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先月末に発売された新しいUQコミュニケーションズの高速通信サービス「WiMAX 2+」に対応したモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」(ファーウェイ・ジャパン製)。

WiMAX 2+におけるキャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大220Mbpsに対応することがクローズアップされていますが、他にもWiMAX 2+対応モバイルWi-Fiルーターとしては初の屋外における5GHz帯の無線LAN(Wi-Fi)に対応した製品となっています。

今回はそんなSpeed Wi-Fi NEXT W01の5GHz帯Wi-Fiを有効にした際の仕様について紹介する。

Speed Wi-Fi NEXT W01でWi-Fiの5GHz帯を屋外でも利用する場合はDFS(Dynamic Frequency Selection)機能が実行され、DFSが実行されている状態(最小で60秒)はWi-Fi接続ができなくなる。上記写真はWi-Fiの5GHz帯を有効にするとDFSが実行されたときのもの。

Wi-Fiの5GHz帯を有効にした状態で、屋内か屋外かを選択するポップアップが表示される条件は「ACアダプターやパソコン(PC)経由で充電中の場合」と説明されている(【Speed Wi-Fi NEXT W0…… │ au Q&Aプラス)。つまり、Speed Wi-Fi NEXT W01を充電をしていない状態で5GHz帯を有効にするとDFSが実行される。

②-2 ACアダプタやPC経由で充電中の場合
ご利用場所が屋内か屋外か確認するポップアップが表示されます。
「屋内」:屋内用のバンド(W52)を使用します。DFS機能によるサーチは実行されません。
「屋外」(または操作しないで約20秒経過した場合):DFS機能によるサーチが実行されます。(②-1へ)

また、クレードルに装着している場合は屋内とみなし、屋内用の周波数(W52)が利用可能となる。この場合はDFSは実行されない。

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「屋内」状態を示すアイコン


Speed Wi-Fi NEXT W01のDFSは端末を起動した直後やWi-Fiの5GHz帯を有効にした直後だけでなく、Speed Wi-Fi NEXT W01を使ってインターネット接続を利用中でもDFS機能が実行されることがあり、Wi-Fi接続が意図しないタイミングで切断されたということが発生するので、屋外でのWi-Fiの5GHz帯を有効にする際は注意が必要になる。



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W01のWi-Fi 5GHz帯に関する仕様のメモ – 屋内/屋外のポップアップ表示条件など | shimajiro@mobiler

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