国土交通省が「東日本大震災の実体験に基づく 災害初動期指揮心得」の電子書籍をAmazonで公開!

国土交通省の東北地方整備局は9日、内部資料「東日本大震災の実体験に基づく 災害初動期指揮心得」を「Amazon.co.jp」のほか、全世界のAmazonにおける電子書籍「Kindle本」として無償公開しています。

各Amazonにおいて日本語版と英語版が提供されており、英語版は国際協力機構(JICA)が作成、日本語版については東北地域づくり協会の公益事業として書籍を実費提供するサービスが2013年8月より開始されていました。

また、すでに他の地方整備局やJICAなどで危機管理の研修教材として使用されいて、伊豆大島や広島市など、今年度に全国で発生した災害への国土交通省の対応にも活かされているとのこと。

同書は国土交通省の東北地方整備局が過酷な災害対応を行った実体験に基づき、首都直下や東海・東南海・南海地震の発生が切迫する中、これに直面するであろう地方整備局の各クラスの指揮官の行動規範となる具体の指針を整理した内部資料で、以下のような意図を持って取りまとめられています。
1)東日本大震災を実体験した者にしかわからない「経験知」を、関係者共通のものとすること。
2)防災計画に沿った復旧・復興が軌道に乗るまでの、シナリオのない、最もシビアな決断を迫られる最初の1週間を乗り切るための指針となること。
3)想定される首都直下や東海・東南海・南海地震などの大規模災害に対して、地方整備局の各クラスの指揮官が心得ておくべき指針としてとりまとめること。

同省では東日本大震災において過去の災害を研究し、考案し、訓練したことだけしか、実際の役には立たなかったとしながら、災害の様相は毎回異なっているとし、過去の教訓に精通した上で、これを超越し、自由自在に「応用」してこそ、将来の大災害に対応できるとしています。

そのため、「備えていたことしか、役には立たなかった。備えていただけでは、十分ではなかった。」や「備え、しかる後にこれを超越してほしい。」ということを東日本大震災の実体験として伝えたい教訓だとして同書がまとめられています。


LEADING THE FIRST RESPONSE TO LARGE-SCALE NATURAL DISASTERS (English Edition)
Tohoku Regional Bureau Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
Tohoku Regional Bureau, Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
2015-02-09



記事執筆:memn0ck


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