対して最新プラットフォーム「Android 13」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を提供開始したとお知らせしています。

更新は本体のみで携帯電話ネットワークまたは無線LAN(Wi-Fi)を用いて行います。主な更新内容は以下の通りで、Android 13へのOSバージョンアップに合わせて独自ユーザーインターフェースも「Nothing OS 1.5」へバージョンアップしています。同社では昨年12月よりAndroid 13/Nothing OS 1.5のベータ版を提供してきましたが、正式版がリリースされました。

・新しいカスタムのNothing天気アプリ。
・カメラアプリのUIが改善されました。
・アプリの読み込み速度が最大50%向上。
・「Material You」が増加し、壁紙に合わせてサードパーティアプリに使用できるカラースキームが増えました。
・新しいGlyphサウンドパック。より多くのGlyphの着信音と通知音。
・アプリごとに異なる言語を可能にする多言語サポート。
・プライバシーのアップグレード。内容は次のとおりです。
 ・写真ピッカー:各アプリに共有したい画像を選択できます。
 ・通知許可:通知を送信できるアプリを制御できます。
 ・メディアの許可:共有するメディアの種類をグループ化することができます(例:写真とビデオ、音楽とオーディオ、ファイル)。
・「クイック設定」にQRコードスキャナーを追加。
・クリップボードプレビュー。コピーされたテキストは画面の下隅クリップボードに表示されます。そのため、貼り付ける前に直接テキストを編集できます。
・メディアコントロールの新しい外観。
・フォアグラウンドサービス。通知センターからアクティブなバックグラウンドアプリを直接閉じてバッテリーを節約します。
・ライブキャプション:デバイスの音声を検出して自動的にキャプションを生成します。
・増加したバックグラウンドメモリ。頻繁に使用されるアプリの読み込み待ち時間を短縮。
・新しい自己修復機能。Phone (1)が未使用のキャッシュや期限切れのシステムダンプをクリアすることで、新品同様の動作を維持します。
・改善されたクイック設定。新しいネットワークとBluetoothデバイスのポップアップが特長です。
・音量調節のための新しいUI。画面をロックを解除することなく個別の音量スライダーを簡単に調整できます(例:音楽とアラーム)。
・改善されたゲームモード。軽い通知の新しいUIとGoogl「ゲームダッシュボード」が追加されました。「ダッシュボード」はスクリーンショット、スクリーンレコーダー、FPS表示、プローゲーミングモードをサポートしています。



Nothing Phone (1)は発売前に全世界で20万台以上の先行予約待ちとなり、StockXにて100台限定でオークションを行った際に最高額は3000ドルで落札されるなど、ここ数年で最も期待されたハイテク製品の1つとなっており、当初から日本でも発売されることが案内されており、昨年7月に正式発表されました。

特長は背面に「Glyph Interface(グリフインターフェイス)」と呼ばれる仕組みのLEDライトを備え、通知や充電など状況に合わせてが光るようになっており、光り方はさまざまなパターンに合わせて設定でカスタマイズできるようになっており、OSにはAndroid 12ベースの独自ユーザーインターフェース「Nothing OS」を搭載しています。

これにより、プリインストールアプリを極力少なくし、AIによるアプリ制御と合わせ、快適に使え、3年間のOSバージョンアップに加え、4年間のセキュリティーパッチ(2カ月ごと)の提供を保証しています。サイズは約159.2×75.8×8.3mm、質量は約193.5g。生活防水・防塵(IP53)に対応。

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主な仕様は約6.55インチFHD+(1080×2400ドット)フレキシブル有機ELやQualcomm製「Snapdragon 778G+ 5B Mobile Platform」、4500mAhバッテリー、急速充電(33W)、ワイヤレス充電「Qi」(15W)、ワイヤレスリバースチャージ(5W)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、指紋認証、顔認証、nanoSIMカード×2など。カメラは以下の構成。

<フロントカメラ>
・1/3.1型の約1600万画素CMOS(Sony製「IMX471」)/広角レンズ(F2.45)

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(Sony製「IMX766」)/広角レンズ(F1.88、焦点距離24mm、OIS、EIS)
・約5000万画素CMOS(Samsung製「JN1」)/超広角レンズ(F2.2、画角114°)

携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。その他の詳細な製品情報は『Nothing Technology、初スマホ「Nothing Phone (1)」を正式発表!独創的な光るバックパネル搭載。日本では6万9800円で8月に発売 - S-MAX』をご覧ください。今回、そんなNothing Phone (1)にAndroid 13ベースのNothing OS 1.5が提供開始されました。

5G NR: n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz




記事執筆:memn0ck


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