未発表の次期ミッドレンジスマホ「moto g56 5G」と見られる「XT2529-*」がFCC通過!写真は既存機種「moto g64 5G」

米連邦通信委員会(FCC)は15日(現地時間)、Motorola Mobility(以下、Motorola)の未発表な5G対応スマートフォン(スマホ)「XT2529-3」および「XT2529-4」が2025年4月10日(金)付で認証を通過していることを公開しています。FCC ID(認証番号)は「IHDT56AV3」、ハードウェアバージョンが「DVT2」、ソフトウェアバージョンが「V2VOJP35.45」。

また資料にはこれらの同一機種として「XT2529-1」(FCC ID:IHDT56AV1)がベースモデルであることが記載されており、XT2529-1が「Bogota」、XT2529-3やXT2529-4が「Bogota Japan」とされています。さらにベンチマークアプリ「Geekbench」の測定結果に次期ミッドレンジスマホ「moto g56 5G」が掲載されており、このMoterboardが「bogota」であることからXT2529-3やXT2529-4はmoto g56 5Gの日本向けモデルになると予想されます。

なお、FCCではXT2529-1とXT2529-3およびXT2529-4の違いとしてXT2529-3およびXT2529-4は4G LTEのBand 38や41、5G NR方式のn77およびn78、そしてNFCに対応しているとされ、さらにXT2529-3とXT2529-4の違いとして内蔵メモリー(RAM)がXT2529-3は8GB、XT2529-4は4GBだとしています。なお、内蔵ストレージはXT2529-3およびXT2529-4ともに128GBとなっており、XT2529-1のRAMはGeekbenchから少なくとも8GBがあるようです。

こうしたことからMotorolaの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパンが日本でmoto g56 5Gの発売を準備しており、これまでの同社の展開状況からXT2529-3はオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)、XT2529-4はソフトバンク(携帯電話サービス「SoftBank」または「Y!mobile」)向けになると予想されます。

その他、FCCの資料から電池パックは「RB52」だとされており、TÜV Rheinland JapanなどにてCB認証を取得し、5100mAh(3.91V)であることが記載されているほか、日本オーディオ協会(JAS)における「ハイレゾロゴの使用状況」にXT2529-1および「XT2529-2」、XT2529-3、XT2529-4が登録されているため、ハイレゾ音源にも対応していることが示されています。

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FCCが公開している資料一覧。資料名には「Bogota」や「Japan」の文字が

moto g56 5Gはオールラウンドな機能を追求する「moto g」ファミリーの中では中位クラスとなるmoto g5xの次機種で、これまで日本向けを示す「j」の付いた「moto g53j 5G」や「moto g52j 5G」が投入されてきたほか、昨年は現行機種となる「moto g64 5G」が新たに「j」が付かないグローバルモデルと同等製品ながらもおサイフケータイ(FeliCa)に対応する製品として発売されており、moto g56 5Gも同じくFeliCaや5Gに対応ながらも価格を抑えたミッドレンジモデルになると予想されます。

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FCCが公開している資料の一部。XT2529-3が8GB RAM+128GBストレージ、XT2529-4が4GB RAM+128GBストレージであることなどが記載されています


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Geekbenchの測定結果の一例。Motherboardが「bogota」に


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JASにもXT2529-1やXT2529-2、XT2529-3、XT2529-4が登録済み


記事執筆:memn0ck


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