オフラインマップ対応の高コスパなスマートウォッチ「Amazfit Active 2」をレビュー!

スマートウォッチをワークアウトで利用する人が活用したい機能としてGPSなどの衛星を用いた位置情報によるオフラインマップがあります。オフラインマップに対応していれば、スマートウォッチ単独でワークアウトのルート記録や地図のナビゲーション機能などが利用可能になるため、スマートフォン(スマホ)を持ち歩かなくても済むという利点があります。

そんなオフラインマップに対応しながらもリーズナブルな価格帯な製品がラインナップされているのがZepp Healthの「Amazfit」シリーズで、新たにAmazfitシリーズにてアウトドア向けの堅牢なデザインのモデルではなく、日常で使いやすいスタイリッシュなデザインの「Amazfit Active 2」が日本でもリリースされました。

Amazfit Active 2は2万円前後でオフラインマップに対応しているコストパフォーマンス(コスパ)の高いモデルで、日本ではスタンダードバージョンが2025年3月14日(金)より、プレミアムバージョンが2025年4月18日(金)より正式販売が開始され、カラーはスタンダードバージョンがブラックシリコン、プレミアムバージョンがブラックレザー(レッドのシリコンバンドが付属)となっています。

価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格ではスタンダードバージョンが18,900円、プレミアムバージョンが21,890円で、取扱拠点は同社の公式Webサイト( https://www.amazfit.jp/ )内の公式Webストアのほか、Amazon.co.jp公式楽天市場店公式Yahoo!ショッピング店、さらに量販店や時計専門店などとなっています。今回、Zepp HealthよりAmazfit Active 2のプレミアムバージョンをお借りして実際に試してみましたのでその模様を紹介します。

01Amazfit Active 2 プレミアムバージョンのパッケージ

Amazfit Active 2はステンレススチール製のフレームと繊維強化樹脂製のケースを採用したエレガントで洗練されたデザインが特徴となっているほか、さらにプレミアムバージョンでは光透過90%以上かつモース硬度9のサファイアガラスと本革レザーバンドを採用して非常に高級感のあるモデルになっています。一方、スタンダードバージョンは指紋防止コーティングが施された2.5D強化ガラスとクイックリリースシリコンバンドです。

また画面はどちらのバージョンも同じで丸型の約1.32インチ466×466ドットAMOLED(有機EL)ディスプレイ(約353ppi)となっており、明るさも最大2000nits(ピーク時)と屋外でも見やすく、サイズは約43.9×43.9×9.9mmで、質量はプレミアムバージョンが約31.65g、スタンダードバージョンが約29.5gです。ともに5気圧防水(5ATM)に対応し、クラシックピンバックルが搭載され、回転子モーターやマイク、スピーカーも搭載されています。

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Amazfit Active 2 プレミアムバージョンは革レザーバンド

電池持ちは270mAhバッテリーを搭載して通常使用で最大10日間、ハードな使い方でも最大5日間の連続使用が可能で、さらにバッテリーセーバーモードを利用すれば、最大19日間の使用が可能です。またGPSなどの位置情報取得機能を継続的に使用した場合でも最大21時間の稼働が可能で、ランニングやハイキングなどの長時間のアクティビティに利用しやすい仕様です。充電は付属のUSB Type-C端子を搭載したマグネット式の専用クレードルにて充電します。

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Amazfit Active 2を充電している様子

位置情報取得機能の衛星はGPSのほか、GLONASSやGalileo、BeiDou、QZSS(みちびき)の5つのシステムに対応しており、円偏波アンテナ技術によって高速接続と正確なトラッキングをサポートしています。また加速度センサーやジャイロセンサー、温度センサー、環境光センサー、地磁気センサー、気圧センサー(高度計)、生体センサー「BioTracker 6.0 PPM」(5PD+2LED)、Bluetooth 5.2 LEを搭載しています。

これにより、160種類以上のワークアウトモードを搭載し、幅広い運動スタイルに対応しているほか、25種類の運動を自動検出する機能も搭載しています。さらに前機種である「Amazfit GTR Mini」と比較すると、物理ボタンが1個から2個になり、上部のボタンはアプリ一覧、下部のボタンはワークアウト一覧に対応しており、操作が簡単になりました。

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アプリ一覧画面


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ワークアウト一覧画面

一方、Amazfit独自の音声操作システム「Zepp Flow」を搭載しており、OpenAIのAIエンジン「GPT-4o(GPT-4 Omni)」を統合した音声操作機能に対応する世界初のスマートウォッチでもあり、メッセージの返信(Androidのみ対応、iOSには非対応)やアラームの設定、天気情報の確認など、ハンズフリー操作が可能です。例えば、天気情報を確認したい場合、Zepp Flowを起動して「今日の天気は?」と話しかけると、質問を聞き取った後に、音声と画面にて情報が表示されます。

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Zepp Flowに天気を確認した例

オフラインマップ機能は登山やアウトドア活動中でもリアルタイムで正確なルート案内を利用でき、事前に地図をダウンロードしておくことによって通信環境が不安定な場所でも安心して地図機能を使用可能です。またターンバイターンナビゲーション機能も備えており、目的地までの道順を矢印で示す案内が可能です。地図のナビゲーション機能を搭載しているモデルながら2万円前後とリーズナブルなのは貴重な機種となります。

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オフラインマップ機能

もちろんスマートウォッチの基本機能でもあるヘルスケアモニタリングなどもしっかりと使え、生体センサーはハイエンドモデルに搭載されているものと同じ高性能なセンサーで、心拍数の精密モニタリングや運動データの計測が可能です。また包括的な健康管理機能として睡眠の質や心身の回復度(レディネス)を数値化し、日々のコンディションを把握できるようサポートします。スマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Zepp」(以下、Zeppアプリ)で健康データを確認することができます。

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背面のセンサー部分


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Zeppアプリの健康データ表示例

その他、Amazfit Active 2では有料・無料を合わせて400種類以上のウォッチフェイスが利用可能で、クラシックなアナログデザインからモダンなデジタルデザインまで幅広くそろっており、男性向けだけでなく女性向けのデザインも充実しています。またZeppアプリを通じたカスタマイズや写真を背景に設定する機能も備えています。

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Zeppアプリで提供されているウォッチフェイス

Amazfit Active 2を実際に使ってみると、スマートウォッチの基本機能に加えて通知機能の充実に驚きます。健康データを取得するだけでなく、健康管理のための分析結果がどんどん通知されてきます。また毎朝、モーニングアップデートとして1日に必要な情報が通知されます。ワークアウトに関してもウォーキングやサイクリング、水泳など自動検出が可能なため、スマートウォッチの操作不要で運動ログが記録され、腕に装着しているだけで日常が楽しくなるスマートウォッチだと感じました。

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各種通知の画面例


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アプリZeppでワークアウト記録を閲覧例








記事執筆:伊藤浩一


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Amazfit Active 2 44mm