ついにdocomo 5G契約ではFOMAに非対応に!

既報通り、NTTドコモの5G契約にした場合に同社の「3G(第3世代通信システム)」による携帯電話サービス「FOMA」(W-CDMA方式)が11月10日に利用できなくなると案内しています。筆者が契約している「5Gギガホ」のnanoSIMカード(4FF)を実際に3G固定にして利用していたところ同日昼頃には使えなくなっていました。

すでに同社が販売する5G対応のスマートフォン(スマホ)などの製品については一部機種を除いてそもそもFOMA(が利用する対応周波数帯)に対応しておらず、製品を契約をセットで購入してそれだけで使う場合はそれほど影響はないと思われますが、一方でSIMカードを差し替えて使う場合には「iPhone X」以前のiPhoneシリーズなどでは利用できなくなっているのでご注意ください。


NTTドコモではすでにFOMAやiモードを2026年3月末に終了することを案内しており、その理由として今年3月に商用サービスを開始した「5G(第5世代移動通信システム)」に経営資源を集中するためとしています。今回の5G契約ではFOMAで接続できなくなる措置もその一環として行われました。

NTTドコモの5G契約でFOMAに接続できなくなる施策はSNSなどを見る限り、11月10日に順次利用できなくなっていったようで、人によっては夜遅くまで使えていたようです。なお、NTTドコモの契約でもFOMA(3G)やXi(4G)であれば従来通りにFOMAを利用できます。

またNTTドコモ回線を用いた仮想移動体通信事業者(MVNO)では3Gや4Gの契約だけでなく、5G契約であってもそのMVNOが特に制限しない限りはFOMAを引き続いて利用できるとのこと。また合わせてNTTドコモの5G契約だと一部製品では利用できなくなっており、同社が販売した製品については「各端末の仕様上の動作情報(PDF形式:186KB)」にて確認可能です。

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NTTドコモが公開している「各端末の仕様上の動作情報」の一部分




記事執筆:memn0ck


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