ついにauからメインにできるスマートフォンが登場! |
KDDIが10月4日(月)に発表した新しいシャープ製Androidスマートフォン「IS03(型番:SHI03)」。先行デモ展示が行われている原宿にある「KDDIデザイニングスタジオ」では、先週末はかなりの待ち時間が出ていたり、予約を開始した店舗ではかなりの数となっているほど、人気となっています。そんな「IS03」の魅力とは何か?
外観写真を交えながら再度紹介していきます。すでに発表会でタッチ&トライした時の様子を写真および動画で紹介しましたが、注目の機種ということで、さらに詳細に見ていきましょう。
■ 気になるサイズ感……iPhoneより大きいけど大丈夫?
iPhoneなどに代表される全面タッチパネルによるスマートフォンと同様のスタイルとなっています。サイズが約121×63×12.6mm(本体最厚部13.3mm)、質量が約138gとなっており、iPhoneと比べると一回り大きいという感じです。
IS03を持ってみたところ
各最新タッチスマートフォンのサイズおよび質量を比較すると以下のようになります。ほとんどスペック上の数値としては近いものになりますが、iPhoneが若干小さいのがわかります。とはいえ、IS03やGALAXY Sは背面に丸みがあるデザインなのでサイズの割りには持ちやすい感じがします。幅が大きいので、手の小さな女性が持つと少し大きいかもしれませんね。
特に、iPhone 3GSにサイズやデザインなどは似ていて、ホワイトやブラックといったボディカラーのものは印象も似ています。iPhone 3GSをベースに、次世代のスマートフォンをKDDIおよびシャープが模索して開発したのかなという思いが強く感じられます。
IS03(右)とiPhone 3GSを並べたところ
IS03(奥)とiPhone 3GSの厚さを比べてみたところ
IS03(奥)とiPhone 3GSの裏面のスタイルは丸みのあるデザインのため近い
■ おサイフ、ワンセグ、赤外線、9.6メガピクセルカメラ搭載
IS03が他の海外メーカー製スマートフォンと大きく違うのは、国内の携帯電話に搭載されている日本仕様のおサイフケータイ(Felica)やワンセグ、赤外線といったハードウェアを搭載している点でしょう。もはや、日本でこれらの機能を搭載していない機種は少数派ですし、特に都市部ではおサイフケータイは社会インフラとして定着してきた感もあり、手放せなくなっている人も多いと思います。
IS03でロッドアンテナを伸ばしてワンセグを視聴中
ロッドアンテナで無理矢理にIS03を立たせてワンセグを見てみた
また、ハードだけでなく、ソフトウェアも日本向けのLISMOやau oneサービス、緊急地震速報などに多数対応しているのも魅力のひとつですね。18日に行われる「au新商品発表会」でさらに対応サービスが増えるようですので、そちらも楽しみです。
他にも、IS03の裏面は、957万画素カメラを搭載していることもあって、カメラレンズを強調したものとなっています。このあたりのカメラの画素数や手振れ補正、笑顔シャッターなどの機能に対応しているのも、日本向けに開発しただけあるといったところでしょう。
裏面には9.6メガピクセルカメラやカメラ用LEDフラッシュ、モノラルスピーカー、赤外線端子、Felicaアンテナ、バッテリーが搭載
右側面には、電源ボタン、音量上下ボタン、カメラボタンを配置
左側面には、microUSB端子が配置
microUSB端子は日本製らしくカバーがついている
各種端子にカバーがついていたり、ベールビューに対応していたり、ストラップ穴を搭載していたりと、きちんと日本人の好みに合わせて開発されているところがなんといってもIS03の魅力でしょう。こういったところは、海外メーカーがグローバルモデルとして開発している製品とは一線を画しています。
下部にはマイク穴およびストラップ穴が搭載
上部には3.5mmイヤホンマイク端子およびワンセグ用ロッドアンテナが配置
3.5mmイヤホンマイク端子は取り外せるカバーがついている
日本のシャープの携帯電話ではお馴染みの画面を斜めから覗き見しにくくするベールビューにも対応
■ これは新鮮!2つの液晶を使った絶妙なインターフェース
IS03の特長には、もうひとつメインディスプレイに2つの液晶を使っている点があります。基本的には上部のiPhone 4と同じディスプレイサイズおよび解像度である3.5インチダブルVGA(640×960ドット)のNewモバイルASV液晶(最大6万5千色表示)で表示しますが、その下に表示電力の非常に小さいメモリ液晶を搭載しています。
メモリ液晶の表示の変化
メモリ液晶は、メインディスプレイがスタンバイで消えているときに時計やメール着信状態などを表示するサブディスプレイとしての役割のほか、メインディスプレイが点灯しているときにはメニューキー/ホームキー/バックキー/サーチキーというAndroid搭載機種での基本ボタンとして利用できます。
液晶だけに本体を横にすると、メニューキーなどのアイコン表示も横表示になるのはなかなか絶妙な工夫だと思います。また、静電式タッチキーと比べても、見た目が押した瞬感変化することもあって押しやすい感じがします。
メモリ液晶の下には着信用LEDが搭載
■ 心配なのはバッテリーや本体メモリか!?
ハード面では非常に魅力的な「IS03」ですが、心配な点もいくつかあります。まだ開発中なので動作に若干引っ掛かりがある点などは製品版を見てみないとわかりませんが、それ以外にもバッテリー容量が1020mAhと少ないのがかなり気になります。
iPhone 4の1420mAhやXperiaの1500mAhもかなり持たないと言われていますので、外部バッテリーは必須になりそうな感じです。また、本体メモリが約500MBと少ないのもアプリをたくさん入れたい人には気になるでしょう。
このあたりの使用感は、実際に持ち歩いてみないとなかなかわかりづらいですが、少なくとも数日開発機を使ってみた印象では、バッテリーについてはスペック以上の期待はできないかなといったところでした。今週末には、展示だけでなく、デモ紹介などもされるようですので、お近くの人は原宿まで足を運んでみて実際にタッチ&トライしてみるのもいいでしょう。
IS03のバッテリーカバーを開けたところにmicroSD/microSDHC(最大32GB)やau ICカードスロットがある(ともにバッテリーを外せないと抜き差しできない)
バッテリーカバーは上部に引っかかるところがあるのでそこからバリッと一気に外せてバッテリーも突起があるので外しにくくはない
IS03「基本デザイン」篇
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・【初のおサイフケータイ搭載Androidスマートフォン「IS03」特集】 - S-MAX - ライブドアブログ
・auのAndroidスマートフォン「IS03」を写真と動画でチェック!本気度を試す - S-MAX - ライブドアブログ
・auが世界初のおサイフケータイ機能付きAndroidスマートフォン「IS03」を発表 - S-MAX - ライブドアブログ
・IS03をいち早く試せる!! - KDDI デザイニングスタジオ
iPhoneなどに代表される全面タッチパネルによるスマートフォンと同様のスタイルとなっています。サイズが約121×63×12.6mm(本体最厚部13.3mm)、質量が約138gとなっており、iPhoneと比べると一回り大きいという感じです。
IS03を持ってみたところ
各最新タッチスマートフォンのサイズおよび質量を比較すると以下のようになります。ほとんどスペック上の数値としては近いものになりますが、iPhoneが若干小さいのがわかります。とはいえ、IS03やGALAXY Sは背面に丸みがあるデザインなのでサイズの割りには持ちやすい感じがします。幅が大きいので、手の小さな女性が持つと少し大きいかもしれませんね。
機種 | サイズ | |
---|---|---|
IS03 | 121×63×12.6mm | 138g |
GALAXY S SC-02B | 122×64×9.9mm | 118g |
Xperia SO-01B | 119×63×13.1mm | 139g |
Desire HD | 123×68×11.8mm | 164g |
Desire | 119×60×11.9mm | 135g |
iPhone 4 | 115.2×58.6×9.3mm | 137g |
iPhone 3GS | 115.5×62.1×12.3mm | 135g |
特に、iPhone 3GSにサイズやデザインなどは似ていて、ホワイトやブラックといったボディカラーのものは印象も似ています。iPhone 3GSをベースに、次世代のスマートフォンをKDDIおよびシャープが模索して開発したのかなという思いが強く感じられます。
IS03(右)とiPhone 3GSを並べたところ
IS03(奥)とiPhone 3GSの厚さを比べてみたところ
IS03(奥)とiPhone 3GSの裏面のスタイルは丸みのあるデザインのため近い
■ おサイフ、ワンセグ、赤外線、9.6メガピクセルカメラ搭載
IS03が他の海外メーカー製スマートフォンと大きく違うのは、国内の携帯電話に搭載されている日本仕様のおサイフケータイ(Felica)やワンセグ、赤外線といったハードウェアを搭載している点でしょう。もはや、日本でこれらの機能を搭載していない機種は少数派ですし、特に都市部ではおサイフケータイは社会インフラとして定着してきた感もあり、手放せなくなっている人も多いと思います。
IS03でロッドアンテナを伸ばしてワンセグを視聴中
ロッドアンテナで無理矢理にIS03を立たせてワンセグを見てみた
また、ハードだけでなく、ソフトウェアも日本向けのLISMOやau oneサービス、緊急地震速報などに多数対応しているのも魅力のひとつですね。18日に行われる「au新商品発表会」でさらに対応サービスが増えるようですので、そちらも楽しみです。
他にも、IS03の裏面は、957万画素カメラを搭載していることもあって、カメラレンズを強調したものとなっています。このあたりのカメラの画素数や手振れ補正、笑顔シャッターなどの機能に対応しているのも、日本向けに開発しただけあるといったところでしょう。
裏面には9.6メガピクセルカメラやカメラ用LEDフラッシュ、モノラルスピーカー、赤外線端子、Felicaアンテナ、バッテリーが搭載
右側面には、電源ボタン、音量上下ボタン、カメラボタンを配置
左側面には、microUSB端子が配置
microUSB端子は日本製らしくカバーがついている
各種端子にカバーがついていたり、ベールビューに対応していたり、ストラップ穴を搭載していたりと、きちんと日本人の好みに合わせて開発されているところがなんといってもIS03の魅力でしょう。こういったところは、海外メーカーがグローバルモデルとして開発している製品とは一線を画しています。
下部にはマイク穴およびストラップ穴が搭載
上部には3.5mmイヤホンマイク端子およびワンセグ用ロッドアンテナが配置
3.5mmイヤホンマイク端子は取り外せるカバーがついている
日本のシャープの携帯電話ではお馴染みの画面を斜めから覗き見しにくくするベールビューにも対応
■ これは新鮮!2つの液晶を使った絶妙なインターフェース
IS03の特長には、もうひとつメインディスプレイに2つの液晶を使っている点があります。基本的には上部のiPhone 4と同じディスプレイサイズおよび解像度である3.5インチダブルVGA(640×960ドット)のNewモバイルASV液晶(最大6万5千色表示)で表示しますが、その下に表示電力の非常に小さいメモリ液晶を搭載しています。
メモリ液晶の表示の変化
メモリ液晶は、メインディスプレイがスタンバイで消えているときに時計やメール着信状態などを表示するサブディスプレイとしての役割のほか、メインディスプレイが点灯しているときにはメニューキー/ホームキー/バックキー/サーチキーというAndroid搭載機種での基本ボタンとして利用できます。
液晶だけに本体を横にすると、メニューキーなどのアイコン表示も横表示になるのはなかなか絶妙な工夫だと思います。また、静電式タッチキーと比べても、見た目が押した瞬感変化することもあって押しやすい感じがします。
メモリ液晶の下には着信用LEDが搭載
■ 心配なのはバッテリーや本体メモリか!?
ハード面では非常に魅力的な「IS03」ですが、心配な点もいくつかあります。まだ開発中なので動作に若干引っ掛かりがある点などは製品版を見てみないとわかりませんが、それ以外にもバッテリー容量が1020mAhと少ないのがかなり気になります。
iPhone 4の1420mAhやXperiaの1500mAhもかなり持たないと言われていますので、外部バッテリーは必須になりそうな感じです。また、本体メモリが約500MBと少ないのもアプリをたくさん入れたい人には気になるでしょう。
このあたりの使用感は、実際に持ち歩いてみないとなかなかわかりづらいですが、少なくとも数日開発機を使ってみた印象では、バッテリーについてはスペック以上の期待はできないかなといったところでした。今週末には、展示だけでなく、デモ紹介などもされるようですので、お近くの人は原宿まで足を運んでみて実際にタッチ&トライしてみるのもいいでしょう。
IS03のバッテリーカバーを開けたところにmicroSD/microSDHC(最大32GB)やau ICカードスロットがある(ともにバッテリーを外せないと抜き差しできない)
バッテリーカバーは上部に引っかかるところがあるのでそこからバリッと一気に外せてバッテリーも突起があるので外しにくくはない
IS03「基本デザイン」篇
記事執筆:memn0ck
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でもバッテリー交換は良さそう
でもイヤホンのカバーとかいらなすぎだろ