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今度のMEDIASは”薄くない”?

既報の通り、2011年10月18日に行われた「NTTドコモ 2011-2012冬春モデル発表会」において、Androidスマートフォン「MEDIAS PP N-01D」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)が発表されました。

PPは「Power Plus(パワープラス)」ということで、電池パックの容量が大きめになっている、Androidスマートフォンでよく問題になる電池持ちを重視したモデルとなっています。

同日に行われた報道関係者向け新機種発表会において、稼働する開発途中の実機が展示されていましたので、かんたんながらご紹介します。

正面。開発機はAndroid 2.3.5が搭載されていました。

NEXTシリーズは全体的にカラーバリエーションをあまり多くしない方針のようです。MEDIAS PPも、その例に漏れず、Blackの1色しか用意されていません。ただし、「開発段階では他の色も検討はしている。今後の売れ行き次第では、カラーバリエーションの追加はあり得る」(説明員)とのことで、追加カラーが今後出てくる可能性はゼロではないようです。

正面にあるメニュー、ホーム、戻るの各キーは、タッチセンサーとなっています。そのため、スリープ復帰は電源・スリープボタンですることになります。

画面は約4インチワイドVGA(800×480ドット)有機ELディスプレイを採用しています。旧NECの流れをくむドコモ向け端末としては、N2001以来かなり久しぶりの有機EL採用となります。当時はディスプレイの寿命面や日光下での視認性などが問題になりましたが、技術的にもこなれてきたせいか、採用に至ったようです。

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背面。カメラ下にQi用充電部が。FeliCaは電池カバー部がアンテナになる設計。

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電池カバーはパッキン付きのはめこみ式。

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電池パックは貫禄の1700mAh

PPの名前に恥じないように、電源周りは充実しています。バッテリーは1700mAhと大容量なものを採用。静止時の連続待受時間は3Gで約590時間、GSMで約360時間、静止時の連続通話時間は3Gで約380分、GSMで約340分とかなりの長持ちとなっています。また、「Qi」(チー)規格に準拠した非接触充電機能にも対応しており、マイクロUSB端子を開けることなく充電をすることができます。この充電ポートはソフトバンク向けのMEDIAS CH 101Nと同じく本体側に搭載されています。

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マイクロUSB端子は本体上部にあります

本機はIPX5/7等級の防水性能とIP5X等級の防塵性能を有しています。そのため、マイクロUSB端子にもパッキンが入っています。Qi充電機能を上手に使って、なるべく開け閉めしないことが、防水・防塵性能を維持する上で大切かもしれません。

さいごにオマケとして、起動の様子を動画にしたためましたので、ご覧下さい。なお、ソフトウェアは最終版ではないので、色々と変わる可能性があることはご了承ください。



記事執筆 : せう(Sho INOUE)


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