新スマホ「iPhone 15」や「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」が登場! |
Appleは12日(現地時間)、オンラインにて発表会「Apple Event - Wonderlust.」を開催し、新たに5G対応スマートフォン(スマホ)「iPhone 15」および「iPhone 15 Plus」、「iPhone 15 Pro」、「iPhone 15 Pro Max」を発表しています。日本を含む1次販売国・地域における発売日はiPhone 15およびiPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxともに2023年9月22日(金)となっています。
また発売に先立って同社の公式Webストア(公式Webサイト「Apple.com」および公式アプリ「Apple Store」)などにて各機種ともに9月15日(金)21時より予約販売が開始されます。またこれまで通りにAppleの公式Webストアで販売される製品はSIMフリー版となり、それ以外にNTTドコモおよびKDDI・沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイル、量販店、ECサイトなどからも販売される予定です。
価格(金額はすべて税込)はApple公式WebストアではiPhone 15の128GBが124,800円、256GBが139,800円、512GBが169,800円、iPhone 15 Plusの128GBが139,800円、256GBが154,800円、512GBが184,800円、iPhone 15 Proの128GBが159,800円、256GBが174,800円、512GBが204,800円、1TBが234,800円、iPhone 15 Pro Maxの256GBが189,800円、512GBが219,800円、1TBが234,800円となっています。
また有償補償サービス「AppleCare+ for iPhone」はiPhone 15における通常プランが月払いで1,180円または2年間で23,800円、盗難・紛失プランが月払いで1,340円または2年間で26,800円、iPhone 15 Plusにおける月払いで1,380円または2年間で28,800円、盗難・紛失プランが月払い1,540円または2年間で31,800円、iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxにおける通常プランが月払いで1,580円または2年間で31,800円、盗難・紛失プランが1,740円または2年間で34,800円とのことです。
本体色はiPhone 15とiPhone 15 Plusがブラックやブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5色展開、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxがブラックチタニウムやホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4色展開。なお、日本で販売されるモデルはiPhone 15が「A3089」、iPhone 15 Plusが「A3093」、iPhone 15 Proが「A3101」、iPhone 15 Pro Maxが「A3105」となっており、これらのA3089およびA3093、A3101、A3105はともに日本の他にカナダやグアム、アメリカ領ヴァージン諸島、メキシコ、サウジアラビアにて販売されるということです。
iPhone 15シリーズはAppleの新しいスマホで、昨年発売された「iPhone 14」シリーズの後継機種で、iPhone 14シリーズと同様にベースモデルのiPhone 15とその大画面モデルのiPhone 15 Plus、そして上位モデルのiPhone 15 Proとその大画面モデルのiPhone 15 Pro Maxがラインナップされ、やはり最大の特長は外部接続・充電端子がUSB-Cになった点でしょう。またiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxではこれまで着信/消音スイッチがあった場所に設定した機能を素早く利用できるアクションボタンが搭載されており、着信/消音スイッチは廃止されています。
画面サイズはiPhone 15とiPhone 15 Proが6.1インチ、iPhone 15 PlusとiPhone 15 Pro Maxが6.7インチと、iPhone 14シリーズと同じですが、iPhone 14シリーズではiPhone 14とiPhone 14 Plusは従来通りに上部中央に幅の広いノッチが配置されていたものの、新たにiPhone 15シリーズでは4機種ともにiPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxと同様にハードウェアとソフトウェアを連携させて上部中央に配置された横長のパンチホールを中心にあらゆる情報が画面上に浮かび上がって表示される「Dynamic Island」に対応しました。
画面は各機種ともにiPhone 14シリーズと同様にオールスクリーンOLED(有機EL)「Super Retina XDRディスプレイ」でHDRやTrue Tone、広色域(P3)、触覚タッチ、コントラスト比200万:1、耐指紋性撥油コーティングに対応し、明るさはiPhone 14とiPhone 14 Plusは最大(HDR)で1200nit、標準で800nitsしたが、iPhone 15シリーズでは4機種ともにが最大(HDR)で1600nits、標準で1000nits、さらに屋外で最高2000nitsと、iPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxと同等となりました。
またiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxはiPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxと同じく常時示ディスプレイ「Always on Display」や最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionテクノロジーに対応しています。外観はデザインとしてはiPhone 12シリーズやiPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズを踏襲しており、側面がフラットなフレームを採用したデザインで、各機種ともにディスプレイ面はCeramic Shieldを採用し、引き続いて水深6mで最大30分間の耐水性能を備える防水・防塵(IP68準拠)に対応しています。
また背面パネルと側面フレームはiPhone 15とiPhone 15 Plusがカラーインフューズドガラスパネルとアルミニウムフレーム、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxがテクスチャードマットガラスパネルとチタニウムフレームとなり、特にiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxはこれまでのProモデルが採用していたステンレススチールフレームからチタニウムフレームになったことによってiPhone史上最も軽量なProモデルとなりました。
このチタニウムフレームは業界初の熱機械的処理によってチタニウムバンドが100%再生アルミニウムで作られた新しい基礎構造を包み込み、固体拡散によってこれらの2つの金属を驚くほど強固に接合し、アルミニウムフレームは放熱の助けとなるとともに背面ガラスを簡単に取り替えられるようにしているということです。さらに日本向け製品についてはおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。
一方、チップセット(SoC)はiPhone 14シリーズと同様にiPhone 15とiPhone 15 PlusはiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Max同じ4nmプロセスで製造された「Apple A16 Bionic」が搭載されており、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのみが新開発の3nmプロセスで製造された「Apple A17 Pro」が搭載されています。
Apple A17 Proは2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU、新しい6コアGPUを搭載し、Apple A16 Bionicと比べてCPUが10%、GPUが20%高速となり、負荷の高い作業もスムーズに効率良く処理したり、最新モバイルゲームの複雑なグラフィックスに対応し、さらに新しい16コアNeural EngineによってApple A16 Bionicの約2倍となる35兆回/秒の演算処理を実行でき、さらに専用のUSBコントローラーがDisplayPortやUSB 3をサポートして10Gbit/秒のデータ転送に対応するため、既存のLightning端子と比べると20倍以上高速になっているとのこと。
リアカメラは引き続いて通常モデルはデュアル構成、Proモデルはトリプル構成+LiDARセンサーでそれぞれ仕様は以下の通りとなっていますが、新たに通常モデルではメインセンサーのクアッドピクセルセンサーを活用して一部を切り取ることで光学2倍ズーム相当に超広角カメラの光学0.5倍から4倍の光学ズームレンジに対応しているほか、最大10倍のデジタルズームに対応しています。また一段と明るくシャープなマクロ撮影も可能なほか、レンズはサファイアクリスタル製レンズカバーで覆われているとのこと。
一方、Proモデルでもメインセンサーのクアッドピクセルセンサーを活用した光学2倍ズームは利用できるほか、個別にそれぞれ望遠カメラも搭載しており、iPhone 15 Proが光学3倍ズーム、iPhone 15 Pro Maxがテトラプリズムデザインのペリスコープレンズによる光学5倍ズームに対応しています。これにより、各モデルともにウルトラワイド撮影や進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード、6つのエフェクトを備えたポートレートライティング、アダプティブTrue Toneフラッシュ、Photonic Engine、Deep Fusion、スマートHDR 4などに対応しています。
<iPhone 15、iPhone 15 Plus>
・約4800万画素CMOS(1画素1.22μm、4in1で1画素2.44μm相当)/広角レンズ(F1.6、焦点距離26mmまたは52mm相当、7P、センサーシフトOIS、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離13mm相当、5P、画角120°)
<iPhone 15 Pro>
・約4800万画素CMOS(1画素1.22μm、4in1で1画素2.44μm相当)/広角レンズ(F1.78、焦点距離24mmまたは48mm相当、7P、第2世代センサーシフトOIS、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)/超広角レンズ(F2.2、焦点距離13mm相当、6P、画角120°、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.22μm)/望遠レンズ(F2.8、焦点距離77mm相当、6P、OIS)
<iPhone 15 Pro Max>
・約4800万画素CMOS(1画素1.22μm、4in1で1画素2.44μm相当)/広角レンズ(F1.78、焦点距離24mmまたは48mm相当、7P、第2世代センサーシフトOIS、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)/超広角レンズ(F2.2、焦点距離13mm相当、6P、画角120°、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.22μm)/望遠レンズ(F2.8、焦点距離120mm相当、6P、3DセンサーシフトOIS)
フロントカメラは各機種ともに共通で、約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.9、Focus Pixels、6P)のTrueDepthカメラとなっています。一方、バッテリーは中でもiPhone 15 PlusではiPhone 14 Plusと同様にiPhoneシリーズで史上最長の電池持ちとなったとされており、各機種ともに引き続いてUSB-C端子による高速充電(最大20W)のほか、MagSafeによるワイヤレス充電(最大15W)や通常のQiによるワイヤレス充電(最大7.5W)に対応しています。
その他にもiPhone 14シリーズど同様に自動車で重大な衝突事故に遭ったことを認識して自動で救助を要請できる「衝突事故検出」や携帯電話の電波が届かない場所でも衛星経由で救援を要請できる「緊急SOS」に対応しており、緊急SOSは通信を行う衛星を肉眼で確認することができないため、空に向かってiPhoneをかざす方向を画面に表示することで衛星との通信を確立するようになっており、アメリカなどで利用可能です。
通信面では通常モデルが2x2 MIMOやWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHzおよび5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Proモデルが2x2 MIMOやWi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHzおよび5GHz、6GHz)の無線LAN(Wi-Fi)で、各機種ともにBluetooth 5.3や空間認識のための第2世代の超広帯域チップ(UWB)、リーダーモード対応NFC、位置情報(GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou)、iBeaconマイクロロケーションなど。
センサーはFace IDおよび気圧計、磁力計、ハイダイナミックレンジジャイロセンサー、高重力加速度センサー、近接センサー、デュアル環境光センサー、アクセサリー識別NFCを内蔵。SIMはnanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載し、デュアルSIMかつデュアルeSIMに対応し、携帯電話ネットワークは5Gおよび4x4 MIMOとLAAに対応したギガビットLTEやVoLTEに対応しており、日本で販売される製品の対応周波数帯は同じで以下の通り。
各製品ともに最新のiOS 17がプリインストールされ、付属品はiPhone 12シリーズから環境に配慮してイヤホンや電源アダプターが同梱されなくなり、USB-C - Lightningケーブルとマニュアルなどの各類のみとなっていて、パッケージはかなり高さが低くなっています。その他、2030年までに気候変動影響をゼロにし、今回初めてレアアースや磁石を100%リサイクルを行うということです。
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・iPhone 15とiPhone 15 Plus - Apple(日本)
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・Apple Events - Apple
画面サイズはiPhone 15とiPhone 15 Proが6.1インチ、iPhone 15 PlusとiPhone 15 Pro Maxが6.7インチと、iPhone 14シリーズと同じですが、iPhone 14シリーズではiPhone 14とiPhone 14 Plusは従来通りに上部中央に幅の広いノッチが配置されていたものの、新たにiPhone 15シリーズでは4機種ともにiPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxと同様にハードウェアとソフトウェアを連携させて上部中央に配置された横長のパンチホールを中心にあらゆる情報が画面上に浮かび上がって表示される「Dynamic Island」に対応しました。
画面は各機種ともにiPhone 14シリーズと同様にオールスクリーンOLED(有機EL)「Super Retina XDRディスプレイ」でHDRやTrue Tone、広色域(P3)、触覚タッチ、コントラスト比200万:1、耐指紋性撥油コーティングに対応し、明るさはiPhone 14とiPhone 14 Plusは最大(HDR)で1200nit、標準で800nitsしたが、iPhone 15シリーズでは4機種ともにが最大(HDR)で1600nits、標準で1000nits、さらに屋外で最高2000nitsと、iPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxと同等となりました。
またiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxはiPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxと同じく常時示ディスプレイ「Always on Display」や最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionテクノロジーに対応しています。外観はデザインとしてはiPhone 12シリーズやiPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズを踏襲しており、側面がフラットなフレームを採用したデザインで、各機種ともにディスプレイ面はCeramic Shieldを採用し、引き続いて水深6mで最大30分間の耐水性能を備える防水・防塵(IP68準拠)に対応しています。
また背面パネルと側面フレームはiPhone 15とiPhone 15 Plusがカラーインフューズドガラスパネルとアルミニウムフレーム、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxがテクスチャードマットガラスパネルとチタニウムフレームとなり、特にiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxはこれまでのProモデルが採用していたステンレススチールフレームからチタニウムフレームになったことによってiPhone史上最も軽量なProモデルとなりました。
このチタニウムフレームは業界初の熱機械的処理によってチタニウムバンドが100%再生アルミニウムで作られた新しい基礎構造を包み込み、固体拡散によってこれらの2つの金属を驚くほど強固に接合し、アルミニウムフレームは放熱の助けとなるとともに背面ガラスを簡単に取り替えられるようにしているということです。さらに日本向け製品についてはおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。
機種 | iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max |
大きさ | 147.6×71.6×7.80mm | 160.9×77.8×7.80mm | 146.6×70.6×8.25mm | 159.9×76.7×8.25mm |
重さ | 171g | 201g | 187g | 221g |
本体色 | ブラック ブルー グリーン イエロー ピンク | ブラックチタニウム ホワイトチタニウム ブルーチタニウム ナチュラルチタニウム | ||
外装 | Ceramic Shieldの前面 カラーインフューズドガラスの背面とアルミニウムフレーム | Ceramic Shieldの前面 テクスチャードマットガラスの背面とチタニウムフレーム | ||
画面 | 6.12型オールスクリーンOLED Super Retina XDR 1179×2556ドット 460ppi 横長パンチホール | 6.69型オールスクリーンOLED Super Retina XDR 1290×2796ドット 460ppi 横長パンチホール | 6.12型オールスクリーンOLED Super Retina XDR 1179×2556ドット 460ppi 横長パンチホール | 6.69型オールスクリーンOLED Super Retina XDR 1290×2796ドット 460ppi 横長パンチホール |
Dynamic Island | ○ | ○ | ○ | ○ |
ProMotion(最大120Hz) | ー | ー | ○ | ○ |
常時表示 | ー | ー | ○ | ○ |
SoC | Apple A16 Bionic | Apple A17 Pro | ||
ストレージ | 128GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB 1TB | 256GB 512GB 1TB |
防水・防塵 | IP68 | IP68 | IP68 | IP68 |
FeliCa | ○ | ○ | ○ | ○ |
充電端子 | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
急速充電 | 約30分で最大50%充電(最大20W) | |||
MagSafe(最大15W) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワイヤレス充電(最大7.5W) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ビデオ再生 | 最大20時間 | 最大26時間 | 最大23時間 | 最大29時間 |
ビデオ再生(ストリーミング) | 最大16時間 | 最大20時間 | 最大20時間 | 最大25時間 |
オーディオ再生 | 最大80時間 | 最大100時間 | 最大75時間 | 最大95時間 |
一方、チップセット(SoC)はiPhone 14シリーズと同様にiPhone 15とiPhone 15 PlusはiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Max同じ4nmプロセスで製造された「Apple A16 Bionic」が搭載されており、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのみが新開発の3nmプロセスで製造された「Apple A17 Pro」が搭載されています。
Apple A17 Proは2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU、新しい6コアGPUを搭載し、Apple A16 Bionicと比べてCPUが10%、GPUが20%高速となり、負荷の高い作業もスムーズに効率良く処理したり、最新モバイルゲームの複雑なグラフィックスに対応し、さらに新しい16コアNeural EngineによってApple A16 Bionicの約2倍となる35兆回/秒の演算処理を実行でき、さらに専用のUSBコントローラーがDisplayPortやUSB 3をサポートして10Gbit/秒のデータ転送に対応するため、既存のLightning端子と比べると20倍以上高速になっているとのこと。
SoC | Apple A17Pro | Apple A16 Bionic | Apple A15 Bionic |
製造プロセス | 3nm | 4nm | 5nm |
トランジスタ数 | 約190億個 | 約160億個 | 約150億個 |
CPU | 6コア(高性能な2コア+省電力な4コア) | 6コア(高性能な2コア+省電力な4コア) | 6コア(高性能な2コア+省電力な4コア |
GPU | 6コア | 5コア | 4コア |
Neural Engine | 16コア(約35兆回/秒) | 16コア(約17兆回/秒) | 16コア(15兆8千億回/秒) |
リアカメラは引き続いて通常モデルはデュアル構成、Proモデルはトリプル構成+LiDARセンサーでそれぞれ仕様は以下の通りとなっていますが、新たに通常モデルではメインセンサーのクアッドピクセルセンサーを活用して一部を切り取ることで光学2倍ズーム相当に超広角カメラの光学0.5倍から4倍の光学ズームレンジに対応しているほか、最大10倍のデジタルズームに対応しています。また一段と明るくシャープなマクロ撮影も可能なほか、レンズはサファイアクリスタル製レンズカバーで覆われているとのこと。
一方、Proモデルでもメインセンサーのクアッドピクセルセンサーを活用した光学2倍ズームは利用できるほか、個別にそれぞれ望遠カメラも搭載しており、iPhone 15 Proが光学3倍ズーム、iPhone 15 Pro Maxがテトラプリズムデザインのペリスコープレンズによる光学5倍ズームに対応しています。これにより、各モデルともにウルトラワイド撮影や進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード、6つのエフェクトを備えたポートレートライティング、アダプティブTrue Toneフラッシュ、Photonic Engine、Deep Fusion、スマートHDR 4などに対応しています。
<iPhone 15、iPhone 15 Plus>
・約4800万画素CMOS(1画素1.22μm、4in1で1画素2.44μm相当)/広角レンズ(F1.6、焦点距離26mmまたは52mm相当、7P、センサーシフトOIS、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離13mm相当、5P、画角120°)
<iPhone 15 Pro>
・約4800万画素CMOS(1画素1.22μm、4in1で1画素2.44μm相当)/広角レンズ(F1.78、焦点距離24mmまたは48mm相当、7P、第2世代センサーシフトOIS、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)/超広角レンズ(F2.2、焦点距離13mm相当、6P、画角120°、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.22μm)/望遠レンズ(F2.8、焦点距離77mm相当、6P、OIS)
<iPhone 15 Pro Max>
・約4800万画素CMOS(1画素1.22μm、4in1で1画素2.44μm相当)/広角レンズ(F1.78、焦点距離24mmまたは48mm相当、7P、第2世代センサーシフトOIS、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)/超広角レンズ(F2.2、焦点距離13mm相当、6P、画角120°、100% Focus Pixels)
・約1200万画素CMOS(1画素1.22μm)/望遠レンズ(F2.8、焦点距離120mm相当、6P、3DセンサーシフトOIS)
フロントカメラは各機種ともに共通で、約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.9、Focus Pixels、6P)のTrueDepthカメラとなっています。一方、バッテリーは中でもiPhone 15 PlusではiPhone 14 Plusと同様にiPhoneシリーズで史上最長の電池持ちとなったとされており、各機種ともに引き続いてUSB-C端子による高速充電(最大20W)のほか、MagSafeによるワイヤレス充電(最大15W)や通常のQiによるワイヤレス充電(最大7.5W)に対応しています。
その他にもiPhone 14シリーズど同様に自動車で重大な衝突事故に遭ったことを認識して自動で救助を要請できる「衝突事故検出」や携帯電話の電波が届かない場所でも衛星経由で救援を要請できる「緊急SOS」に対応しており、緊急SOSは通信を行う衛星を肉眼で確認することができないため、空に向かってiPhoneをかざす方向を画面に表示することで衛星との通信を確立するようになっており、アメリカなどで利用可能です。
通信面では通常モデルが2x2 MIMOやWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHzおよび5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Proモデルが2x2 MIMOやWi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHzおよび5GHz、6GHz)の無線LAN(Wi-Fi)で、各機種ともにBluetooth 5.3や空間認識のための第2世代の超広帯域チップ(UWB)、リーダーモード対応NFC、位置情報(GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou)、iBeaconマイクロロケーションなど。
センサーはFace IDおよび気圧計、磁力計、ハイダイナミックレンジジャイロセンサー、高重力加速度センサー、近接センサー、デュアル環境光センサー、アクセサリー識別NFCを内蔵。SIMはnanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載し、デュアルSIMかつデュアルeSIMに対応し、携帯電話ネットワークは5Gおよび4x4 MIMOとLAAに対応したギガビットLTEやVoLTEに対応しており、日本で販売される製品の対応周波数帯は同じで以下の通り。
5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n53、n66、n70、n71、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48、53)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
各製品ともに最新のiOS 17がプリインストールされ、付属品はiPhone 12シリーズから環境に配慮してイヤホンや電源アダプターが同梱されなくなり、USB-C - Lightningケーブルとマニュアルなどの各類のみとなっていて、パッケージはかなり高さが低くなっています。その他、2030年までに気候変動影響をゼロにし、今回初めてレアアースや磁石を100%リサイクルを行うということです。
更新中
記事執筆:memn0ck
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