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| ウルトラハイスペックモデルや変形機構搭載など、個性強烈なモバイルゲームマシンが多数登場!君ならどれを選ぶ!? |
去る2025年9月25日(木)から28日(日)の4日間、千葉県幕張にある幕張メッセにて、家庭用(コンシューマ)ゲームとその関連製品やサービスなど一堂に会する日本最大の展示イベント、東京ゲームショウ2025が開催されました。(主催:CESA)
いわゆるゲーム機と言えば、ゲームハードメーカーが開発・販売をしている据え置き型や携帯型ゲーム機を思い浮かべる方も多いと思いますが、昨今ではゲームプレイに特化したWindowsPC搭載のハンドヘルド型のゲーミングモバイルPCやゲームアプリを快適に遊ぶためにOSにAndroidを採用した携帯型ゲーム機などを取り扱う企業も多数出展し、それぞれに特徴のあるマシンの展示を行っていました。
そこで、本記事ではTGS2025の会場内にて、強烈な個性を光らせていたモバイルゲーミングPCなどを展示していたAYANEO、ONE-NETBOOK(ONEXPLAYER)、GPD(天空)のブースのレポートをお送りします。
【高スペックと軽量ボディが特徴の「Pocket FIT」:AYANEOブース】
中国の深圳を拠点としている端末メーカーのAYANEOのブースではAYANEOのサブブランド「CONKR」(コンカー)シリーズの初号機モデルとして、近日発表予定のOSにAndroidを採用した携帯型ゲーム端末「CONKR Pocket FIT」を中心とした展示を行っていました。
「CONKR Pocket FIT」は前述の通り、OSにAndroidを採用した携帯型ゲーム端末で、リフレッシュレート144Hzの高速描画に対応した約6インチのFHDディスプレイと約386gの軽量ボディが特徴で、SoC(System on Chip)はSnapdragon 8 EliteとSnapdragon G3 Gen 3の2バージョンを用意しているとのことです。
AYANEOのゲーム端末ならではのきめ細かなコントローラー設定にも対応しており、ABXYボタンのキースワップコンフィグやリニアホールトリガーボタン(RT/LTキー)にアナログスティックの感度調整、トリガーキーのロック機構などを好みの設定にカスタマイズが可能です。
外部接続もmicroSDカードスロットのほか、USB4対応のType-Cを備えており、外部モニター出力に対応しているので、自宅では大画面でゲームプレイを楽しむといったことも可能なほか、ネットワーク接続においてはWi-Fi 7およびBluetooth 6.0に対応しているのも大きなポイントです。
現時点では本機の詳細なスペックシートや価格などについては今日評されていませんが、公式のティザーページがオープンしており、本機の大まかな概要が掲載されているので、気になった方はでは是非チェックしてみましょう!
また、AYANEOのページでは現在発売中のものや今後国内向けにリリース予定の端末も展示されていました。


ニンテンドーDSを髣髴とさせるデザインの「AYANEO FLIP 1S DS」(画像左)とコミュニケーターとしても活躍できそうなフルキーボード搭載の「AYANEO FLIP KB」(画像右:国内未発売)


4:3アスペクト比の4.2インチディスプレイのポケットサイズなAndroidモデル「AYANEO Pocket AIR mini」(画像左)と操作ボタンがモジュール式で交換可能なWindows搭載のハイエンドモデル「AYANEO3」(画像右)
【2画面で変形!「ONEX SUGER SUGER1」:ONE-NETBOOK(ONEXPLAYER)ブース】
モバイルゲーミング以外にもUMPC(UltramobilePC)でも固定ファンの多いONE-NETBOOK(ONEXPLAYER)のブースでは画面やコントローラ部が回転して変形するAndroidゲーム端末「ONEX SUGER SUGER1」(以下、SUGER1)が国内初展示されていました。
SUGER1は約6.01インチのメインディスプレイと約3.92インチのセカンドディスプレイ(どちらもOLED)を搭載したAndroidゲームデバイスで、メインディスプレイ側でゲームアプリを起動させながら、サブディスプレイで、攻略サイトの閲覧や動画配信サイトの視聴を同時にこなすことが可能なほか、SUGER1向けに開発されたものに限るものの、2画面をフルに利用したゲームコンテンツを楽しむこともできます。
また、コントローラやサブディスプレイ部分を回転させて画面のレイアウトを自由に変更することができるのも大きな特徴です。
搭載SoCはSnapdragon G3 Gen 3で動作メモリー(RAM)は16GB、本体ストレージは512GBで、さらにmicroSDカードによる拡張にも対応しています。バッテリー容量は5,400mAhで外部接続端子のUSB Type-C端子はUSB4に対応しており、こちらも外部画面出力に対応しています。本体価格は税込価格97,200 円で10月31日に販売開始予定となっております。
ブース内には現在発売中のクラムシェル型のゲーミングUMPC「OneXPlayerG1」も展示されていました。こちらも高いゲーミング性能に加えて、取り外しての利用が可能なゲーミングキーボードを搭載している超個性派モデルで、Windowsでのモバイルゲーミングユーザーにはこちらをアピールしていました。
【ウルトラハイエンドゲーミングPC「GPD WIN5」:GPD・天空ブース】
国内においてウルトラモバイルPC(UMPC)の復権を成し遂げた「GPD Pocket」や「GPD MicroPC」シリーズのほか、モバイルゲーミングPC「GPD WIN」でお馴染みのGPDは国内正規取り扱い店の天空とブースを出展し、期待の超ハイエンドゲーミングモデル「GPD WIN5」を発売に先駆け、先行展示していました。
GPD WIN5はCPUにAMD製Ryzen AI Max+395(またはRyzen AI Max 385)を採用した文字通りの怪物級の性能をもったWindows搭載のモバイルゲーミングPCで、これまでのGPD WINシリーズで採用されていた物理キーボードはオミットし、バッテリーを取り外し可能(外部電源のみでの動作が可能)とするなど、前モデルのGPD WIN4と比べて大幅な仕様変更がなされています。
バッテリーが取り外し可能となったことで、メンテナンス性も向上し、ドック外部などを経由してモニターに接続することで、デスクトップPCとしても十分以上の性能が発揮可能です。(バッテリーは必要に応じて買って交換すればいいだけなので)。
純粋にWindowsPCとしても高スペックなAI PCであるため、AI PCとしてのAI生成でのコンテンツ・業務マシンとしての運用にも対応可能です。(このゲームに割り切った外観と機能でそういった業務に本当に利用するかどうかは別として)
日本公式サイト(株式会社天空のGPDダイレクト)では現時点で、国内向けの仕様の詳細や価格は発表されていませんが、クラウドファンディングサイトのIndiegogoでのRyzen AI Max+395/4TBストレージ/64GBモデルの出資価格が約321,600円ほどなので、国内モデル購入にはかなりの覚悟と予算と思い切りが必要そうです。(筆者もどうにか欲しいとは思いますが…)
こちらもティザーサイトが準備されているので、今日ものある方は是非、チェックしてみましょう!
また、ブース内に現行モデルのGPD製PCがいくつか展示されており、実際に試すことができました。
というわけで、駆け足気味ではありましたが、TGS2025で見つけた一際強い個性を放つモバイルゲーミング端末をまとめて紹介いたしました。
どれも個性(とクセ)が強いユニークな端末ですが、ゲームプレイには極めて有効な仕様や性能を有している魅力的なガジェット揃いだと思います。
これらの端末は各メーカーの公式サイトやハイビーム(秋葉原と日本橋にあるUMPC専門ショップ)のオンラインショップなどで今後予約や取り扱いなどがされる予定ですので、メーカーサイトと併せてこちらもチェックしてみましょう!
記事執筆:河童丸
■関連リンク
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・東京ゲームショウ公式サイト
・AYANEO日本公式サイト
・OME-NETBOOK日本公式サイト
・株式会社天空|GPD Direct
・ハイビームAKIBAオンラインストア







































