Googleがスマホなど向け次期OS「Android 11」の開発者向けプレビュー版第3弾をリリース!

Googleは23日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の次期バージョン「Android 11」における開発者向けプレビュー版の第3弾「Android 11 Developer Preview 3」(以下、DP3)を公開したとお知らせしています。

提供されているのは2月に公開された「Android 11 Developer Preview 1」(以下、DP1)や3月に公開された「Android 11 Developer Preview 2」(以下、DP2)と同様にAndroidエミュレーターのほか、Pixel 2、Pixel 2 XL、Pixel 3、Pixel 3 XL、Pixel 3a、Pixel 3a XL、Pixel 4、Pixel 4 XLでテストするためのSDKなど。

導入するにはファクトリーイメージ( https://developer.android.com/preview/download )から手動で行い、ファクトリーイメージをフラッシュする(焼く)のを少し簡単にするために「Android Flash Tool」を提供しており、すでにこれまでにAndroid 11 Developer Previewを導入している場合はネットワーク経由のソフトウェア更新(OTA)も提供されます。

DP3ではPixelシリーズにおけるビルド番号が「RPP3.200320.017」で、AndroidセキュリティーパッチレベルはAndroid 11 Developer Preview 2.1と同じく「April 2020」のまま、Google Play servicesは「20.12.14」となり、エミュレーターでは32bitおよび64bitのx86がサポートされ、APIレベルは「R(DP3)」となっています。

なお、ネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)は現時点では用意されておらず、今後提供が開始される予定の一般向けベータ版「Android Beta Program」( https://g.co/androidbeta )によって提供され、ベータ版はPixelシリーズ以外にも従来通りに他メーカーの一部製品にも順次提供される見込み。

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Android 11のリリースマイルストーン

Android 11は現在の最新バージョンの「Android 10」の次のメジャーアップデートとなる予定のバージョンで、恐らく5月に開催される「Google I/O 2020」で詳細な説明を行うと見られますが、すでに新機能についてもDP1・DP2に続いてDP3でもある程度公開されています。

なお、Android 11のリリーススケジュールはこの後、5月に初のベータ版となる「Beta 1」が提供され、6月にPlatform Stability版となる「Beta 2」、そして今年の第3四半期(Q3:7〜9月)にRC(Release candidate)版となる「Beta 3」を経て正式版が提供開始される予定となっています。

Googleでは新しいOSバージョンを公開する際にアプリの互換性を優先することで、更新をより迅速かつスムーズに行えるよう取り組んでおり、Android 11では新しいプロセスやツールなどを追加して更新の影響を最小限に抑え、開発者がそれらを簡単に行えるようにしています。

GoogleではDP3が機能とAPIを完成させ、ブラッシュアップとパフォーマンス向上に焦点を移す準備が整っており、アプリの互換性テストする必要がある作業を特定しておくことで、今後提供されるAndroid 11 Beta 1で互換性のあるアプリを早期にリリースできるように作業行うことを推奨しています。

○アプリの終了理由の更新
Android 11では“Exit Reasons API”が更新され、アプリの最近の終了について詳細を簡単にリクエストできるようになりました。

○GWP-ASanヒープ分析
さまざまなツールを使ってシステムやアプリのセキュリティー的にクリティカルなコンポーネントを強化し、DP3では開発者がメモリーの安全性の問題を見つけて修正するのに役立つ新たな方法として“GWP-ASan”を追加しています。

GWP-ASanはオーバーヘッドまたはパフォーマンスへの影響を最小限に抑えてヒープメモリーエラーを検出するサンプリング割り当てツールで、デフォルトでバイナリーとシステムアプリで実行できるほか、アプリでも有効にできるようになりました。

アプリでネイティブコードまたはライブラリーを使用している場合は、GWP-ASanを有効にしてできるだけ早くテストすることを推奨します。

○ADBインクリメンタル
開発中にADB(Android Debug Bridge)を使用して非常に大きなAPKをインストールした場合に遅くなり、特にAndroidゲームの開発者の生産性に影響を与える可能性があります。

Android 11のADBインクリメンタルを使用すると、開発用コンピューターからAndroid 11デバイスへの2GB以上の大きなAPKのインストールが最大10倍速くなります。

この新しい開発ツールを使用するには、まず新しいAPK署名スキームv4形式でAPKに署名し、次にAndroid 11プレビューSDKにある更新されたADBコマンドラインツールでAPKをインストールします。

またこの新機能はAndroidでのゲーム開発の生産性を高めるために投資している新しいツールの幅広い機能の一部で、正式版ではすべのAndroid 11デバイスで利用できますが、DP3ではPixel 4・4XLでのみ機能するのでご注意ください。

○ワイヤレスデバッグ
Android 11では無線LAN(Wi-Fi)接続でADBを使用してデバッグ体験を刷新し、既存のTCP/IPを用いた方法とは異なり、セットアップにもケーブルを必要とせず、時間の経過に伴う接続を記憶して最新のWi-Fiによるフルスピードを利用できます。

またDP3ではコマンドラインツールによるペアリングコードワークフローを使ってこの機能が提供開始されますが、今後のAndroid StudioではQRコードを使用したワイヤレスデバッグの統合エクスペリエンスを追加する予定です。

○データアクセス監査の更新
DP3ではAndroid 11におけるいくつかのAPIの名前を変更しました。すでにAPIを使用している場合は、必ず変更を確認してください。慣れていない場合は、データアクセス監査を使用すると、アプリをインストルメント化してデータとユーザーフローへのアクセス方法を理解できます。

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ワイヤレスデバッグ


記事執筆:memn0ck


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