docomoがFOMAとiモードを2025年度末に終了!5Gに経営資源を集中するため

NTTドコモは29日、都内にて「2019年度 第2四半期決算説明会」を開催し、3G(第3世代移動通信方式)の携帯電話サービス「FOMA」および携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービス「iモード」を2026年3月31日(火)に終了すると発表しています。

またすでに発表していた通り、FOMAの音声プランおよびiモードは今年9月30日に新規受付を終了しており、今後、サービス終了に先立って「FOMAデータプラン」および「ユビキタスプラン」についても2020年3月31日(火)をもって新規受付を終了します。

なお、FOMAやiモードで提供している「iチャネル」や「iコンシェル」などのサービスの終了時期については後日別途案内するとのこと。同社では4G(第4世代通信方式)の普及による市場環境の変化に伴う契約数の減少や、5G(第5世代移動通信方式)に経営資源を集中するためサービスを終了することになったとしています。

FOMAは2001年10月に世界に先駆けて第3世代移動通信サービスを開始し、384kbps(2001年当時)の通信でより大容量な動画やゲームなどをお楽しみいただくことが可能となるなどで好評となり、2011年には約5700万契約を突破しました。

またiモードは1999年2月にサービスを開始し、携帯電話から9600bps(1999年当時)の通信速度でインターネットを楽しむことや電子メールの送受信ができる機能が好評で、2010年7月に約4900万契約を突破するなど、多くの人が利用してきました。

そんなFOMAとiモードですが、以前に同社では2020年代半ばに終了する方針を明らかにしていましたが、今回、正式に2025年度末となる2026年3月31日に終了することになりました。なお、NTTドコモでは2019年6月末時点での契約者数はFOMAが2161万1千契約、iモードが840万2千契約あるとしています。



記事執筆:memn0ck


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