楽天モバイルが2024年9月1~15日に設置した基地局リストを公開!プラチナバンドの3〜4局目の基地局が無線免許取得 |
楽天モバイルは30日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において2023年7月より実施している「Rakuten最強プラン」プロジェクトとして新たに2024年9月1日(日)から9月15日(日)までに全国27都道府県41市区町村で基地局を設置したとお知らせしています。
一方、サービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )は更新されておらず、2024年8月19日(金)に更新されたままで、2024年6月18日(火)時点のデータとなっています。なお、サービスエリアマップの4Gについてはパートナー(au)回線との合算となっており、楽天回線のみの4Gエリアについてはホームルーターサービス「Rakuten Turbo」で利用できるサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )にて公開されているほか、パートナー(au)回線のサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/map_partner.html )も個別に公開しています。
その他、楽天モバイルではすでに紹介しているように「プラチナバンド」とも呼ばれる700MHz帯(Band 28)の狭帯域3MHz幅×2による商用サービスを今年6月に開始しており、当初は同社本社の近くである東京都世田谷区に基地局を1局設置して運用しているのみで、その後、今年9月6日()付けで2局目が東京都調布市にて免許を取得していましたが、さらに総務省が「無線局等情報検索」のデータベースを更新し、新たに神奈川県横浜市神奈川区および千葉県市川市に700MHz帯の基地局について無線局免許を2024年9月24日(火)付けで取得したことが掲載されています。
ともに東京都世田谷区や東京都調布市と同様に電波の型式は「3M00X7W」、中心周波数は771.5MHz、空中線電力は20Wとなっています。なお、楽天モバイルではこのうちの神奈川県横浜市神奈川区では神奈川県横浜市神奈川区菅田町字南長谷一部地域にて2024年9月26日(木)および2024年9月27日(金)、2024年9月30日(月)の3日間に渡ってそれぞれ18時から短期メンテナンス工事を実施し、作業時間内で8時間未満の通信断が発生して音声通話およびデータ通信が、ご利用いただけない場合があるとしています。
楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を2020年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに何度かアップグレードされて昨年6月から新料金プランのRakuten最強プランに刷新し、パートナー(au)回線エリアも含めて3GB以下なら月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。
なお、Rakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなっているほか、Rakuten Linkは昨年8月にパソコン(PC)向けデスクトップ版も提供開始されました。またキャリアメールサービス「楽メール」も提供されています。そんなRakuten最強プランの提供開始に合わせてサービスエリアマップが更新され、Rakuten最強プランでは楽天回線だけでなくau回線でも同じ料金となることに伴い、4Gエリアについては楽天回線とau回線の合算表示となっています。
一方、昨年7月より新たに快適な通信環境を提供するために「Rakuten最強プラン」プロジェクトに取り組んでおり、全国各地の楽天モバイル基地局設置情報が市町村単位で公開されて確認可能で、これまでは月2回更新されていたものの、前回は1カ月ぶりに更新されていましたが、今回はまた月2回のペースに戻って2024年9月1~15日に全国27都道府県41市区町村で新たな基地局が設置されたとのことです。例えば、東京都でも各地で新たな基地局が設置されていることが示されています。
また同社ではプラチナバンドである700MHz帯について総務省に提出した開設計画では2026年3月頃から商用サービスを開始する予定となっていましたが、大幅に前倒しして2024年6月に開始したものの、これまでは700MHz帯に対応した基地局が2局しかありませんが、ようやく3・4局目が開局に近づいているようです。なお、楽天モバイルではすでにパートナー(au)回線のローミングもあり、狭帯域での運用となるのでデータ通信のトラフィック量的にau回線の代替にはならないと思われ、700MHz帯をエリアの穴をカバーするために利用する予定で、関東圏から順次拡大していくとしているものの、当面は限定的な活用になるのではないかと思われます。
記事執筆:memn0ck
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