AIボイスレコーダー「BOYA Notra」をレビュー!

AI(人工知能)やML(機械学習)などを活用した機能の普及によって便利なシーンが増えてきました。特に便利だと実感できる機能の1つが音声を録音する「ボイスレコーダー」との連携で、単に録音した音声データを文字起こしするだけでなく、要約する機能もあるため、録音したデータを整理する時間が大幅に短縮できる用になります。

またAIと連携したボイスレコーダーの機能はスマートフォン(スマホ)など向けアプリで利用する方法もありますが、より安定して録音を行うなら専用機の方が安心です。そんな専用機としてコストパフォーマンス(コスパ)の良いマイク製品をリリースしているオーディオブランド「BOYA」から初のAIボイスレコーダー「BOYA Notra(ボヤ ノトラ)」が日本にて2026年1月16日(金)に発売されました。

販路は公式Webサイト内の公式Webストア( https://store.boyamic.com/ )のみとなっており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式Webストアでは23,000円で、現在は期間限定で超早期割引によって19,999円となっているほか、送料無料で9.99ドル(約1,500円)の無料配送保険と30日間の有料プラン「Pro」(通常は月額3,000円または年額16,800円)が付いています。

なお、公式Webストアでは2年間の品質保証が付属し、最大15日間の返品も可能で、支払方法はクレジットカードに加え、PayPalやApple Pay、Google Payなどに対応しています。今回はこのBOYA Notraを実際に試す機会がありましたので、その模様を紹介したいと思います。

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BOYA Notraのパッケージ

BOYA Notraは高性能なハードウェアと先進的なソフトウェアを組み合わせたAIボイスレコーダーで、ChatGPTやGemini、Claude、Grokなどの主要な大規模言語モデルを統合したAIフレームワークを搭載し、140以上の言語と60種類以上のプロフェッショナルテンプレートに対応しており、会議室や電話、外出先でのイヤホン利用時などのあらゆる環境でクリアな音を録音できます。本体は正方形の薄型デザインで、サイズが約63×63×6.8mm、質量が約45gというように小型・軽量になっています。

また背面にマグネットが内蔵されており、MagSafeやQi2に対応したスマホの背面に磁石で装着できるようになっており、薄く軽いのでスマホごと持っていても負担になりません。一方、64GBの内蔵ストレージを搭載し、最大8000時間の録音が可能で、バッテリー容量は最大24時間の連続録音に対応した610mAhで、スタンバイモードなら最長365日も持続します。本体カラーはブラックおよびシルバー、コズミックオレンジ、パープルの4展開となります。

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BOYA Notraの同梱物

録音については本体の録音モードボタンにて環境音やスマホの通話、Bluetoothによるワイヤレスイヤホンの通話の3つのモードで録音することができ、スマホ通話を録音する場合はMagSafeやQi2に対応したスマホであれば、BOYA Notra本体に内蔵された骨伝導マイクによってスマホの背面に磁石で付けて録音できるようになっています。なお、MagSafeやQi2に非対応の場合は同梱されている磁気リングをスマホケースの背面などに貼り付けることによってスマホの背面に付けることができます。

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BOYA Notraの背面のマグネット部分


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BOYA Notraの録音モードボタン


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通話録音はMagSafeでBOYA Notraをスマホ背面に付ける

一方、ワイヤレスイヤホン通話はBOYA NotraをスマホなどにUSB Type-Cケーブルで接続し、ワイヤレスイヤホンをBOYA Notraとペアリングすることによってワイヤレスイヤホンを利用した通話やオンライン会議などの音声を録音することができます。

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Bluetoothイヤホン通話を録音

録音開始は録音ボタンを長押しで本体が振動して開始し、停止も録音ボタンの長押しとなります。なお、録音中は赤いランプが点灯しているため、わかりやすくなっています。オーディオブランドのBOYAがリリースしている製品のため、マイク機能が充実しており、デュアルMEMSマイクによって最大10mの集音範囲で360°の全指向性の録音ができ、AIノイズリダクション機能で最大-30dBのノイズ低減に対応しているのが大きな特徴となると思われます。

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マイク部分

録音後にBOYA Notraをスマホなど向けアプリ「BOYA Notra」(AndroidおよびiOSに対応)と接続すると、自動で録音データがスマホなどに転送され、録音データのAI活用が可能になり、AIによってテキスト化や要約、マインドマップ、To-Doリストへ変換することができます。出力したデータは編集や翻訳(145言語対応)、エクスポートが可能です。またASK AI機能(2026年2月5日以降の対応予定)で音声またはテキストで検索に対応しています。

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スマホアプリBOYA Notraに録音データを転送してAI生成の例

BOYA Notraを実際に使ってみると、ボタンを押すと音声メモが録音できますので非常に簡単です。電源オン/オフを意識することなく、録音ボタンを長押しするだけです。スマホなど向けのボイスレコーダーアプリで録音する場合は録音画面をトップに表示させて録音されているかどうか確認しないと、不意に停止したり、アプリが終了する場合がありますが、BOYA Notraではそのような心配は皆無です。録音を開始すれば、長押しで停止するまで録音を続けます。

またスマホなどへの録音データの転送もBOYA Notraを転送先のスマホなどを近くに置いて、BOYA Notraアプリを起動すれば、自動で転送が始まり、転送後に文字起こしや要約もアプリ上で簡単に行うことができます。なお、録音データと文字起こし結果はMP3やWAV、DOCX、PDF、TXT、Markdown、JPEGなどの多様なファイル形式に対応しており、編集や翻訳、エクスポートも可能で、録音データはすべて自動でクラウドに無料で同期されます。

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ただし、文字起こしについては無料プラン「Starter」では月間320分まで、有料プラン「Pro」(月額3,000円または年額16,800円)は月間1280分まで、「Ultimate」(月額5,000円または年額40,000円)は文字起こしが無制限となり、Starterプランは書き出しできるファイル形式がMP3とTXT、JPEGのみで、ASK AI機能も使えないなどの違いもあります。同梱物はBOYA Notra本体のほか、磁気リングおよびUSB-C to Cケーブル、USB-C to Aアダプターです。

筆者はこのBOYA Notraを使うようになって打合せ相手に録音の了承が得られれば、必ず録音するようになり、すぐに打合せ内容を要約して残すことができるため、打ち合わせの効率が大幅にアップしており、これまでになくAIの便利さを実感しています。手軽なAIボイスレコーダーとしてBOYA Notraはオススメです。またこれから利用が可能になるASK AI機能は聞き直さなくても重要なポイントを即座に抽出できるため、過去の録音データの活用もしやすくなるので、今から使えるようになるのが楽しみです。





記事執筆:伊藤浩一


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