シャオミの最新スマートバンド「Xiaomi Smart Band 9」をレビュー! |
ウェアラブル製品の中でもスマートウォッチやスマートバンドは健康志向の高い人を中心に人気となっています。特にスマートバンドは軽量でバッテリーの持ちが良く、価格も安いのでコストパフォーマンス(コスパ)も高いため、注目されています。そうしたスマートバンドには活動量や睡眠状態などのアクティビティーの計測に特化した製品が多くありますが、昨今は女性でも利用しやすいファッショナブルなデザインを採用した製品も出てきており、日常使いでのスマートバンドのニーズも高くなっています。
スマートバンドの人気ブランドとしては小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)の「Xiaomi Smart Band」シリーズがあり、同シリーズは2024年第1四半期(1〜3月)においてベーシックな低価格帯のスマートバンドとしては出荷台数シェアベースで世界1位となっているほか、日本でも好評となっています。今回、シャオミ・ジャパンからシリーズの最新モデル「Xiaomi Smart Band 9」が2024年8月14日(水)に発売されました。
販路は同社の公式Webサイト( https://mi.com/jp/ )内にある公式Webストアのほか、Xiaomi公式 楽天市場店やAmazon.co.jp、量販店およびECサイトなどとなっており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webストアなどでは5,480円となっています。本記事ではシャオミ・ジャパンよりXiaomi Smart Band 9をお借りして実際に使ってみましたので、その模様を紹介したいと思います。
Xiaomi Smart Band 9はカラフルなデザインや大容量バッテリーによる長時間駆動、最大輝度の向上による見やすさなど進化しているほか、高性能センサーでヘルス機能のモニタリング性能が前モデル以上にアップデートし、睡眠状況をリアルタイムに記録して分析レポートの出力したり、より良い睡眠のためのガイド機能なども追加されています。またクイックリリース構造によるアクセサリーの付け替えが簡単になり、ファッショナブルなバンドを利用できます。
クイックリリース構造ではレザーストラップやキューバンチェーンストラップ、アシンメトリーメタルストラップ、スマートバンドペンダント、ランニングクリップなど、ユーザーの使用シーンに合わせて、アクセサリーが利用できます。各アクセサリーの価格は以下の通り。試しにアシンメトリーメタルストラップを装着してみましたが、こちらはかなり重量感があります。なお、バンドの長さは途中でパーツを外して調整できるようになっています。
・キューバンチェーンストラップ:2,380円
・アシンメトリーメタルストラップ:4,280円
・チェーンストラップ:4,280円
・ブレイデッドストラップ:1,680円
・デュアルトーンレザーストラップ:3,480円
・マグネティックストラップ:3,280円
・レザーストラップ:3,280円
・スマートバンドペンダント:3,280円
・Smart Band 9 ランニングクリップ:1,280円
画面は約1.62インチ有機ELディスプレイを搭載し、60Hzリフレッシュレートや明るさ最大1200nits(自動輝度調節)に対応しており、屋外でも見やすくなっているほか、新たにこれまでスマートウォッチに使用されてきたリニアバイブレーションモーターを搭載することによってバイブレーションによる通知の使い勝手が向上しています。また画面はタッチ操作に対応していますが、雨や汗による誤動作の防止機能が備わっており、引き続いて5気圧防水(5ATM)にも対応しています。
また低消費電力センサーと大容量の233mAhバッテリーを搭載し、通常使用モードで最大21日間、AOD(常時ディスプレイ表示)モードで約9日間の駆動時間を実現しています。なお、充電は専用のマグネット式充電器で行います。カラーはミッドナイトブラックおよびグレイシャーシルバー、アークティックブルー、ミスティックローの4色が用意されており、マット質感のメタルフレームで低価格ながらも高級感があり、質量も約15.8g(ストラップ除く)と軽いので装着しているのが気になりにくくなっています。
ヘルスケア機能としては心拍数や血中酸素濃度レベル、ストレスをモニタリングして異常を検知アラートで通知してくれ、女性の健康管理に重要な月経周期の記録や予測にも対応しています。また高精度センサーで睡眠のステージを把握、睡眠中の心拍数や血中酸素濃度レベルの情報も詳細を確認、長期間の睡眠サイクルを記録し、スマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Mi Fitness」での睡眠サイクルデータを参考にして、自分の睡眠習慣やパターンを理解できます。
さらに150以上のスポーツモードを搭載しており、運動した後の最大酸素摂取量、回復時間、トレーニングパフォーマンス、トレーニングレベルなどをアルゴリズムでサポートしてくれます。中でもランニング機能でウォーキングから強度高めな有酸素運動までの10種類のランニングモードをサポートしており、ランニングクリップを使用することでケイデンスやストライドなどといった13種類のデータをトラッキングし、これらもMi Fitnessアプリで確認できます。
センサー類は加速度センサーやジャイロセンサー、環境光センサー、光学式心拍センサーを搭載。その他の機能としてもミュージックコントロールやアラーム、タイマー、ストップウォッチ、フラッシュライト、懐中電灯、天気、着信通知、スマホを探すなどに対応しています。同梱品はXiaomi Smart Band 9本体のほか、ストラップおよび専用充電ケーブル、取扱説明書となっています。Mi Fitnessアプリの対応OSはAndroid 8.0以上およびiOS 12.0以降です。
最後に前モデル「Xiaomi Smart Band 8」と比較してみました。サイズがXiaomi Smart Band 8の約48×22.5×10.99mmからXiaomi Smart Band 9では約46.53×21.63×10.95mmと小型化していますが、バッテリー容量が190mAhから233mAhと容量アップしており、通常駆動時間が16日間から21日間と長時間化しています。なお、質量は約14.9gから約15.8g(それぞれストラップは除く)と、1gほど増えています。
このようにXiaomi Smart Band 9はスマートバンドの人気シリーズのため、日常の健康データからワークアプトまで使いやすいモデルとなっており、小型かつ軽量でバッテリーの持ちも良いため、通常の利用方法であれば、2週間以上は充電不要で利用ができます。より高機能なスマートウォッチのようにアプリの追加やBluetooth通話機能、おサイフケータイ機能などはありませんが、スマートウォッチやスマートバンドなどのウェアラブル製品の入門機としてこれから利用しようという場合やそれほど多機能が必要のない場合など、Xiaomi Smart Band 9に搭載されている機能で十分な人にはオススメできる製品となっていると思いました。
シャオミ(Xiaomi)
2024-08-14
記事執筆:伊藤浩一
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