新生FCNTから「arrows We2」シリーズが登場!自律神経測定機能を搭載したミッドハイスマホをチェック

既報通り、FCNTは16日、都内にて「事業戦略および新商品発表会」を開催し、同社が展開している「arrows」ブランドの新商品として5G対応スタンダードスマートフォン(スマホ)「arrows We2」および「arrows We2 Plus」(ともにFCNT製)を発表しました。このうちの上位機となるarrows We2 PlusはNTTドコモから「arrows We2 Plus F-51E」として2024年8月中旬以降に発売するとのこと。

またNTTドコモでは発売に先立って5月16日(木)11時から事前予約受付を実施しており、販路はNTTドコモではドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「ahamoサイト」などで、価格は現時点では調整中とのことですが、FCNTでは「できるだけ手に取りやすい価格になるように相談中」であるということでした。

一方、FCNTでは『「arrows We2 Plus F-51E」予約・購入キャンペーン』を実施し、予約開始時から発売日前日までに予約をして発売日から2024年9月30日(月)までに購入・応募するとdポイント(期間・用途限定)で3,000ポイントがプレゼントされます。応募はキャンペーンWebページから行い、ポイント進呈時期は応募月の翌々月までを予定し、進呈されたポイントの有効期間は進呈から2か月間(62日間)となっています。

今回、そんなarrows We2 Plusについて発表会の展示会場にて開発途中ではあるものの、実際に実機を触って確かめることができましたので、主に外観や世界初搭載となる自律神経測定機能などを中心に写真と動画にて紹介していきます。

なお、arrows We2 PlusはNTTドコモの独占販売とはしていないということで、今後に取り扱うところが新たに追加される可能性もあり、FCNTではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)などとしての取り扱いなども検討中であるとしています。

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arrows We2 Plus F-51Eの前面と背面

arrows We2 PlusはFCNTが展開しているarrowsブランドにおけるチップセット(SoC)にQualcomm製のミッドハイレンジ向け「Snapdragon 7s Gen 2 Moible Platform」や内蔵メモリー(RAM)に8GBを搭載し、快適な利用に必要十分なスペックを備えた新たなミッドハイレンジスマホで、同社からの言及こそないものの、2023年2月に発売された「arrows N F-51C」の事実上の後継機種とも呼べるモデルとなっています。

また特徴としてリアカメラの下に脈波測位方式の自律神経測定センサーを搭載し、このセンサーによる「自律神経測定機能」をスマホとして世界初搭載するなど、FCNTでは「日常のヘルスケアへのきっかけ創り」という付加価値を持った製品だとしています。背面側には他にも約5010万画素CMOS/広角レンズと約800万画素CMOS/超広角レンズのデュアル構成のリアカメラに加え、撮影用ライト、おサイフケータイ(FeliCa)やNFC Type A/Bのセンサーが配置されています。

一方、前面側には上部中央にパンチホールが配置された約6.6インチFDH+有機ELディスプレイを搭載し、最大144Hzリフレッシュレートに対応して滑らかな表示が行え、パンチホール部分には約1610万画素CMOS/広角レンズのフロントカメラが内蔵され、通話用スピーカーなどもあります。生体認証としては顔認証に対応しています。サイズおよび質量は未定で、本体色はスレートグレイおよびシャンパンシルバーの2色展開。

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カメラバンプの下側にある細いユニットが自律神経測定センサー


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arrows We2 Plus F-51Eの天面(左側)と底面(右側)

天面には動画撮影など用のサブマイク、底面側には外部スピーカーやUSB Type-C端子、通話など用マイク、3.5mmイヤホンマイク端子があります。一方、左側面にはnanoSIMカード(4FF)およびmicroSDXCカード(最大1TB)に対応したカードスロット、右側面には電源キーと音量キーがあります。なお、対応するSIMはnanoSIMカードスロットが1つに加え、eSIMにも対応したデュアルSIM仕様で、カードスロットはSIMピン不要で爪などをひっかけて引き出すことができるタイプとなっています。

指紋センサーはロック解除や決済などの認証に使うほか、arrows We2 Plusでは「arrows NX F-01K」以来となる「Exlider(エクスライダー)」機能が既存のarrows利用者のニーズに応える形で復活しており、指紋センサーに軽く触れ続けることでExlider機能が起動して指紋センサー部に指を滑らせるようにすることによって画面のスクロール操作や画像・文字の拡大操作が可能になるというもので、地味ながらも大変に便利な機能となっています。

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arrows We2 Plus F-51Eの左側面(左側)と右側面(右側)


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カードスロットを取り出したところ


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指紋センサーを押さないようにタッチしつづけると、写真にあるようなマークが表示されてExlider機能が利用可能

最大の特徴である自律神経測定機能はプリインストールされている「ららしあコネクト」というアプリから利用が可能で、測定結果などを記録することもできます。自立神経測定機能については、実際に試してみたところを動画で紹介しておきます。arrows We2 Plus F-51Eの本体価格についてはまだ公表されていないものの、初搭載となる自律神経測定機能やじっくりと実用していくのにも十分なスペックとなっており、コストパフォーマンスの高いミッドハイスマホとして期待できそうです。

専用のセンサーで正確に測るためなのかそこそこに時間はかかる模様


【arrows We2 Plusの主な仕様】
本体サイズ[高さ×幅×厚さ/mm]未定
質量[g](電池含む)未定
カラースレートグレイ、シャンパンシルバー
SoCQualcomm Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform
CPUオクタコアCPU
2.4GHz Cortex-A78ベースのKryo Goldコア×4+1.95GHz Cortex-A55ベースのKryo Silverコア×4
GPU940MHz Adreno 710
内蔵メモリー(RAM)8GB
内蔵ストレージ256GB
外部ストレージ(最大対応容量)microSDXCカード(1TB)
ディスプレイサイズ/パネル約6.6インチ/有機EL
解像度[横×縦]FHD+
1080×2340ドット
カメラ有効画素数/F値リア約5010画素/F1.8
約800万画素/F2.2
フロント約1610万画素/F2.45
通信・通話5G通信速度[受信時/送信時の最大速度]2.1Gbps/218Mbps
SIMnanoSIMカードスロット×1+eSIM
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
テザリング同時接続数
[Wi-Fi/USB/Bluetooth]
10台/1台/3台
Bluetooth(対応バージョン)○(5.2)
電池・充電バッテリー容量5000mAh
接続端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
その他防水/防塵○(IPX5・IPX8)/○(IP6X)
ワンセグ/フルセグー/ー
おサイフケータイ
[FeliCa/NFC]
○/○
生体認証○(指紋、顔)
ハイレゾ
OSAndroid 14
メーカーFCNT




ahamo


記事執筆:河童丸


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