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ドコモメールで保護したメールが特定条件で削除される不具合が発生! |
NTTドコモは17日、同社が提供している「*@docomo.ne.jp」ドメインを用いたメールサービス「ドコモメール」(「iモードメール」および「spモードメール」は除く)においてデータベースシステムの不具合によって利用者が「保護」の設定をした保護メールが特定の条件下で削除される事象が発生したとお知らせしています。同社では削除された保護メールについて復元を試みたものの、メールの復元は不可能と判明したとのこと。
また同社では利用者には迷惑をかけたとして深く謝罪をしています。なお、この事象が判明後の2025年3月22日(土)にデータベースシステムのプログラムを修正し、現在は正常に利用できることを確認しているということです。発生日時は2013年12月17日(火)から2025年3月21日(金)までで、保護メールの削除が確認できた期間は2024年12月26日(木)以降となっています。
また発覚の経緯は利用者からの申告をもとに調査を行った結果、事象が発覚したとし、影響が確認できた利用者は32万5764人で、これらの人に対しては「メッセージR」などにて「【重要】ドコモメールにて保護したメールが削除される事象について」のお知らせを順次送付していますが、事象について不明な点がある場合には専用コールセンター(0120-817-040)まで問い合せるように案内しています。
ドコモメールはdocomo.ne.jpドメインを用いたメールサービス(いわゆる「キャリアメール」)で、iモードメールやspモードメールを引き継ぎ、新たにクラウドベースのメールサービスとしてスマートフォン(スマホ)など向けに提供されています。今回、そんなドコモメールにおいて「受信BOX」および「送信BOX」、「未送信BOX」、「ごみ箱フォルダ」または利用者が作成したメールフォルダに格納されている過去に利用者が「保護」の設定をした保護メールがサーバー上のデータベースシステムの不具合によって特定の条件下で削除されてしまったことが明らかになりました。
原因はデータベースシステムにおけるメールの自動削除処理に関する不具合で、以下の条件をすべて満たす場合が対象となっており、保護メールの削除が確認できた利用者は32万5764人に影響があり、削除された保護メールについては復元を試みたものの、原本となるメールデータがサーバーから消去されており、メールの復元は不可能と判明したということです。なお、本事象による第3者への個人情報およびメールデータの漏えいは発生していないとのことです。
<影響がある条件>
(1)メール容量が2万通を超える状態になったことがある場合
(2)メールの保護機能を利用したことのある場合
(3)迷惑メールフォルダを利用していた場合
※2025年2月12日(水)以前に迷惑メールフォルダを利用できたのは別途「あんしんセキュリティ」または「あんしんセキュリティ スタンダードプラン」、「あんしんセキュリティ トータルプラン」を申し込んでいた場合です。2025年2月13日(木)以降はドコモメールが利用可能なすべての人が迷惑メールフォルダの利用可能対象です。
なお、同社では事象の原因となったデータベースシステムにおけるメールの自動削除処理に関する不具合については修正を完了し、現在は正常に利用できることを確認しており、合わせてドコモメールのサービス提供に影響を及ぼすシステム処理についても調査を実施して問題がないことを確認したとのこと。さらに今回の事象を重く受け止め、再発防止に向けて対策強化を図り、信頼の回復に努めていくとしています。
<ドコモメールの保護メールに関する問い合わせ 専用コールセンター>
【電話番号】0120-817-040(携帯電話・PHSからも利用になれます。)
【受付時間】土日祝含む10〜19時
【開設期間】2025年4月17日(木)〜2025年6月30日(月)
<メール容量の確認方法>
・Androidのアプリ版の場合
・Webブラウザー版の場合
記事執筆:memn0ck
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