シャープスマホの魅力!倍速120GHz駆動の「ハイスピードIGZO」対応ディスプレイをチェック |
auから「2016春モデル」として今年1月23日に発売された4.7インチコンパクトハイスペックスマートフォン(スマホ)「AQUOS SERIE mini SHV33」(シャープ製)は、サイズ感や高性能といったポイントを要所に押さえて人気となっています。
そんなAQUOS SERIE mini SHV33について購入してこれまで何回かに分けてレビューを行ってきましたが、今回はシャープが昨冬モデルから導入した新機能「ハイスピードIGZO(イグゾー)」とその他のディスプレイ表示に関連する機能をまとめてチェックしていきます。
そもそもまず、IGZOとはシャープが世界で初めて量産化に成功した透明な酸化物半導体のことを指し示します。これはインジウム、ガリウム、亜鉛、酸素の4つによって構成されるため、それらの元素記号の頭文字をそれぞれ取って「I・G・Z・O」と名付けられました。
このIGZOを採用した液晶ディスプレイの特徴としては、従来の液晶ディスプレイと比較して「高精細」「省電力」「タッチパネルの高感度化」といった点が挙げられます。
そして、ここに従来は60Hz駆動(1秒あたり60回画面表示を更新)であったところをその2倍となる120Hz駆動(1秒辺り120回画面表示を更新)に倍速化することで、より激しい動きでもくっきり視認することができる仕様としたのがハイスピードIGZOです。
このハイスピードIGZO自体は2015冬モデル以降にNTTドコモやau、ソフトバンクから発売されたシャープ製製品に初めて搭載されました。
AQUOS SERIE mini SHV33においては、ハイスピードIGZOはシステム全体に一括適用されるものではありません。プリインストールアプリも含め、基本的に初期状態ではオフとなっており、倍速駆動を適用したいもののアプリ情報画面を開き、「高速液晶表示」欄に個別にチェックを入れることで機能をオンにしていく必要があります。
具体的にどのくらい違うかということでは静止画での説明が難しいところが苦しいところ。ただ倍速駆動をオンにした際に最もその違いが感じられやすいのがホームアプリでしょう。上下のスクロールだけでも、画面から感じる動きの滑らかさがまったく異なるということがはっきりと感じられます。
また、画面をスクロールして使うことの多い地図アプリなどでもこの倍速駆動の効果はしっかり感じ取ることが可能です。ただし、すべてのアプリで倍速駆動を有効にできるかといえばそうでもなく、具体的にはアプリ側で設定されたフレームレートが低いと、この倍速駆動の効果を得ることはできません。
前述の通り、基本的にはどのアプリも初期状態では倍速駆動の設定がオフになっていますが、ひとつだけ例外があります。それは設定アプリ。こちらだけははじめから倍速駆動の設定がオンになっています。
そのため、店舗に設置されている展示機などでもっとも簡単にこのハイスピードIGZOの滑らかさを確認できる方法としてオススメなのは設定画面を上下にスクロールすること。
とはいえ、「それだけでわかる違いなのか?」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、実際に普段使っている機種がハイスピードIGZO非対応機なのであれば、触り比べて見るだけで印象がまったく違うと気がつくことができるでしょう。
続いて、ここからはディスプレイ表示と関連付けて2つほど機能を紹介していきます。
まずはガラケーなどにも搭載されている覗き見防止(ペールビュー)機能。AQUOS SERIE mini SHV33はコンパクトボディーがウリのひとつであり、あまり気にする必要はないかもしれませんが、それでも電車内などで携帯電話を触っていて横の人に覗き見されることに抵抗を持つ人は多いはず。
そういった場合、あらかじめ設定しておくことで、横側から見た場合には画面の表示を隠すような形で模様を表示させることが可能です。この模様は数パターンから選択することができ、また模様の濃さ(うっすら~はっきり)も3段階で調節できます。
この機能は設定画面からオン・オフを切り替えることももちろん可能です。ただし、モーションによる切り替え設定をオンにしておけば、端末のフロントパネル右上に配置されたセンサーを指で覆い隠すだけでも、覆い隠す度にオン・オフと切り替えが可能です。
満員電車の中などでも片手で操作できるサイズ感であるだけでなく、こういった細かい機能も片手で切り替えることができる点は非常にポイントが高いですね。
そして、ペールビュー機能自体のオン・オフはクイックアクセスパネルからでも変更可能。一度設定画面できちんと設定を済ませておけば、この機能に関しては設定画面を都度開かなくとも使用することができます。
またこのAQUOS SERIE mini SHV33はディスプレイサイズが4.7インチとコンパクトであるのですが、そこにさらに画面縮小モードと呼ばれる片手操作向けの機能が搭載されています。
使い方は簡単で、Google Nowを呼び出すようにホームボタンをドラッグ(長押し)したまま左右の画面端へぶつかるようになぞるだけ。
ドラッグ直後はGoogle Nowのイラストが表示されますが、それを左右のディスプレイ端へなぞって行くと、途中でイラストが画面縮小モードのものに変わります。
画面縮小モードでは、ディスプレイの左右(なぞった方向)に寄った形で、ディスプレイが縮小表示されます。
画面縮小モードにした状態で右上の設定ボタンをタッチすると、画面のサイズ調整(拡大・縮小)と表示位置の変更も可能。
画面のサイズ調整はピンチ操作(2本の指でつまむ/ひろげる)、表示位置の変更はドラッグ操作で行ないます。
これによって持ち手を問わず、操作しやすい画面のサイズと位置で使用することが可能となります。
もともとコンパクトボディーであることから片手操作向きな機種ではありますが、併せてこの画面縮小モードを活用することで、より幅広い人が片手のみで操作できるようになるといえるでしょう。
こういった機能は、サイズの大きな機種に搭載されていることはよくあるものの、このサイズの機種にも搭載するというのには少し驚きも。ユーザーの使いやすさを考えた良設計と言えるのではないでしょうか。
また、AQUOS SERIE mini SHV33には他にも「EDGESTエフェクト」と呼ばれる、ディスプレイ点灯時の画面効果といったものも設定が可能です。このあたりは直接使いやすさに繋がるものではありませんが、ユーザーとしてもカスタマイズのしがいがあって楽しめる機能といえますね。
次回はAQUOS SERIE mini SHV33に関するレビュー最終回ということで、スマホユーザーのほとんどが使う機能であるであろう「カメラ」に焦点をあてていくことにします。
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このIGZOを採用した液晶ディスプレイの特徴としては、従来の液晶ディスプレイと比較して「高精細」「省電力」「タッチパネルの高感度化」といった点が挙げられます。
そして、ここに従来は60Hz駆動(1秒あたり60回画面表示を更新)であったところをその2倍となる120Hz駆動(1秒辺り120回画面表示を更新)に倍速化することで、より激しい動きでもくっきり視認することができる仕様としたのがハイスピードIGZOです。
このハイスピードIGZO自体は2015冬モデル以降にNTTドコモやau、ソフトバンクから発売されたシャープ製製品に初めて搭載されました。
AQUOS SERIE mini SHV33においては、ハイスピードIGZOはシステム全体に一括適用されるものではありません。プリインストールアプリも含め、基本的に初期状態ではオフとなっており、倍速駆動を適用したいもののアプリ情報画面を開き、「高速液晶表示」欄に個別にチェックを入れることで機能をオンにしていく必要があります。
具体的にどのくらい違うかということでは静止画での説明が難しいところが苦しいところ。ただ倍速駆動をオンにした際に最もその違いが感じられやすいのがホームアプリでしょう。上下のスクロールだけでも、画面から感じる動きの滑らかさがまったく異なるということがはっきりと感じられます。
また、画面をスクロールして使うことの多い地図アプリなどでもこの倍速駆動の効果はしっかり感じ取ることが可能です。ただし、すべてのアプリで倍速駆動を有効にできるかといえばそうでもなく、具体的にはアプリ側で設定されたフレームレートが低いと、この倍速駆動の効果を得ることはできません。
前述の通り、基本的にはどのアプリも初期状態では倍速駆動の設定がオフになっていますが、ひとつだけ例外があります。それは設定アプリ。こちらだけははじめから倍速駆動の設定がオンになっています。
そのため、店舗に設置されている展示機などでもっとも簡単にこのハイスピードIGZOの滑らかさを確認できる方法としてオススメなのは設定画面を上下にスクロールすること。
とはいえ、「それだけでわかる違いなのか?」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、実際に普段使っている機種がハイスピードIGZO非対応機なのであれば、触り比べて見るだけで印象がまったく違うと気がつくことができるでしょう。
続いて、ここからはディスプレイ表示と関連付けて2つほど機能を紹介していきます。
まずはガラケーなどにも搭載されている覗き見防止(ペールビュー)機能。AQUOS SERIE mini SHV33はコンパクトボディーがウリのひとつであり、あまり気にする必要はないかもしれませんが、それでも電車内などで携帯電話を触っていて横の人に覗き見されることに抵抗を持つ人は多いはず。
そういった場合、あらかじめ設定しておくことで、横側から見た場合には画面の表示を隠すような形で模様を表示させることが可能です。この模様は数パターンから選択することができ、また模様の濃さ(うっすら~はっきり)も3段階で調節できます。
この機能は設定画面からオン・オフを切り替えることももちろん可能です。ただし、モーションによる切り替え設定をオンにしておけば、端末のフロントパネル右上に配置されたセンサーを指で覆い隠すだけでも、覆い隠す度にオン・オフと切り替えが可能です。
満員電車の中などでも片手で操作できるサイズ感であるだけでなく、こういった細かい機能も片手で切り替えることができる点は非常にポイントが高いですね。
そして、ペールビュー機能自体のオン・オフはクイックアクセスパネルからでも変更可能。一度設定画面できちんと設定を済ませておけば、この機能に関しては設定画面を都度開かなくとも使用することができます。
またこのAQUOS SERIE mini SHV33はディスプレイサイズが4.7インチとコンパクトであるのですが、そこにさらに画面縮小モードと呼ばれる片手操作向けの機能が搭載されています。
使い方は簡単で、Google Nowを呼び出すようにホームボタンをドラッグ(長押し)したまま左右の画面端へぶつかるようになぞるだけ。
ドラッグ直後はGoogle Nowのイラストが表示されますが、それを左右のディスプレイ端へなぞって行くと、途中でイラストが画面縮小モードのものに変わります。
画面縮小モードでは、ディスプレイの左右(なぞった方向)に寄った形で、ディスプレイが縮小表示されます。
画面縮小モードにした状態で右上の設定ボタンをタッチすると、画面のサイズ調整(拡大・縮小)と表示位置の変更も可能。
画面のサイズ調整はピンチ操作(2本の指でつまむ/ひろげる)、表示位置の変更はドラッグ操作で行ないます。
これによって持ち手を問わず、操作しやすい画面のサイズと位置で使用することが可能となります。
もともとコンパクトボディーであることから片手操作向きな機種ではありますが、併せてこの画面縮小モードを活用することで、より幅広い人が片手のみで操作できるようになるといえるでしょう。
こういった機能は、サイズの大きな機種に搭載されていることはよくあるものの、このサイズの機種にも搭載するというのには少し驚きも。ユーザーの使いやすさを考えた良設計と言えるのではないでしょうか。
また、AQUOS SERIE mini SHV33には他にも「EDGESTエフェクト」と呼ばれる、ディスプレイ点灯時の画面効果といったものも設定が可能です。このあたりは直接使いやすさに繋がるものではありませんが、ユーザーとしてもカスタマイズのしがいがあって楽しめる機能といえますね。
次回はAQUOS SERIE mini SHV33に関するレビュー最終回ということで、スマホユーザーのほとんどが使う機能であるであろう「カメラ」に焦点をあてていくことにします。
記事執筆:そうすけ
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