圧倒的画質!最新フラッグシップスマホ「HUAWEI P40 Pro 5G」のカメラ機能をチェック

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)が5G対応の最新フラッグシップスマートフォン「HUAWEI P40 Pro 5G(型番:ELS-NX9)」(Huawei Technologies製)を6月12日に発売した。価格はオープンながら市場想定価格119,680円(税込)で、SIMフリーで量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)が取り扱う。

既報通り、HUAWEI P40 Pro 5GはAndroid 10ベースの「EMUI 10.1」をOSとしているが、グーグルの各種モバイルサービス「GMS(Google Mobile Service)」には対応していない。特に「Google Playストア」によるアプリやゲームの追加はAndroidの魅力のひとつだ。

そこでファーウェイは独自のさまざまなサポートを含めた独自の「HMS(Huawei Mobile Service)」を展開し、「AppGallery」にてアプリやゲームの配信を行っている。配信されているアプリはGoogle Playストアに遠く及ばないものの、少しずつではあるが国内でよく使われるサービスも配信が始まっている。

そういった意味ではマニアックな製品である印象が強い。とはいえ、基本性能の高さは従来の同社のフラッグシップモデル「P」シリーズから変わっていない。特にカメラに関しては写真好きも納得する高画質で、万人に勧められるクオリティーを持つ。

そのため、通常のスマホは別に持ち、カメラを中心とした2台目として購入するのは多いにありだと思われる。今回はそんなHUAWEI P40 Pro 5Gの注目のカメラ機能で気になった点やゲーミングに求められるグラフィック性能についてチェックしてみたいと思う。

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HUAWEI P40 Pro 5Gのリアカメラについておさらいをしておこう。なお、基本的な製品情報や外観、基本機能についてはすでに掲載している以下の記事をご覧いただきたい。

ファーウェイが最新フラッグシップスマホ「HUAWEI P40 Pro 5G」を発表!価格は11万9680円で、SIMフリーで6月12日に発売 - S-MAX
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まずは本体を縦にしたときに一番上にあるのが約4000万画素CMOS(1/1.54インチ)の「超広角シネマカメラ」で、35mm判換算で18mm相当の超広角なF1.8レンズを採用している。

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超広角シネマカメラで撮影


次がメインカメラとなる約5000万画素CMOS「ウルトラビジョン広角カメラ」(1/1.28インチ)で、35mm判換算27mm相当のF1.9の広角レンズとなる。

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ウルトラビジョン広角カメラで撮影


最後の約1200万画素CMOS「スーパーセンシング望遠カメラ」は35mm判換算で135mm相当の望遠レンズ(F3.4)だ。これにより、メインカメラを基準として望遠カメラでは光学5倍相当に対応する。

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スーパーセンシング望遠カメラで撮影


また画質を落とさずにクオリティーの高いズーム撮影ができるハイブリッド10倍ズーム(35mm判換算269mm相当)、そしてデジタルズームにて50倍(35mm判換算1346mm相当)の超望遠ズームに対応する。

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ハイブリッド10倍ズームで撮影


なお、実際にHUAWEI P40 Pro 5Gで撮影した写真の情報を確認してみたところ、F値の違いから135mm相当の5倍ズームはスーパーセンシング望遠カメラではなくウルトラビジョン広角カメラのトリミングで行われることもあるようだ。

またカラーモードは「ライカスタンダード」および「ライカビビッド」、「ライカスムーズ」がデフォルトで用意されている。これはライカとの協業が始まった「HUAWEI P10」から引き継がれている。

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HUAWEI P40 Pro 5Gではシーン認識やHDR技術、さまざまな画像処理があってとにかく映える写真が撮れる。色が足りなかったらライカビビッドを選び、風情を出したければライカスムーズを選ぶと良いだろう。この写真はライカスタンダードだが、このままポスターにたくなるような色合いだ。

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発色が綺麗なのはもちろんだが、彩度が高すぎるわけではなくクリアな写真だ。その彩度や色の傾向は鉄橋のくすんだ色で無理に彩度を誇張していないことがわかる。

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さらに夜景撮影は通常の手持ち撮影でこれだけ明るく写る。

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一方、夜景モードにすると撮影範囲が狭くなるが、低ノイズで明るい写真撮影が可能となる。とはいえ、標準の撮影モードでも十分明るいので、相当な低照度下での撮影以外は夜景モードを使う必要はないように思う。

一方、動画撮影は4K(3840×2160ドット)の60Pまで撮影が可能である。色再現は静止画と同じく、発色や抜けの良さがあり、素晴らしい。


動画リンク:https://youtu.be/1nkXYMfuazc

しかしながら、気になる点もある。ビルの窓など、細かい線が並ぶ部分のモアレが多い。約4000万画素CMOSの超広角シネマカメラで撮影しているため、約829万画素の4K解像度に落とすには「元データを縮小(オーバーサンプリング)」するか「ラインスキップ」するか、どちらかの方法がとられると思うのだが、HUAWEI P40 Pro 5Gはラインスキップをしているのだろう。

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P40 Pro 5Gで撮影した動画の縮小画像


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中央部分を等倍でトリミング


この傾向は同じく約4000万画素の超広角シネマカメラを搭載する今年4月に発売された5G対応のプレミアムスマホ「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」も同じ結果となった。

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Mate 30 Pro 5Gの縮小画像


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中央部分を等倍でトリミング


一方で、SoftBankにて販売されている5G対応の最新ハイエンドスマホ「ZTE Axon 10 Pro 5G」の4K動画はモアレがなく解像感が高い。

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ZTE Axon 10 Pro 5Gで撮影した動画の縮小画像


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中央部分を等倍でトリミング


動画の色はHUAWEI P40 Pro 5Gが良好であるだけに解像感がなくなっている点が残念である。

最後に1世代前のSoC「HUAWEI Kirin 980」を搭載する「HUAWEI Mate 20 Pro」とこちらも1世代前のSoC「Qualcomm Snapdragon 855」を搭載する「Google Pixel 4 XL」とのベンチマークを行ってみた。


動画リンク:https://youtu.be/_kZhz6ZQUC4

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Kirin 980を搭載したHUAWEI Mate 20 ProからKirin 990を搭載するHUAWEI P40 Pro 5Gで大きく改善したとおもったのがGPU性能だ。グラフィック性能を評価するアプリ「3DMARK」ではOpenGLが6074、Vulkanが5639というスコアを出した。実際にSling Shot Extremeの映像でもコマ数が増えて滑らかになったようすが伺える。

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総合的な性能を評価するアプリ「PCMARK」は11467で、以前紹介した最新世代のSoCのQualcomm Snapdragon 865を搭載した「Galaxy S20+ 5G」やAxon 10 Pro 5Gのスコアを上回った。

HUAWEI P40 Pro 5Gはゲーミングなどの性能が向上し、そしてカメラの進化で美しい写真が撮れるスマホということが実感できた。色やコントラストが良いだけに4K動画の解像感が残念なところである。

GMSがないことがデメリットではあるものの、そこを攻略して使いたいと思えるマニアックな要素を含んでいることが、HUAWEI P40 Pro 5Gの面白いところでもあるように思う。



記事執筆:mi2_303


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