ソニーが最新フラッグシップスマホ「Xperia 1 VII」を一時販売停止!

ソニーは4日、同社が展開する「Xperia」ブランドにおいて今年6月に発売した最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 1 VII」を使用中に電源が落ちるまたは再起動がかかる、電源が入らないといった事象がまれに発生することが判明したとして対象製品の販売を一時停止しているとお知らせしています。

対象製品はオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「Xperia 1 VII(型番:XQ-FS44)」に加え、NTTドコモ向け「Xperia 1 VII SO-51F」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」向け「Xperia 1 VII(型番:SOG15)」、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向け「Xperia 1 VII(型番:A501SO)」といった日本で販売されている各モデルとなっています。

同社では現在、原因調査を行っており、詳細が判明次第、対応を含めて案内するとしています。そのため、対象のXperia製品を持っている場合には今後の案内を待つように案内しているほか、待っている間には必要なデータのバックアップをしておいて欲しいということです。なお、ソニーストアでの販売を一時停止しているほか、出荷も停止しているとのこと。

また該当する事象が発生する場合は電源キーと音量上キーを同時に約20秒長押しする(途中で振動しますが、20秒が経過するまで押し続けて下さい)または最新のソフトウェア更新を適用するといったことを試し、お試しいただき、復旧できない場合はソニーの「スマートフォン相談窓口」まで問い合わせるように案内しています。合わせて同社では利用者に不便と迷惑をかけたとして深く謝罪しています。

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Xperia 1 VIIはソニーが展開するXperiaブランドの最新フラッグシップスマホで、昨年に発売された「Xperia 1 VI」の後継機種となり、それ以前のXperia 1シリーズが採用していた映画のスクリーンのアスペクト比である2.35:1とほぼ同じとなる21:9の約6.5インチ4K(1644x3840ドット)有機ELディスプレイではなく、引き続いてより一般的なスマホと同じアスペクト比9:19.5の約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)有機ディスプレイを搭載しています。

一方、チップセット(SoC)は新たにQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform」となって高性能化しており、ソニーのデジタル一眼カメラ「α(Alpha)」やポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」、テレビ「ブラビア」といった専用機に搭載されている最先端の技術と各領域で培ったAI技術をスマホ向けに最適化した「Xperia Intelligence」を搭載し、リアルタイムなAI処理によって被写体を高速・高精度に捉え続ける撮影や、高画質・高音質でコンテンツを楽しめる視聴体験を実現しています。

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主な仕様は12GBまたは16GB内蔵メモリー(RAM)および256GBまたは512GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、5000mAhバッテリー、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、位置情報取得(A-GNSSなど)、加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、気圧センサー、電子コンパス、防水・防塵(IP68)、指紋センサーなど。カメラは以下の構成に。

<フロントカメラ>
・約1200万画素CMOS(1/2.9型「Exmor RS for mobile」、1画素1.22μm、PDAF)+広角レンズ(F2.0、焦点距離24mm、画角85°)

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(1/1.35型「Exmor T for mobile」、1画素1.12μm、PDAF、4in1)+広角レンズ(F1.9、焦点距離24mm、画角84°)
・約5000万画素CMOS(1/1.56型「Exmor RS for mobile」、1画素1.0μm、PDAF、4in1)+超広角レンズ(F2.0、焦点距離16mm、画角104°、マクロ)
・約1200万画素CMOS(1/3.5型「Exmor RS for mobile」、1画素1.0μm、PDAF)+望遠レンズ(F2.3〜3.5、焦点距離85〜170mm、画角15〜28°、光学3.5〜7倍ズーム、ZEISS T*コーティング、テレマクロ)

SIMはnanoSIMカード(4FF)のスロットが1つに加え、eSIMにも対応したデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しており、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は欧州版「Xperia 1 VII(型番:XQ-FS54)」は以下の通り。OSはAndroid 15がプリインストールされており、新たに最大4回のOSバージョンアップと6年間のセキュリティーアップデートに対応したため、より長期間に渡って快適に使用し続けることができるようになりました。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご参照ください。

Sony、新フラッグシップスマホ「Xperia 1 VII」を発表!日本ではメーカー版とNTTドコモ版が6月上旬、au版とSoftBank版が6月5日に発売 - S-MAX
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[Xperia 1 VII - XQ-FS54]
5G NR: NSA - n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n75, n77, n78 / SA - n1, n3, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n75, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz








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記事執筆:memn0ck


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