新フォルダブルスマホ「motorola razr 40」と「motorola razr 40 ultra」が登場!

Motorola Mobility(以下、Motorola)は1日(現地時間)、同社が展開する「motorola razr」シリーズにおける新しいグローバル向けフォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 40(型番:XT2305-*)」および「motorola razr 40 ultra(型番:XT2321-*)を発表しています。なお、アメリカなどの北米市場ではmotorola razr 40 ultraが「motorola razr+ (2023)」、motorola razr 40が「motorola razr (2023)」として発売されるとのこと。

北米ではmotorola razr+ (2023)が2023年6月23日(金)に発売され、発売に先立って6月16日(金)より予約受付が実施され、価格はオープンながら希望小売価格がアメリカでは999.99ドル(約139,000円)、カナダでは1,299.99カナダドル(約135,000円)とのこと。またmotorola razr 40 ultraが欧州や南米、アジアでも今後数週間以外に順次発売され、欧州での価格は1,199.99ユーロ(約179,000)となっています。

北米ではmotorola razr (2023)が今後数か月以内に発売される予定で、motorola razr 40が欧州や南米、アジアの一部の国・地域で発売されるとのこと。なお、両機種ともに現時点で日本での展開については明らかにされていませんが、motorola razr 40 ultraについては日本向けの認証を型番「XT2321-1」が取得しているため、日本でも発売する準備を進めていると見られます。

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motorola razr 40およびmotorola razr 40 ultraはともにMotorolaが展開するフォルダブルスマホ「motorola razr」シリーズの最新モデルで、motorola razrシリーズは日本でも2021年3月に「motorola razr 5G(型番:XT2071-4)」がソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向けとオープン市場向け(いわゆる「SIMフリーモデル」)が発売されましたが、その後継機種となります。

フォルダブルスマホには主に閉じた状態では普通のスマホサイズで開くとタブレットサイズになるような“横開き型”と開くと普通のスマホサイズで閉じるとコンパクトで持ちやすくなるという“縦開き型”がありますが、motorola razrシリーズはそれぞれ縦開き型となっており、これまでファッション性の高い最初のフォルダブルスマホの1つとしてファッションとテクノロジーの間の橋渡しをしてきたとのこと。

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今回、発表された両製品も縦開き型となっており、革新的なデザインがスマホ体験を再定義してファッション性の高いスタイルと高い性能を融合させた革新的なモバイル体験を提供するとし、特に上位機となるmotorola razr 40 ultraは最大かつ最先端のサブディスプレイを搭載したモダンで超小型サイズで持ち歩けるデザインを備えているということです。

主な違いはサブディスプレイのほか、チップセット(SoC)がmotorola razr 40はQualcomm製「Snapdragon 7 Gen 1(型番:SM7450-AB)」、motorola razr 40 ultraはQualcomm製「Snapragon 8+ Gen 1(型番:SM8475)」となっており、さらにリアカメラもmotorola razr 40は6400万画素CMOS/広角レンズ+1300万画素CMOS/超広角レンズ、motorola razr 40 ultraはより大きなセンサーの1200万画素CMOS/広角レンズ+1300万画素CMOS/超広角レンズとなっています。

<motorola razr 40 ultra>
motorola razr 40 ultraは開くと上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:22の縦長な約6.9インチFHD+(1080×2640ドット)pOLED(有機EL)メインディスプレイ(約413ppi)、閉じると約3.6インチ1066×1056ドットpOLED(有機EL)サブディスプレイ(約413ppi)が搭載されており、メインディスプレイは折り畳めるLTPOパネル、サブディスプレイはフレキシブルAMOLEDが採用されています。

またメインディスプレイはHDR10+や10-bitカラー、色域DCI-P3 120%、明るさ最大1400nits、最大165Hzリフレッシュレート、最大240Hzタッチサンプリングレート(ゲームモードでは最大360Hz)、サブディスプレイはHDR10+や10-bitカラー、色域DCI-P3 100%、明るさ最大1100nits、最大144Hzリフレッシュレート、最大120Hzタッチサンプリングレート(ゲームモードでは最大360Hz)となっています。開いた状態での画面占有率は約85.5%とのこと。

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パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F2.4)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては本体側面に指紋センサーが搭載されています。またリアカメラは以下のデュアル構成で、サブディスプレイを使ってリアカメラをセルフィー(自撮り)に利用したり、友人に自分のポーズのプレビューを表示したりできるため、誰もが写真の画質に満足できるとのこと。

・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm、PDAF)+広角レンズ(F1.5、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)+超広角/マクロレンズ(F2.2、画角108°)

またひっくり返して開いて自撮りやビデオ通話にフロントカメラを使えば、フレキシブルスタイルで理想的な撮影スタイルで手を自由に保つこともでき、閉じた状態でもさらに多くのことができるようにサブディスプレイでの機能も強化しており、新たに追加されたカスタムパネルを使えば、重要な盲目に優先順位を付けることができ、左右にスワイプすると、ゲームやGoogle ニュース、天気予報、連絡先、Spotifyなどに簡単にアクセスできて通知を一目で確認できるようになっています。

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さらにアプリパネルを使用すると、Google マップやGoogle ウォレットなどのほぼすべてのアプリにサブディスプレイから直接起動できるほか、さまざまなカラフルなライブ壁紙デザインとさまざまなMotoクロックスタイルから選択可能で、ホーム画面上のパネルをドラッグアンドドロップしてカスタマイズおよび配置することによってすべての人の好みに合わせて配置できるようになっています。

外観はスタリッシュなデザインとなっており、再考された象徴的なフリップスタイルによってモダンで無限に柔軟なデザインでノスタルジックな象徴的な印象を与え、閉じると完全に半分に折り畳まれ、上端と下端が完璧に揃って隙間のない非常に洗練された外観になります。必要なときにいつでも開くと、非常に滑らかでゴージャスなフルサイズのメインディスプレイが表われます。特にサイズを最小限に抑えた業界初の2軸トラッキングで構成される新しい再設計されたティアドロップヒンジを採用しているとのこと。

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これにより、他のフォルダブルスマホと比べて閉じた状態で最も薄くなっているということです。さらにこのヒンジシステムと超薄型ガラスを組み合わせることによってメインディスプレイを展開する際に折り目がほとんどなくなり、シームレスな外観と滑らかな感触が得られるようになったとしています。本体カラーはInfinite BlackおよびGlacier Blue、PantoneのColor of theYear 2023.3となる大胆な色合いのViva Magentaの3色がラインナップ。

外装パネルはInfinite BlackおよびGlacier Blueではマット仕上げの強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」、Viva Magentaではフェイクレザー素材が用いられ、側面などのフレームは7000シリーズのアルミニウム素材となっています。サイズは開いた状態で約170.83×73.95×6.99mm、閉じた状態で約88.42×73.95×15.1mm、質量はInfinite BlackおよびGlacier Blueが約188.5g、Viva Magentaが約184.5g。また防滴・防塵(IP52準拠)に対応。

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また強化されたオーディオと強力なパフォーマンスを搭載しており、サウンド効果「Dolby Atmos」による強化されたオーディオ体験を提供するほか、2つの大きなステレオスピーカーや3つのマイクを搭載しており、Motorolaによる新しい空間サウンドは音楽を聴いているときでもお気に入りの映画を見ているときでもオーディオ没入感をさらに高めて周囲の空間を満たします。なお、3.5mmイヤホンマイクは非搭載です。

主な仕様はLPDDR5規格の8GBまたは12GBの内蔵メモリー(RAM)およびUFS 3.1規格の256GBまたは512GBの内蔵ストレージ、USB Type-C端子、近接センサー、照度センサー、環境光センサー、加速度センサー、超音波センサー、気圧センサー、ホールセンサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、位置情報取得(A-GNSS、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSなど)、Wi-Fi 6EにIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.3、NFC Type A/Bなど。

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バッテリーは容量が3800mAhで、前世代よりも大型で長持ちするほか、超急速充電「Turbo Power 30W」とワイヤレス充電(最大5W)をサポートしています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、グローバル版は以下の通り。OSはAndroid 13(MYUI 4.0)がプリインストールされてます。

2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
3G CDMA 1X: BC0
3G W-CDMA: Band I/II/IV/V/VIII
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66
5G NR: Band n1/3/5/7/8/20/28/38/41/66/77/78/79


<motorola razr 40>
motorola rarz 40はmotorola razr 40 ultraのスペックを落として価格を抑えたモデルで、メインディスプレイはほぼ同じながらリフレッシュレートは最大144Hzとなっており、サブディスプレイは約1.5インチ194×368ドットAMOLED(282ppi)とかなり小さくアスペクト比も1:2と異なり、8-bitカラーや60Hzリフレッシュレート、最大120Hzタッチサンプリングレート、明るさ最大1000nitsなどとなっています。

ただ外観のデザインなどはmotorola razr 40シリーズとしてmotorola razr 40 ultraと共通化されており、開いた状態での画面占有率は85.5%と同じで、サイズは開いた状態で約170.82×73.95×7.35mm、閉じた状態で約88.24×73.95×15.8mm、質量は約188.6g、本体カラーはSage GreenおよびSummer Lilac、Vanilla Creamの3色がラインナップされ、外装はディスプレイ面が強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われ、背面パネルはフェイクレザー素材、側面フレームは7000シリーズのアルミニウム素材を採用し、防滴・防塵(IP52準拠)も共通です。

カメラはフロントカメラは同じで顔認証に対応しており、側面指紋センサーも同じく搭載され、リアカメラは以下のデュアル構成となっています。主な仕様はLPDDR4X規格の8GBまたは12GB内蔵メモリー(RAM)およびUFS 2.2規格の128GBまたは256GB内蔵ストレージの他はmotorola razr 40 ultraと同じでWi-Fi 6EやBluetooth 5.3、NFC Type A/B、ステレオスピーカー、Dolby Atomsなど。

・約6400万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F1.7、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)+超広角/マクロレンズ(F2.2、画角120°)

バッテリーは容量はmotorola razr 40 ultraよりも大きい4200mAhで、超急速充電「Turbo Power 30W」とワイヤレス充電(最大5W)をサポートしています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、グローバル版は以下の通り。OSはAndroid 13(MYUI 4.0)がプリインストールされてます。

2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
3G W-CDMA: Band 1/2/4/5/8
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/43/48/66
5G NR: Band n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/66/77/78


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記事執筆:memn0ck


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