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GoogleがPixel 6以降に「Android 16 QPR1 Beta 1」を提供開始! |
Googleは20日(現地時間)、アメリカ・カルフォルニア州およびオンラインにて現地時間(PDT)の2025年5月20日(火)から5月21日(水)まで開催する開発者向けイベント「Google I/O 2025」( https://io.google/2025/ )における基調講演を実施し、AI時代に誕生した最初のAndroidプラットフォームとしてヘッドセットやスマートグラス、その間にあるあらゆるデバイスのエコシステムを支える「Android XR」の進捗などについて発表しました。
合わせて同社が開発・提供するスマートフォン(スマホ)など向けプラットフォーム「Android」におけるベータプログラム「Android Beta Program」( https://g.co/AndroidBeta )において新たに次期バージョン「Android 16」における最初のQuarterly Platform Releases(QPR)となる「Android 16 QPR1 Beta 1」( https://developer.android.com/about/versions/16/get-qpr?hl=en )を提供開始したとお知らせしています。
対象は「Pixel 6」および「Pixe 6 Pro」、「Pixel 6a」、「Pixel 7」、「Pixel 7 Pro」、「Pixel 7a」、「Pixel Fold」、「Pixel Tablet」、「Pixel 8」、「Pixel 8 Pro」、「Pixel 8a」、「Pixel 9」、「Pixel 9 Pro」、「Pixel 9 Pro XL」、「Pixel 9 Pro Fold」、「Pixel 9a」となっており、すでにAndroid Beta Programに登録している場合にはネットワーク経由によるソフトウェア更新にてアップデートが可能となっているほか、Factory ImagesやOTA Imagesも公開されています。
更新後のビルド番号は「BP31.250502.008」、セキュリティパッチレベルは「May 2025」、Google Play servicesは「25.13.33」。その他、Android 16 QPR1 Beta 1の具体的な新機能などの変更点は明らかにされていませんが、Android 16 QPR1 Beta 1は今年6月に提供開始予定のAndroid 16の最終版をベースにさらにアップデートを継続し、修正や改善を加えているとのことで、アプリの開発に影響を与えるAPIの変更は含まれていません。
またすでに紹介している今年後半に導入予定の新ユーザーインターフェース(UI)「Material 3 Expressive」デザインが一部導入されており、通知やクイック設定パネル、ロック画面、ランチャーなどが変更されています。なお、Android 16 QPR1は今後、2025年8月まで継続的に提供され、2025年9月に提供予定の大型アップデート「Pixel Feature Drop」の内容を先取りできるようになっています。
QPRはGoogleが開発・販売する「Pixel」ブランドのスマホ・タブレット向けに四半期(3カ月)ごとに提供している大型アップデートとなるPixel Feature Dropを先行して試せるベータプログラムで、Android 12より実施されており、今回、そんなQPRのAndroid 16における第1弾となる2025年9月分のPixel Dropの内容を含むAndroid 16 QPR1が提供開始されました。
なお、ベータ版なので安定性やバッテリー、パフォーマンスなどのさまざまな問題がある可能性があり、アクセシビリティーが必要な人にとっては日常的な使用には適していない可能性があるとのことなのでご注意ください。その他、同社ではベータプログラムに参加する人には不具合を含めてフィードバックをして欲しいと案内しています。
記事執筆:memn0ck
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