ソフトバンクの「パケットし放題MAX for スマートフォン」とは? |
ソフトバンクは11/12(金)、HTC製の新しいスマートフォン「HTC Desire HD 001HT」の発売と同時に、新たなパケット定額サービス「パケットし放題MAX for スマートフォン」を開始した。
10/6(水)に発表された同サービスはどのようなサービスなのか?また、これまでのパケット定額サービスとどう違うのか?を解説する。スマートフォンの利用料金が気になる方は是非参考にしてほしい。
■パケットし放題MAX for スマートフォンとは?
パケットし放題MAX for スマートフォンはソフトバンクから発売されているAndroidおよびWindows Phone(Windows Mobile)端末向けのパケット通信定額サービスである。そのため、iPhoneシリーズおよびX02NKなどのノキア製端末は対象外。また、申し込み受付の期間も限定したサービスとなっており、現時点では2010年11月12日~2011年4月30日までの期間に申し込むことが条件となっている。
これまでは、スマートフォン(Xシリーズ)に対応したパケット定額サービスは月額4,410円固定の「パケットし放題フラット」(PCサイトダイレクトの利用は5,985円だが、キャンペーン自動適用で4,410円で利用可能)と月額1,029円~5,985円の2段階制定額の「パケットし放題 for スマートフォン」の2種類があった。ちなみに、PCサイトダイレクトとはスマートフォンでのWeb利用の事をいう。ケータイ向けの「Yahoo!ケータイ」や「PCサイトブラウザ」とは異なるサービスという位置付けだ。
そして、今回新たにサービスが開始されたパケットし放題MAX for スマートフォンは月額3,985円~5,985円の2段階制となる。2段階制といっても、月額3,985円で利用できるパケット数が712.5万パケットとなっており、ソフトバンク利用者の9割以上がこのパケット数内に収まるというほど大容量のパケット通信が可能で、実質値下げとなる。
下限の3,985円で利用できるパケット数は712.5万パケット。もしそれを超過しても最大で5,985円で課金は止まる
712.5万パケットといってもさっぱりピンとこないユーザーが大半だろう。1パケットが128バイトとして計算した場合、7,125,000パケット×128バイト=912,000,000バイト、つまり約900メガバイトのデータ量に値する。ソフトバンクではこれを分かりやすくするため、各種サービスを利用した概算を表示しており、200文字程度のEメールを送受信した場合約150万通分、YouTubeの視聴で約1,000分分、ウェブブラウジング(パソコン版Yahoo!のトップページ)を約5,000回分表示できるとしている。
また、ドコモのパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」では7.125万パケットで上限の5,985円に達してしまうので、約100倍のパケット数を3,985円で利用できるという点も分かりやすい指標となるだろう。
以上のことから、よほどヘビーな通信をしない限り700万パケットまでは到達しないだろうし、データ量の大きな動画視聴やアプリダウンロードをWi-Fi経由で無線LAN通信に逃がすような利用をすれば充分収まるパケット数といえるだろう。
■利用開始、変更はいつからできる?
新規申込および機種変更時においてパケットし放題MAX for スマートフォンへの変更、適用開始は申込当日から可能となっている。Desire(X06HT/X06HTII)など既にスマートフォンを利用しているユーザーは変更手続きをソフトバンクショップもしくはソフトバンクモバイルお客さまセンター(157)で申し込むことが可能となっており、11月中に変更申込をすれば12月から適用される。なお、My SoftBankでの変更申込は12月から開始される予定だ。
■USIMカードをケータイ(通常端末)に挿したらどうなる?
Desire HD 001HTからスマートフォン専用USIMカードが採用されたが、それまでのスマートフォンは通常のYahoo!ケータイ対応機と同じUSIMカードを採用しているため、USIMカードを差し替えてインターネットを利用することができる。そして、Yahoo!ケータイ機のパケット定額の上限はこれまで通り4,410円。ここで気になるのは、例えばDesire(X06HT/X06HTII)で利用しているUSIMをYahoo!ケータイ機に差し替えてYahoo!ケータイを利用した場合のパケット通信料はどうなるのか?という点だ。
ソフトバンクに問い合わせたところ、USIMカードをYahoo!ケータイ対応機に差し替えてYahoo!ケータイを利用した場合においても712.5万パケットまでは3,985円で利用でき、それを超えた分は利用した分、5,985円に達した時点で課金が止まるとのことだ。つまり、Desire(X06HT/X06HTII)などでスマートフォン契約したUSIMカードをYahoo!ケータイ機に差し替えて利用した場合、スマートフォンでのパケット利用+Yahoo!ケータイでのパケット利用が712.5万パケット以内なら3,985円となる。
■実際にいくらかかる?
それでは月額料金はいったいいくらくらいかかるのか?具体的にiPhone 4とHTC Desire HD(001HT)およびHTC Desire(X06HTII)で比較してみよう。なお、以下の表における本体価格は都内量販店などにおいて、現時点で確認できる一般的な価格。そのため地域や店舗により異なる場合があるので注意してほしい。また、端末購入時の頭金や本体代金一括払いの際は店舗により価格が異なる場合があるため購入前には確認をしてほしい。
1ヵ月のパケット利用が712.5万パケット以内とした場合、分割払いによる本体代金を含めた最低の利用料金が上記の表のようになる。どのモデルもおよそ5,000円台後半から6,000円台半ばとほぼ同じような金額となるが、Desire(X06HTII)が最も安い結果となる。
本体を一括払いをした場合など、本体代金を含めず純粋に利用料金のみで比較してみると、その差はさらに広がる。iPhoneシリーズよりDesireシリーズのほうが毎月730円安い。
■利用が少ないユーザー向けの定額サービスも
毎月のパケット通信の利用が少ない、もしくは極端に波があるなどのユーザー向けに「パケットし放題S for スマートフォン」が、同じく11/12(金)からサービスインしている。
こちらは、前述のドコモのパケ・ホーダイ ダブル同様、390円からスタートし7.125万パケットで上限の5,985円に達する定額サービスとなっている。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
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・パケットし放題MAX for スマートフォン(ソフトバンク)
・パケットし放題S for スマートフォン(ソフトバンク)
・スマートフォン向け新パケット定額サービスについて(ソフトバンク)
・HTC Desire HD SoftBank 001HT(ソフトバンク)
・HTC Desire SoftBank X06HTII(ソフトバンク)
・HTC Desire SoftBank X06HT(ソフトバンク)
・HTC
パケットし放題MAX for スマートフォンはソフトバンクから発売されているAndroidおよびWindows Phone(Windows Mobile)端末向けのパケット通信定額サービスである。そのため、iPhoneシリーズおよびX02NKなどのノキア製端末は対象外。また、申し込み受付の期間も限定したサービスとなっており、現時点では2010年11月12日~2011年4月30日までの期間に申し込むことが条件となっている。
これまでは、スマートフォン(Xシリーズ)に対応したパケット定額サービスは月額4,410円固定の「パケットし放題フラット」(PCサイトダイレクトの利用は5,985円だが、キャンペーン自動適用で4,410円で利用可能)と月額1,029円~5,985円の2段階制定額の「パケットし放題 for スマートフォン」の2種類があった。ちなみに、PCサイトダイレクトとはスマートフォンでのWeb利用の事をいう。ケータイ向けの「Yahoo!ケータイ」や「PCサイトブラウザ」とは異なるサービスという位置付けだ。
そして、今回新たにサービスが開始されたパケットし放題MAX for スマートフォンは月額3,985円~5,985円の2段階制となる。2段階制といっても、月額3,985円で利用できるパケット数が712.5万パケットとなっており、ソフトバンク利用者の9割以上がこのパケット数内に収まるというほど大容量のパケット通信が可能で、実質値下げとなる。
712.5万パケットといってもさっぱりピンとこないユーザーが大半だろう。1パケットが128バイトとして計算した場合、7,125,000パケット×128バイト=912,000,000バイト、つまり約900メガバイトのデータ量に値する。ソフトバンクではこれを分かりやすくするため、各種サービスを利用した概算を表示しており、200文字程度のEメールを送受信した場合約150万通分、YouTubeの視聴で約1,000分分、ウェブブラウジング(パソコン版Yahoo!のトップページ)を約5,000回分表示できるとしている。
また、ドコモのパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」では7.125万パケットで上限の5,985円に達してしまうので、約100倍のパケット数を3,985円で利用できるという点も分かりやすい指標となるだろう。
以上のことから、よほどヘビーな通信をしない限り700万パケットまでは到達しないだろうし、データ量の大きな動画視聴やアプリダウンロードをWi-Fi経由で無線LAN通信に逃がすような利用をすれば充分収まるパケット数といえるだろう。
■利用開始、変更はいつからできる?
新規申込および機種変更時においてパケットし放題MAX for スマートフォンへの変更、適用開始は申込当日から可能となっている。Desire(X06HT/X06HTII)など既にスマートフォンを利用しているユーザーは変更手続きをソフトバンクショップもしくはソフトバンクモバイルお客さまセンター(157)で申し込むことが可能となっており、11月中に変更申込をすれば12月から適用される。なお、My SoftBankでの変更申込は12月から開始される予定だ。
■USIMカードをケータイ(通常端末)に挿したらどうなる?
Desire HD 001HTからスマートフォン専用USIMカードが採用されたが、それまでのスマートフォンは通常のYahoo!ケータイ対応機と同じUSIMカードを採用しているため、USIMカードを差し替えてインターネットを利用することができる。そして、Yahoo!ケータイ機のパケット定額の上限はこれまで通り4,410円。ここで気になるのは、例えばDesire(X06HT/X06HTII)で利用しているUSIMをYahoo!ケータイ機に差し替えてYahoo!ケータイを利用した場合のパケット通信料はどうなるのか?という点だ。
ソフトバンクに問い合わせたところ、USIMカードをYahoo!ケータイ対応機に差し替えてYahoo!ケータイを利用した場合においても712.5万パケットまでは3,985円で利用でき、それを超えた分は利用した分、5,985円に達した時点で課金が止まるとのことだ。つまり、Desire(X06HT/X06HTII)などでスマートフォン契約したUSIMカードをYahoo!ケータイ機に差し替えて利用した場合、スマートフォンでのパケット利用+Yahoo!ケータイでのパケット利用が712.5万パケット以内なら3,985円となる。
■実際にいくらかかる?
それでは月額料金はいったいいくらくらいかかるのか?具体的にiPhone 4とHTC Desire HD(001HT)およびHTC Desire(X06HTII)で比較してみよう。なお、以下の表における本体価格は都内量販店などにおいて、現時点で確認できる一般的な価格。そのため地域や店舗により異なる場合があるので注意してほしい。また、端末購入時の頭金や本体代金一括払いの際は店舗により価格が異なる場合があるため購入前には確認をしてほしい。
iPhone 4 (16GB) | iPhone 4 (32GB) | |
---|---|---|
パケットし放題フラット (パケット定額) | 4,410円/月 | 4,410円/月 |
S!ベーシックパック (ISP) | 315円/月 | 315円/月 |
月々割 (24回に渡って利用料金から割引) | ▲1,920円/月 | ▲1,920円/月 |
ホワイトプラン (基本使用料) | 980円/月 | 980円/月 |
本体代金 (24回分割払い) | 1,920円/月 | 2,400円/月 |
月額合計 | 5,705円/月 +有料オプション代・通話料金など | 6,185円/月 +有料オプション代・通話料金など |
Desire(X06HTII) | Desire HD(001HT) | |
---|---|---|
パケットし放題MAX for スマートフォン (パケット定額) | 3,980円/月 | 3,980円/月 |
S!ベーシックパック (ISP) | 315円/月 | 315円/月 |
月々割 (24回に渡って利用料金から割引) | ▲2,200円/月 | ▲2,200円/月 |
ホワイトプラン (基本使用料) | 980円/月 | 980円/月 |
本体代金 (24回分割払い) | 2,580円/月 | 3,480円/月 |
月額合計 | 5,655円/月 +有料オプション代・通話料金など | 6,555円/月 +有料オプション代・通話料金など |
iPhone 4 (16GB/32GB) | Desire(X06HTII) Desire HD(001HT) | |
---|---|---|
パケット定額 | 4,410円/月 (パケットし放題フラット) | 3,980円/月 (パケットし放題MAX for スマートフォン) |
S!ベーシックパック (ISP) | 315円/月 | 315円/月 |
月々割 (24回に渡って利用料金から割引) | ▲1,920円/月 | ▲2,200円/月 |
ホワイトプラン (基本使用料) | 980円/月 | 980円/月 |
月額合計 | 3,805円/月 +有料オプション代・通話料金など | 3,075円/月 +有料オプション代・通話料金など |
■利用が少ないユーザー向けの定額サービスも
毎月のパケット通信の利用が少ない、もしくは極端に波があるなどのユーザー向けに「パケットし放題S for スマートフォン」が、同じく11/12(金)からサービスインしている。
こちらは、前述のドコモのパケ・ホーダイ ダブル同様、390円からスタートし7.125万パケットで上限の5,985円に達する定額サービスとなっている。
記事執筆:2106bpm
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