DJIの小型ドローン「Mini 4 Pro」をレビュー!写真は「DJI Mini 4 Pro」と「DJI RC 2」

空撮で利用される「ドローン」はプロ仕様の大型モデルから個人でも使いやすい小型モデルまで幅広くリリースされています。中でも個人向けとして人気が高いのがDJIの「Mini」シリーズで、小型で可搬性が高く、高解像度で安定した飛行に対応しています。

そんなDJIのMiniシリーズにおける最新モデル「DJI Mini 4 Pro」はシリーズ初の全方向障害物検知が搭載されたことによって安全性がかなり向上しているとして注目されています。今回はDJIよりDJI Mini 4 Proのサンプル機をお借りして実際に試してみましたのでその模様を紹介します。

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DJI Mini 4 Pro

DJI Mini 4 Proは2023年9月25日(月)にDJIよりリリースされました。送信機や周辺機器によって販売モデルが3種類あり、各モデルの価格(金額はすべて税込)はDJI Mini 4 Pro(DJI RC-N2付属)が106,700円、DJI Mini 4 Pro(DJI RC 2付属)が128,700円、DJI Mini 4 Pro Fly Moreコンボ Plus(DJI RC 2付属)が158,180円となっています。

主な特長としては前述通りに全方向障害物検知が搭載され、飛行時の安全性が高くなりました。また質量は249g(標準バッテリー搭載時)で、プロペラ部を畳むことでコンパクトに持ち歩くことができます。

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プロペラ部を畳んだ様子


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本体上部の障害物検知


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本体下部の障害物検知

一方、動画撮影に関しては、4K/60fpsでHDR動画の撮影に対応しており、縦動画にも対応しているため、SNSへの投稿などでも活用しやすくなっています。

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カメラ部


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カメラが縦方向になり縦動画に対応

さらに標準バッテリーで34分の飛行、大容量バッテリーで45分の飛行が可能です。リモートIDに対応しており、国土交通省のオンライン申請システム「DIPS」に登録可能です。

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飛行の様子

送信機は「RC-N2」または「RC 2」となります。RC-N2はスマートフォン(スマホ)を接続してスマホアプリを通じて操作します。一方、RC 2はディスプレイが搭載されており、内蔵のアプリで操作する形になります。最大20km(日本10km)のフルHD映像伝送で、空撮映像をリアルタイムで確認することができます。

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送信機のRC 2


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写真作例(パノラマ撮影、180度)N



動画作例( https://youtu.be/JkSxLseYtqo

DJI Mini 4 Proは小型ドローンとしてはワンランク上の性能を備えており、全方向障害物検知によって安心して飛行が可能になったため、より安定した飛行と高解像度な動画の撮影が可能となりました。そのため、これまでDJIのMiniシリーズを利用されていた人やドローン初心者の方にオススメできるモデルとなっています。

また大型モデルを利用している人でもサブのドローンとして十分な機能を持っていると感じました。なお、ドローン飛行においては航空法を遵守する必要があります。100g以上のドローンは、飛行禁止区域(空港等の周辺の上空の空域、地表又は水面から150メートル以上の高さの空域、人口集中地区の上空の空域)があります。

また飛行規則として薬物および飲酒時に飛行禁止、日没後の飛行禁止、目視外の飛行禁止、第三者の30m未満の距離に入る飛行の禁止、イベント会場上空での飛行禁止、危険物の輸送禁止、飛行中に物件を投下禁止などのルールがあります。さらにドローン本体を国土交通省が提供しているドローン関連のオンライン申請システム「DIPS」に登録する必要があります。規則を遵守した上でドローンを利用しましょう。





記事執筆:伊藤 浩一


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