Androidを採用した東芝製のスレート型タブレットPC

10/9まで千葉県の幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2010」の東芝ブースでは「スレート型のタブレットPC」として、ヨーロッパや中東を中心に発売する予定のタブレットPC「FOLIO 100」を参考出品している。

東芝ブース
東芝の大きなブースの片隅にあるコーナーだが、凄まじく注目を集めている

実際に試す事ができる3台のタブレットPCが展示されているだけのわずかなスペースだが、長蛇の列や脇から写真撮影をする来場者などで異様な盛り上がりを見せている。


03
Androidのバージョンは2.2(Froyo)、ビルド番号には「FOLIO」の表記が見える

10.1インチ(縦1024×横600ドット)のディスプレイ、NVIDIAのTegra2プロセッサーを搭載しているが、注目する点はやはりOSだろう。タブレット型PCではあるものの、Windowsではなくモバイル向けのプラットフォームであるAndroidを採用している。PCというよりはスマートフォン寄りなタブレット端末という印象が強いが、これまで東芝が発売しているスマートフォンは「dynapocket」というブランドネームで展開している。今回展示されているタブレットPCは「"dynabook"のタブレットPC」として展示されていた。ブランドネームとしてはPCの扱いだが、通信機能はWi-Fi、Bluetoothに加え「3G通信もサポートできる」(説明員)とのこと。

仮に日本で発売した場合、PCとして販売していくのか、通信事業者を通したスマートフォン端末として販売していくのかを聞いたところ「その中間のポジションを狙っている」(説明員)という。つまり、Wi-Fi版と3G+Wi-Fi版を展開しているiPadのような戦略で販売される可能性もあり、そうした場合は、まさにアップルのiPadに対抗した商品ラインナップになると言える。


02
アプリケーションの一覧画面

画面の下部に「アプリケーション」「ウィジェット」「ブックマーク」「設定」がタブ状に表示され選択できる。Android 2.2を搭載しているものの、動作は非常に不安定で、まだまだ開発途中であることがうかがえた。実際に操作したようすを動画撮影したので参考にして欲しい。


dynabook スレート型タブレットPC

タッチパネルと本体下部のタッチセンサーでの操作となる。カメラ機能ではインカメラとアウトカメラの切り替えも可能。全体的にあまり思うように動作してくれないというのが印象的だったが、いずれ国内でも販売されることを期待したい。

記事執筆:河童丸


最先端IT・エレクトロニクス展 CEATEC JAPAN 2010

関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
動画で見るSAMSUNG製のタブレット型スマートフォン「GALAXY Tab」- S-MAX - ライブドアブログ
Androidが浸透中!家の中でも外出先でもコミュニュケーションできるタブレット「Le Chien」- S-MAX - ライブドアブログ
ゼンリン、iPadなどで次世代地図サービスをデモ展示- S-MAX - ライブドアブログ
シャープの電子書籍「GALAPAGOS」はどう- S-MAX - ライブドアブログ
動画で見るSAMSUNG製ドコモ向けスマートフォン「GALAXY S」- S-MAX - ライブドアブログ
ドコモのAndroid搭載「Galaxy S」と「Galaxy Tab」はBluetoothキーボードに対応- S-MAX - ライブドアブログ
開幕直前!CEATEC JAPAN 2010の見どころを徹底チェック
CEATEC JAPAN 2010
ニュースリリース:「CEATEC JAPAN 2010」の出展について(東芝)