イオン発生機能ケータイとはどんなものなのか? |
10/5より千葉県の幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2010」のNTTドコモブースでは、イオンを発生する機能を搭載した携帯電話機と携帯電話用の充電台を参考出品し、デモンストレーションを行っている。GALAXYや3D、ARなどの展示コーナーに比べ地味ではあるが、製品の見た目や機能が分かりやすいため年齢や業種を問わず来場者が思わず足を止め体験していく様子が多く見受けられ、密かに注目を集めている。
展示されていたのは、パナソニック製のナノイー搭載充電台とシャープ製のプラズマクラスターを搭載する携帯電話機。
企画・開発の経緯としては、昨年に大流行したインフルエンザがきっかけで「普段から持ち歩く携帯電話にイオン発生機能を搭載することで、とりあえずは自分の身の回りの浮遊菌やウイルスを抑制することができればよいのではないか」(説明員)とのこと。携帯電話を健康グッズ化するような機能と言える。
パナソニック製の充電台は本体の3ヶ所からイオン粒子を発生させ、携帯電話を除菌する効果があるのだという。
一般的な携帯電話の黒い充電台は、"充電するための台"という印象が強く、お洒落な感じはほとんどしないが、ナノイー搭載充電台はお部屋のインテリアとしても置いておくことができるデザインも特徴的だ。
既存のシャープ製の携帯電話にイオン粒子を発生させるプラズマクラスターユニットを搭載した試作機でデモンストレーションを行っていた。
一見、"凄まじく分厚く見えるケータイ"だが、本体の下部にはイオンを発生させるユニットを搭載している。「ユニット内にファンが取り付けられているため、現状ではどうしても厚みが増してしまう」(説明員)のだという。ユニットの隣(ヒンジ側)にバッテリーと充電端子が搭載されている。現時点ではイオン発生機能の連続動作時間は約3時間とのこと。
操作方法はいたって簡単。メインメニューからLifeKit→インビジブルガードで機能が立ち上がる。起動後はセンターキーでONとOFFを切り替えることができ、タスクメニューで他の機能を起動させている間もバックグランドで動作可能。
会場では携帯電話をイオンカウンターに接続して、実際にイオンが発生しているかを確認できる展示もある。機能をOFFにしている場合は、カウンター値は「000」となっているが、ONの場合はプラスとマイナスイオンの発生値が表示されている。
このように、ユニットはある、ユーザーインターフェースにも既に組み込まれている、実際に駆動させることもできている、といった点ですぐにでも商品化はできそうだが、商品化するにはいくつか課題もあるのだという。「まずニーズがあるかという点、ユニットをもっと小型化する必要がある点、さらにバッテリーの駆動時間を延ばさないといけない点が今後の課題」(説明員)。ユニットは外付けという発想ではできないのかという点においては、「やはり一体型であることが望ましいと考えているので、セパレート型のユニットとしては今のところ考えていない」(説明員)のだという。さまざまな課題を解決し、実際に商品化されることを期待したい。
会場では将来の製品イメージも展示されている。現時点では非現実的にも見えるコンセプトモックだが実際に商品化されれば、お洒落な健康グッズとしても人気がでそうだ。
記事執筆:2106bpm
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